リヴ・ゴーシュの映画館(3)
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 リヴ・ゴーシュの映画館(3)@映画の森てんこ森
リヴ・ゴーシュの映画館




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エスプリ左岸/リヴ・ゴーシュ(パリ左岸)の映画散歩
2005年2月23日水曜日 「シャイな幸の独り言」トップへ
リヴ・ゴーシュ(パリ左岸)の映画館(3)
■リヴ・ゴーシュ(パリ左岸)の映画館について
■リヴ・ゴーシュ(パリ左岸)の映画館(1)
■リヴ・ゴーシュ(パリ左岸)の映画館(2)
■リヴ・ゴーシュ(パリ左岸)の映画館(3)
■リヴ・ゴーシュ(パリ左岸)の映画館(4)
■リヴ・ゴーシュ(パリ左岸)の映画館(5)

リヴ・ゴーシュ(パリ左岸)の映画館(3)
 エ?これも映画館?!
画像とテキスト提供:Y女史(パリ在住) 編集:Sati
La Pagode(ラ・パゴッド):
 左岸はロダン美術館やアンバリッドに近い、静かな道にある、この怪しくも東洋的な建物は、何と、映画館です。初めてこの映画館に行った時は、驚きました。
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La Pagode(ラ・パゴッド)外観1
(1)La Pagode(ラ・パゴッド)外観1
 このパゴッドは、1895年に、当時のボン・マルシェ・デパート社長が夫人へのプレゼントとして、東洋建築の権威で愛好家の建築家、Alexandre MARCEL(アレクサンドル・マルセル)に注文して造らせたと言う事です。
 19世紀末と言えば、印象派の絵にも見られるように、東洋、特に日本ブームで、ブルジョア達は我先にと、コレクションをしていた頃です。一説では、日本から運んで来たとも言われていますが、何処から見ても中国風で、私見ですが、やはり、マルセルの設計だと思います。以前、一度中を見る機会に恵まれた事がありましたが、贅をこらした装飾が一杯(ゴテゴテ)で、日本建築からは、かけ離れたものでした。
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La Pagode(ラ・パゴッド)外観2
(2)La Pagode(ラ・パゴッド)外観2
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 20世紀初期には、中国公使のレセプション用に使われていたそうですが、1931年に、日本庭園(?)が造られて、パリでも最も豪華な装飾が、天井と壁に施されたサルを持つ映画館として、一般に開かれました。又、上映映画は、Art et essai系で、70年代には二つ目のサルが加えられました。歴史的建築物に指定されたものの、建物の傷みがひどく、90年代後半には、天井が落ちる危険があった為に、一旦閉鎖されましたが、修復工事の後、再びオープンされました。今も、屋根の大部分にカバーがかけられていて、近い将来に大工事が予定されているそうです。
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La Pagode(ラ・パゴッド)庭園
(3)La Pagode(ラ・パゴッド)庭園
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La Pagode(ラ・パゴッド)本館中央扉
(4)La Pagode(ラ・パゴッド)本館中央扉
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参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
      IMDb
      allcinema ONLINE
      Nostalgia.com
      CinemaClock.com
      写真と解説文の提供は、パリ在住Y女史です。
Text by Sati
coda21「映画の森てんこ森」幸田幸。
coda_sati@hotmail.com
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