パリ右岸の映画館（２）＠映画の森てんこ森

パリ右岸の映画館（２）
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パリ右岸の映画館（２）＠映画の森てんこ森
パリ右岸の映画館　　（２）
パリ右岸の映画館／Art et essai映画散歩
2005年3月12日土曜日
パリ右岸の映画館（２）
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パリ右岸の映画館（２）
Art et essai （アール・エ・エッセ）系映画館　その２
画像とテキスト提供：Ｙ女史（パリ在住）　編集：Sati
なんとか生き延びている、小型のArt　et　essai映画館の紹介をしている最中に、エッ？！と驚くニュースが入って来ました。何と、最大のスクリーンを誇っていた、Gaumont　Italie　Grand　écrin　と、ヨーロッパ１大きいサルを誇っていたGrand　Rexが、なくなるそうです。　２００５年２月末日の段階で解っている事は、Italie　Grand　écrinは、閉館後、工事をしてインテリアやファションのブチックに小分けされるそうです。又、Grand　Rexは、徐々に映画上映を減らし、特別なプルミエを除けば、コンサートやショーのホールとして続けて行くと言う事です。マルチ・コンプレックスの映画館に押され、今や大きいだけでは、客を呼ぶ事が出来なくなったようです。何と言う皮肉．．．。１）Majestic　Bastille（マジェスチック・バスチーユ）：
※画像はすべてクリックで拡大（１） Majestic Bastille（マジェスチック・バスチーユ）	Majestic Bastille（マジェスチック・バスチーユ）映画館は、１９３０年代に建てられた“Bastille　Palace（バスチーユ・パラス）”の外観をそのまま残している、映画館です。　以前、Majestic Bastille（マジェスチック・バスチーユ）映画館は、、幅の狭いジャンルの映画が上映されていた‘町内の映画館’だったそうですが、現在では、Art et essai （アール・エ・エッセ）系映画館として、二つあるサルで新作映画上映の他、特別プログラムや討論会、試写会なども催されると言う事です。
２）La　Bastille（ラ・バスチーユ）：
（２） La Bastille（ラ・バスチーユ）	家具屋が並び、建築家やアーチストのアトリエが沢山あるFaubourg St. Antoine（フォーブール・サン・アントワーヌ）のバスチーユ広場よりにあるこの映画館は、１９３０年代からあるそうです。　最初の頃は、新作映画が中心だったそうですが、その後、ポルノ映画館、次いでカンフーやウエスタン映画館として生き延びた後、シネフィルの現経営者チームの努力でArt et essai （アール・エ・エッセ）系映画館として生まれ変わりました。新作映画の他、フェスティバル形式でオリジナル・プログラムも上映されます。
３）Studio 28（スチュディオ２８）：　モンマルトルにあるこのカラフルなStudio 28（スチュディオ２８）映画館は、１９２８年にアヴァンギャルドな映画館としてスタートして以来、何度も経営者はかわったものの、常に新しい映画に目を向け、映画芸術を守り続けています。
（3） Studio 28（スチュディオ２８）	“Studio 28（スチュディオ２８）”の館名はオープンの年をマークしたものです。又以前から、映画以外の芸術の発表の場としても、ジャン・コクトーを初めとして、多くの人達に愛され、親しまれて来た所です。大ヒットした映画“アメリ”の中で、アメリが行ったのも、この映画館です。曜日と時間によって替わる新作映画上映が主ですが、その他、特別なプログラムで運営されるので、無駄足を踏まないよう下調べが必要です。又、月に一度の割合で、夕食と映画の夕べが催されます（要予約）。キャフェもあり、映画鑑賞前後のひとときを楽しく過ごせます。
※画像はすべてクリックで拡大
参考資料：「映画の森てんこ森」映画タイトル集　　　　　　　http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm 　　　　　　IMDb 　　　　　　allcinema ONLINE 　　　　　　Nostalgia.com 　　　　　　CinemaClock.com 　　　　　　写真と解説文の提供は、パリ在住Ｙ女史です。
Text by Sati

coda21「映画の森てんこ森」幸田幸。
coda_sati@hotmail.com

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