リヴ・ゴーシュ(パリ左岸)の映画館(4)
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 リヴ・ゴーシュの映画館(4)@映画の森てんこ森
リヴ・ゴーシュの映画館




  (4)
エスプリ左岸/リヴ・ゴーシュ(パリ左岸)の映画散歩
2005年2月24日木曜日 「シャイな幸の独り言」トップへ
リヴ・ゴーシュ(パリ左岸)の映画館(4)
■リヴ・ゴーシュ(パリ左岸)の映画館について
■リヴ・ゴーシュ(パリ左岸)の映画館(1)
■リヴ・ゴーシュ(パリ左岸)の映画館(2)
■リヴ・ゴーシュ(パリ左岸)の映画館(3)
■リヴ・ゴーシュ(パリ左岸)の映画館(4)
■リヴ・ゴーシュ(パリ左岸)の映画館(5)

リヴ・ゴーシュ(パリ左岸)の映画館(4)
 左岸:Un tout petit et un très grand
 (アン・トゥ・プチ・エ・アン・トレ・グラン:すごく小さいのと、とても大きいの)
画像とテキスト提供:Y女史(パリ在住) 編集:Sati
1)Studio des Ursulines(スチュディオ・デ・ユルシュリィヌ):
※画像はすべてクリックで拡大
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Studio des Ursulines(スチュディオ・デ・ユルシュリィヌ)
(1)Studio des Ursulines(スチュディオ・デ・ユルシュリィヌ)

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(2)Studio des Ursulines
(スチュディオ・デ・ユルシュリィヌ)正面
 パンテオンの南側、カルチエ・ラタン中心部から少し離れ、高等師範学校やインスチチュート・キュリーに囲まれた静かな居住区にあるこの小さな目立たない映画館こそ、何を隠そう、‘Art et essai’発祥の映画館です。

 1925年に、俳優のArmand TALLIER(アルマン・タリエ)が開いたこの映画館は、チャップリンやグレタ・ガルボをパリで初めて紹介しました。ちょうどその頃は、シュールレアリズムの波のまっただ中で、画家のフェルナン・レジェ、写真家のマン・レイ、そしてこの運動の第一人者、詩人でエッセイストのアンドレ・ブルトン等がこの映画館に集まって(騒いで)いたそうです。

 そして、50年代の‘Art et essai’協会発足にはA.TALLIERが一役買っています。常に‘アートとエスプリ’の映画館として、サタジット・レイ、パゾリニ、ポランスキー、バーグマン、アントニオーニ、ブレッソンなどの映画を上映し、アヴァンギャルドなポジションを取っていました。

 しかし、シネフィル達の応援にも関わらず、90年代に経営が難しくなり、ARP協会(著作家・監督・プロデューサー協会)が経営権を手に入れ、閉館を免れました。現在は、主に青少年向けのArt et essai系映画推進に力を入れています。

2)Bretagne(ブルターニュ)とMiramar(ミラマール)
 左岸にも右岸に負けない、堂々とした映画館があります。モンパルナスタワーの前にあるこの映画館は、左岸で一番大きな大衆向けロードショー館です。外見は豪華でも派手でもありませんが、オッとどっこい、850席もある大きなサルは、まるで大劇場にでもいるような気持ちにさせ、右岸の大きな映画館に引けを取りません。もう一つの小さなサルは、それでも200席あるそうです。映画館の名は、モンパルナス駅が、昔からパリとブルターニュ地方を結ぶ駅である所から来ています。

 又、同じRytmannグループの経営するもう一つの映画館Miramar(ミラマール)が、道路を渡った所にあります。
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Bretagne(ブルターニュ)とMiramar(ミラマール)
(3)Bretagne(ブルターニュ)とMiramar(ミラマール)
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Bretagne(ブルターニュ)
(4)Bretagne(ブルターニュ)
※画像はすべてクリックで拡大

参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
      IMDb
      allcinema ONLINE
      Nostalgia.com
      CinemaClock.com
      写真と解説文の提供は、パリ在住Y女史です。
Text by Sati
coda21「映画の森てんこ森」幸田幸。
coda_sati@hotmail.com
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