リヴ・ゴーシュの映画館(2)
表紙目次読む映画試写会レヴュー観たい度映画予告編エッセイ日誌試写会情報リンク集
映画人解説・レヴュー一覧表映画ゲーム思い出映画ブロードバンド(B)版旅行の森てんこ森
 リヴ・ゴーシュの映画館(2)@映画の森てんこ森
リヴ・ゴーシュの映画館




  (2)
エスプリ左岸/リヴ・ゴーシュ(パリ左岸)の映画散歩
2005年2月22日火曜日 「シャイな幸の独り言」トップへ
リヴ・ゴーシュ(パリ左岸)の映画館(2)
■リヴ・ゴーシュ(パリ左岸)の映画館について
■リヴ・ゴーシュ(パリ左岸)の映画館(1)
■リヴ・ゴーシュ(パリ左岸)の映画館(2)
■リヴ・ゴーシュ(パリ左岸)の映画館(3)
■リヴ・ゴーシュ(パリ左岸)の映画館(4)
■リヴ・ゴーシュ(パリ左岸)の映画館(5)

リヴ・ゴーシュ(パリ左岸)の映画館(2)
 エスプリ左岸(2)
画像とテキスト提供:Y女史(パリ在住) 編集:Sati
 サンジェルマンやオデオンからは、少し離れますが、マルチ・アート・センター内にも、映画のサルがあります。“アートセンター”といえば、大きなガラス張りで入りにくい建物を考えがちですが、小さな建物に囲まれた、全く気取りの無いセンターです。これもエスプリ左岸でしょう。

(1)Lucernaire(リュセルネール):
 ここは、フランス・Art et essai・センターで、一昔前のパリの面影を再現した1500平方メートルの敷地内に、劇場、演劇学校、映画のサル、アート・ギャラリー、書店、そして、レストランがあります。
  リュセルネールとは、“日が落ちてからランプの明かりの下で行われるミサ”の事で、1968年に、若い演劇家カップルがモンパルナスの廃工場を劇場として、若い芸術家達に提供した所から始まります。現在の演劇界の大ベテラン、ローラン・タルジエフや若い頃のデパルデューはここの常連だったそうです。不動産計画で追い出された後、新たに各種芸術の発表の場として、工場跡であった今の住所に移りました。
※画像はすべてクリックで拡大
(1)
Lucernaire(リュセルネール)
(1)Lucernaire(リュセルネール)
 その後も、経済的問題で閉鎖に追い込まれそうになりましたが、アカデミー・フランセーズ会員で劇作家の故イオネスコを筆頭に、多くの人々の応援を得、今は、文化省の一環として、又、パリ市からも芸術活動の場として援助を受けています。
 映画上映は、リュセルネール・フォーラム活動の一部ですが、Art et essai会員として、ロードショー館で上映後の佳作が3つの小さなサルで続映されています。

 週に15〜20本の映画が上映されるので、プログラムを確かめましょう。

(2)L' Entrepôt(ラントルポ):
 ここは、パリの中心から全く離れた、左岸でも庶民的な地域にありますが、活動的にはアヴァンギャルドな総合芸術センターです。1975年にフレデリック・ミッテランがこの『倉庫(l’entrepôt)』をオープンして以来、常に、Art et essai系映画の先端としてシネフィル達に親しまれて来たキャフェ&映画館です。経営陣が代り、内外ともにすっかり新しくなったラントルポは、映画の他、討論会、講演会、展覧会、コンサートなど、新しいアートの発表場として活動を始めました。又パチオのあるキャフェ・レストランがあり、特に暖かい季節には、つい長居をしたくなります。
 ここも、曜日や時間で上映映画が変わるので、プログラムを確かめましょう。
(2)
L'Entrepot(ラントルポ)
(2)L'Entrepot(ラントルポ)
(3)
L'Entrepot(ラントルポ)の入り口
(3)L'Entrepot(ラントルポ)の入り口
※画像はすべてクリックで拡大

参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
      IMDb
      allcinema ONLINE
      Nostalgia.com
      CinemaClock.com
      写真と解説文の提供は、パリ在住Y女史です。
Text by Sati
coda21「映画の森てんこ森」幸田幸。
coda_sati@hotmail.com
「映画の森てんこ森」へ 「旅行の森てんこ森」へ
映画解説・レヴュータイトル一覧表へ
映画の森てんこ森 バナー03

映画の森てんこ森 coda21幸田幸 クレジット バナー01
幸のイタリア各都市情報へ
旅行の森てんこ森 バナー03
136x70
本サイトの作文、データ及び画像などのコンテンツの無断転用はお控え下さい。
貴サイトへの御掲載についてはメールにてお知らせ頂ければ幸いです。
© 2005 Sachi CODA at Eigano-Mori Tenko-Mori, CODA21. All Rights Reserved