スプリットのネタバレ@映画の森てんこ森

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映画『 スプリット 』の解説
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スプリット/映画『 スプリット SPLIT 』あらすじ・ストーリーのネタバレ/結末まで完全ネタバレ

by ネタバレンタイン犬@映画の森てんこ森 スプリットのネタバレ
スプリットのネタバレ
 今日のタイトルは「スプリットのネタバレ」です。
 そしてYouTube動画映像版は映画『スプリット』の予告編です。
 映画『 スプリット (2017) SPLIT 』の映画解説はこちらから。
 このページは、幸田幸@映画の森てんこ森が、日本公開前の映画を海外の劇場やDVDで鑑賞して作文したり、『 スプリット (2017) SPLIT 』のWikipedia英語版プロットや、海外映画情報(あらすじ・ストーリー・ネタバレ等)を大雑把に日本語訳して編集、纏めたものです。

映画『スプリット』の劇場公開
 2017年5月12日(金)より、全国ロードショー!!
 ※日本配給情報:劇場公開(東宝東和)

ネタバレご注意:あらすじ・ストーリー・結末まで、ネタバレ満開ですので、映画『 スプリット (2017) SPLIT 』をまだご覧になっていない方はネタバレにご注意ください。
 Warning!The items below here contain information that may give away important plot points. You may not want to read any further if you've not already seen this title.

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第01段落】
 映画『 スプリット (2017) SPLIT 』は多重人格者のサイコスリラーで、ジョン・キューザック主演『 “アイデンティティー” (2003) IDENTITY 』の多重人格障害の話も面白かった。こういうサイコスリラーはセットにもお金がかからない非常な低予算でできる。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第02段落】
 映画『スプリット』は検索すると、「スピリット」まで挙がり、『 スピリット (2002) SPIRIT: STALLION OF THE CIMARRON 』『 SPIRIT (2006) 霍元甲 (原題) / FEARLESS (英題) 』等までヒットしてしまいそう。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第03段落】
 この『 スプリット (2017) SPLIT 』は「分裂」という意味。映画『スプリット』が扱うのはDID<解離性同一性障害 (Dissociative Identity Disorder)>で多重人格障害とも呼ばれ、統合失調症(精神分裂病)とは別。DIDは幾つかの切り離された、つまり分裂した人格をもたらす。日本版キャッチコピーでは「恐怖は<分裂(スプリット)>する」と使われている。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第04段落】
 映画『 スプリット (2017) SPLIT 』の始まりは女子高校生クレア・ブノワ(ヘイリー・ルー・リチャードソン)のバースデーパーティーから。親友マルシア(ジェシカ・スーラ)は勿論、招いている。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第05段落】
 一人、気の毒に思われて招待された女子がいる。主人公のケイシー・クック(アニャ・テイラー=ジョイ)だ。ケイシーは学校で教師とよく問題になって残されることが多いので、まあお情けのインヴィテーションだ。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第06段落】
 ケイシーが帰宅するのに家の車は故障ということで、バスで帰ろうとすると、クレアの父親ブノワ氏(ニール・ハフ:『 ムーンライズ・キングダム (2012) MOONRISE KINGDOM 』等)が車で送ってくれることになった。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第07段落】
 娘のクレアと親友マルシアがリアシート、ケイシーが助手席に乗っていると、見知らず男デニス(ジェームズ・マカヴォイ:『 X-MEN:フューチャー&パスト (2014) X-MEN: DAYS OF FUTURE PAST 』等)が無言で運転席に乗り込んできた。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第08段落】
 車を間違えたのでしょ、と笑って指摘するクレアに、その男は瞬時に催涙スプレーをかけた。隣のマルシアにも早業で。そして横の席で不可解な顔でドアを開けようとした暗〜い女の子ケイシーも攻撃された。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第09段落】
 女子高校生3人が眠らされている間に、車はどこかに到着して窓のない部屋に連れ込まれた。意識を取り戻した3人のうち、ケイシーは冷静で、どうしてここに連れてこられたのかを知ってから行動をとるべきだと言う。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第10段落】
 回想シーン。ケイシーが5歳(イジー・コッフィ)だった頃、父(セバスチャン・アーセラス:『 テッド2 (2015) TED 2 』等)と伯父ジョン(ブラッド・ウィリアム・ヘンケ:『 フューリー (2014) FURY 』等)は二人とも狩人で、幼いケイシーもついていった。鹿狩りのやり方を教わっているうちに、雄ジカが来て・・・。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第11段落】
 現在。テレビのニュース(レポーター/ロビン・リーガー)で3人の女子高生が行方不明だと報道している。クレアの父親が気づいたときには車が消えていたのだ。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第12段落】
 そのニュースを不安そうに見つめるのは、精神医学の女医カレン・フレッチャー博士(ベティ・バックリー)だ。するとバリーという男から「緊急に話がある」というメールが届く。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第13段落】
 バリーというのはケビンという男性(ジェームズ・マカヴォイ)の多重人格の一つで、このバリーは定期的にフレッチャー博士の診療を受けている。バリーはひどいボストン訛りで喋るスケッチ画家という人格だ。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第14段落】
 さて、三人の女子高生に戻る。監禁部屋のドアの隙間から覗いていると、拉致した男デニス(ジェームズ・マカヴォイ)に話しかけている女性の足元が見えた。クレアとマルシアは「助けて〜」とその女性に叫ぶ。女性が近づくと、実はさっき拉致した男がエンジ色のセーターにスカートとハイヒールという出で立ちの女性人格なのだった。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第15段落】
 女性はパトリシア(ジェームズ・マカヴォイ)という人格で、イギリス英語を話し規律正しそう。そして、あの男は私の言うことをよく聞くから手出しはさせない、と言ってくれる。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第16段落】
 次にケビンの多重人格はヘドウィグ(ジェームズ・マカヴォイ)という9歳の少年の仕草となって女子高生たちと顔を合わせる。ヘドウィグは「(拉致犯)デニスとパトリシアは僕に腹を立てて困っているんだ」と子供っぽく喋るのだ。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第17段落】
 それに、君たちは“ザ・ビースト”に生贄にされるんだよ、と打ち明ける。ケイシーは、出口を探す手がかりを得るため、この子供人格と仲良くしようと同調する。ヘドウィグが行ってしまい、女子高生たちが逃げ道を探していると、クレアが天井にへこんだ点を見つけて穿り始める。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第18段落】
 そこにヘドウィグが戻ってきて、デニスの人格に戻った。クレアがよじ登ろうとしているからケイシーとマルシアはドアを押さえる。クレアは換気孔を這ってやっと出口が見つかった。これで助けを求めに外界へ出られる!

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第19段落】
 しかし、クレアはロッカーの中に隠れるが荒い息の音でデニスに見つかってしまった。狭い所を逃げてきたからシャツが汚れているクレアに、デニスはシャツを脱げと言い、クレアだけ独房に監禁した。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第20段落】
 一方、精神科医のフレッチャー博士は患者(ケイト・ジャコビーら)とスカイプを通して相談を受けている所。患者は殆どがDID解離性同一性障害で、ケビンもその一人である。博士が解説するには、DIDの人格は他の人格が持っていない能力を持ち、体つきも人格ごとに異なるという。 

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第21段落】
 ケビンは何年間もフレッチャー博士に診てもらっている。一応、状態は安定しているようだったのだが。診療では、ケビンの全人格が診察室の複数の椅子に座り、自分の人格の番を待つ。バリーは、どの人格の番にするのかをコントロールする。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第22段落】
 デニスとパトリシアは締め出されている。デニス人格は窃視症で強迫性障害という理由で、またデニスとパトリシア人格の二人とも、噂されている“ザ・ビースト”という24番目の人格を崇拝しているという理由でだ。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第23段落】
 ケビンはバリー人格に戻って博士の診療を受けているが、博士は、話している相手がバリーだとは思えない。デニスのような別の人格に見られる兆候があるからだ。23もの多重人格があることを博士が言及すると、ケビンはデニスになって、“ザ・ビースト”という24番目の人格は本当だと語る。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第24段落】
 デニス人格とフレッチャー博士の語りから、ケビンの境遇が分かる。ケビンは子供時代に父親に捨てられ、強迫性障害である母親から虐待を受けて育った。ケビンはそんな母親に対処するために多重人格が現れたのだった。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第25段落】
 診療所の監視カメラのシーンで、『スプリット』監督・脚本・製作のM・ナイト・シャマラン(『 ヴィジット (2015) 』『 パラノーマル・アクティビティ/呪いの印 (2014) PARANORMAL ACTIVITY: THE MARKED ONES 』『 インシディアス 第2章 (2013) INSIDIOUS: CHAPTER 2 』『 ダークスカイズ (2013) DARK SKIES 』『 アフター・アース (2013) AFTER EARTH 』『 パラノーマル・アクティビティ4 (2012) PARANORMAL ACTIVITY 4 』『 ロード・オブ・セイラム (2012) THE LORDS OF SALEM 』『 欲望のバージニア (2012) LAWLESS 』『 パラノーマル・アクティビティ3 (2011) PARANORMAL ACTIVITY 3 』『 パラノーマル・アクティビティ2 (2010) 』『 パラノーマル・アクティビティ (2007) PARANORMAL ACTIVITY 』『 レディ・イン・ザ・ウォーター (2006) 』『 ヴィレッジ (2004) THE VILLAGE 』『 サイン (2002) SIGNS 』『 アンブレイカブル (2000) UNBREAKABLE 』『 シックス・センス (1999) THE SIXTH SENSE 』等)自身の出演が垣間見られる。診療所の助手あるいは警備員のジェイ役だ。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第26段落】
 拉致場所では、ケイシーとマルシアはパトリシア人格に食事を与えられている。ダイニングルームに連れてきてくれ、サンドイッチを作っていて切り方が曲がって苛立つパトリシア。その機会を狙ってマルシアが椅子でパトリシアを叩きつけた。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第27段落】
 マルシアは助けを求めて逃げて行ったが捕まり、独房に入れられる。ケイシーも追うが、直ぐ捕まって元の部屋に戻された。そしてヘドウィグ少年の人格が自室に窓があると言っていたのでヘドウィグと親しくし続ける。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第28段落】
 ヘドウィグはキスして、と言うから、ケイシーは気が進まないけれどキスさせた。ヘドウィグはまた、ミュージックコレクションのことも話し、カニエ・ウェストの曲に合わせてダンスするのが好きなんだ、とまで親し気に喋ってくる。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第29段落】
 それでヘドウィグの部屋に行き窓の話をすると、窓とは絵画の窓だった。これでケイシーが逃げようと企てているのがバレたから、ケイシーは怖くなって宥める。トランシーバーを使って助けを求めようとしたが、格闘になってそれも奪われた。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第30段落】
 また回想シーン。父が死に、幼いケイシーはジョン伯父さんに引き取られた。狩りの最中、伯父さんが「遊ぼう」と言う。自らも下着姿になり、幼女ケイシーに服を脱ぎなさいと言う。「動物は服を着ていないだろ」と。ケイシーはこう性的虐待を受けて育ったのだ。後に伯父さんが岩の陰から姿を現すと、ケイシーは狩猟用ライフルを伯父に向けて構えている。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第31段落】
 一方、独房に入れられたクレアとマルシアは脱出を図るも上手くいかない。その頃、拉致事件の犯人がケビンではないかと疑うフレッチャー博士はケビンの家を訪問してみた。ケビンというか、デニスが迎え、“ザ・ビースト”の話をし始める。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第32段落】
 また彼は、ケビンをコントロールする主要人格たち<デニス、バリー、パトリシア、ヘドウィグ>のことも話す。フレッチャー博士は恐怖に慄き逃げると、クレアが監禁されているのを発見。しかし助けられず、博士自身もデニス人格に引きずられていった。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第33段落】
 ケイシーの方では、ケビンの各人格のビデオ映像の入ったノートパソコンを見つけた。哲学を語るオーウェル人格とか糖尿病のジェイド人格もいる。実際、23人格とは、バリー、ジェイド、オーウェル、ケビン、ハインリッヒ、ノーマ、ゴダード、デニス、ヘドウィグ、バーニス、パトリシア、ポリー、ルーク、ラケル、フェリシア、アンセル、ジャーリン、キャット、BT、サミュエル、メアリー・レイノルズ、イアン、プリッチャード氏。それに、24番目がザ・ビーストだ。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第34段落】
 多重人格者は人格ごとに人間性だけでなく、体格、体力まで変わるわけなので、遂にデニスがザ・ビーストに変わると、身長は高く、超人的スピード・力・機敏性のある人格に変身した。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第35段落】
 その時、捕まっているフレッチャー博士は、ケビンの本性に呼び掛けられる唯一の方法はフルネームで呼ぶことだと知っていたので、紙切れに「ケビン・ウェンデル・クラム Kevin Wendell Crumb という名前を言いなさい」と書いている。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第36段落】
 そこに帰宅したデニスいやザ・ビースト。博士のしていることを見つけて、ナイフで刺そうとするフレッチャー博士を襲い、脊椎が折れるまで体を圧迫して殺害した。物凄いパワーになっているザ・ビースト。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第37段落】
 ケイシーが別の独房に監禁された二人の友を探すと、マルシアが腹を裂かれて殺されていた。それに、クレアは生きてはいたのだが、目の前でザ・ビーストに食われて殺された。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第38段落】
 ケイシーはフレッチャー博士の書いた「ケビン・ウェンデル・クラムという名前を言いなさい」の紙切れを発見。ザ・ビーストに見つかると何度もそのフルネームを繰り返し叫んだ。これで正常な人格に戻れることを祈って。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第39段落】
 ここで回想シーン。ケビンの母親(ローズマリー・ハワード:『 とらわれて夏 (2013) LABOR DAY 』等)がケビン少年に、散らかしたな、と激怒して彼のフルネームを怒鳴って叱りつけているシーンだ。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第40段落】
 ケイシーが、クレアもマルシアも女医もあなたが殺した、と伝えても今のケビンには記憶がない。それで、ケビンは自分の仕出かした殺人に慄いて、他の人格たちが現れる前にショットガンで俺を殺せと言う。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第41段落】
 すると主要人格たちが乗っ取り始めた。ザ・ビーストが戻って来るのでケイシーは逃げ、銃に薬莢を詰める。ザ・ビーストは天井に這い上がって明かりを消し、ケイシーが撃とうとしても当たらなくする。ケイシーは撃ったがかすめただけだ。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第42段落】
 ザ・ビーストはケイシーを襲いシャツを切り裂き脚に噛みついた。そして目的を暴露する。人生で一度も苦しんだことがない者達は心が“不純”だから、そういう“無傷の、被害を受けていない”者達の世界をなくすのだ、と。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第43段落】
 その場を逃げられたケイシーは狭い檻のような所に閉じ籠もって施錠した。ザ・ビーストはこじ開けようとして、ケイシーの身体の数々ある古傷に目が行く。また回想シーン。父親の葬儀の後、ジョン伯父さんがお前の保護者になるんだと告げている。性的虐待が待っていたのだ。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第44段落】
 古傷を見たザ・ビーストは、ケイシーも虐待された境遇だから“純粋”だと評価して、苦悩した者達は例外だから、と殺さない。そしてザ・ビーストは彼女を残して去って行った。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第45段落】
 やがてケイシーは警備員のヴィンス(ジェローム・ガルマン)に発見され、拉致されていたこの建物は、ケビンが勤務し住むフィラデルフィア動物園の地下だったと判明した。そして遂に救急隊(ジュリー・ポッター)に救出された。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第46段落】
 因みに、フィラデルフィアは『スプリット』監督・脚本・製作・出演のM・ナイト・シャマランの生まれ育った地である。警察では、伯父の家に戻るかと警察官(アミーラ・ブリッグズ、ナキア・ディラード)に訊かれ、ケイシーは躊躇している。結局どう決めたかは映画では示されない。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第47段落】
 一方、別の隠れ家では、デニスとパトリシアとヘドウィグの人格がケビンの身体を一緒になって乗っ取った。そしてザ・ビーストのパワーと世界を変えるという計画を称賛し、ザ・ビーストが私達を護ってくれるとパトリシア人格が言っている。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第48段落】
 シーン変わって、あるレストラン(ウェイトレス/エムリン・モリネッリ・マクファーランド)では、客たちがニュース番組(キャスター/ウキー・ワシントン:『 サイン (2002) SIGNS 』等)を見ている。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第49段落】
 報道では、この拉致事件の犯人の一人格ザ・ビーストが、勤務先つまり動物園の獣たちの特徴を見せていたことに言及している。それを聞いていた客の一人ハンナ(キム・ディレクター)がこう言った。「この事件は15年前に逮捕された車椅子のテロリストと同様だわ」と。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第50段落】
 15年前の犯人の名前を思い出せない彼女に、隣の男性客が答えた。「ミスター・ガラスだ。」 その男性客こそ、年配になった『 アンブレイカブル (2000) UNBREAKABLE 』主人公デヴィッド・ダン(ブルース・ウィリス:『 REDリターンズ (2013) RED 2 』等)である。こうして映画は終わる。

【スプリット/あらすじ結末までネタバレ満開 第51段落】
 追記になるが、『 アンブレイカブル (2000) UNBREAKABLE 』の“ミスター・ガラス”ことイライジャ(サミュエル・L・ジャクソン)は先天的に骨の脆い男で、対極である“アンブレイカブル”つまり病気も怪我もしない男を探し出すために大事故を引き起こしたというストーリーだった。この『スプリット』で虐待など苦悩を経験した者が“純粋”で苦悩を味わったことがない者は“不純”だとする謂わば対極。M・ナイト・シャマランは自作の大ヒット『アンブレイカブル』を引き合いに出したかったのだろう。

以上
※<スプリット>のテキストは、<『SPLIT』-Wikipedia英語版、『SPLIT』-IMDb、『SPLIT』関連サイト英語版の翻訳、映画『スプリット』-Wikipedia、『スプリット』EPK、公式サイト・関連サイト等を引用。
※本ファイル<スプリット>には間違いがある場合がありますので、お読みになる方は、どうかご了承くださいませ。

テキスト:幸田幸


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