僕と未来とブエノスアイレス | |||||||||||||||||||||||||||
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僕と未来とブエノスアイレス (2004) | |||||||||||||||||||||||||||
EL ABRAZO PARTIDO (原題) / LOST EMBRACE (英題) | |||||||||||||||||||||||||||
映画『 僕と未来とブエノスアイレス (2004)
EL ABRAZO PARTIDO (原題) / LOST EMBRACE (英題) 』を紹介します。 映画『 僕と未来とブエノスアイレス EL ABRAZO PARTIDO / LOST EMBRACE 』を以下に目次的に紹介する。 ■映画『 僕と未来とブエノスアイレス LOST EMBRACE 』のポスター、予告編および映画データ ■映画『 僕と未来とブエノスアイレス EL ABRAZO PARTIDO 』の解説 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。 ■映画『 僕と未来とブエノスアイレス LOST EMBRACE 』の各国のタイトル ■映画『 僕と未来とブエノスアイレス EL ABRAZO PARTIDO 』の主なスタッフ ■映画『 僕と未来とブエノスアイレス LOST EMBRACE 』の主なキャスト ■映画『 僕と未来とブエノスアイレス EL ABRAZO PARTIDO 』のあらすじ ■映画『 僕と未来とブエノスアイレス LOST EMBRACE 』の受賞 ■映画『 僕と未来とブエノスアイレス EL ABRAZO PARTIDO 』のトリビア ■映画『 僕と未来とブエノスアイレス LOST EMBRACE 』のスタッフとキャスト ■映画『 僕と未来とブエノスアイレス EL ABRAZO PARTIDO 』の<もっと詳しく> <もっと詳しく>は映画『 僕と未来とブエノスアイレス 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)です。※ご注意:映画『 僕と未来とブエノスアイレス (2004) EL ABRAZO PARTIDO / LOST EMBRACE 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。 ■映画『 僕と未来とブエノスアイレス LOST EMBRACE 』の更新記録 >>「映画解説・レヴュータイトル一覧表」へ(画面の切り替え) |
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幸の観たい度: 8つ星 | |||||||||||||||||||||||||||
■映画『 僕と未来とブエノスアイレス LOST EMBRACE 』のポスター、予告編および映画データ | |||||||||||||||||||||||||||
僕と未来とブエノスアイレス ポスターはnewyorkerfilms.com/ より引用させて頂きました。
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●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。 Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com. Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc. |
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■映画『 僕と未来とブエノスアイレス (2004)
EL ABRAZO PARTIDO 』の解説 『 僕と未来とブエノスアイレス 』はベルリン国際映画祭を始め多くの受賞に輝く感動的コメディ・ドラマ。『 僕と未来とブエノスアイレス 』では、ブエノスアイレスで母と兄と平和に暮らすユダヤ人青年が、未来はないと感じたブエノスアイレスを出てヨーロッパで自分のルーツを求めポーランドで新生活を始めようかと思っている。自分を生まれて直ぐに捨ててイスラエルへ行ってしまった父親への確執は深い。けれど、父親の真の事情と愛情を知って、父親に抱き締められる。だから、邦題は『 僕と未来とブエノスアイレス 』だけど英語タイトルは「 Lost Embrace (直訳:失われた抱擁)」なのか。 ▲TOPへ ■映画『 僕と未来とブエノスアイレス (2004) LOST EMBRACE 』の各国のタイトル 『 僕と未来とブエノスアイレス 』の諸タイトルは: El Abrazo partido (スペイン題) = The divided Hug (直訳:隔離された抱擁) El abrazo partido: L'abbraccio perduto (イタリア題) = Lost Embrace (直訳:失われた抱擁) Le Fils d'Elias (フランス題) = The Son of Elias (直訳:エリアスの息子) Lost Embrace (英語国際題) (直訳:失われた抱擁) ▲TOPへ ■映画『 僕と未来とブエノスアイレス (2004) EL ABRAZO PARTIDO 』の主なスタッフ ○『 僕と未来とブエノスアイレス 』の監督: ダニエル・ブルマン 『 モーターサイクル・ダイアリーズ (2004) THE MOTORCYCLE DIARIES 』 ○『 僕と未来とブエノスアイレス 』の製作: ホセ・マリア・モラレス 『 アマロ神父の罪 (2002) EL CRIMEN DEL PADRE AMARO / THE CRIME OF FATHER AMARO / LE CRIME DU PERE AMARO 』 ○『 僕と未来とブエノスアイレス 』の製作: アメディオ・パガーニ 『 2046 (2004) 2046 』 『 エレニの旅 (2004) ELENI (仏題) / TRILOGY: THE WEEPING MEADOW (英題) 』 ○『 僕と未来とブエノスアイレス 』の衣装: ロベルタ・ペシ 『 ジャスティス 闇の迷宮 (2003) IMAGINING ARGENTINA 』 ▲TOPへ ■映画『 僕と未来とブエノスアイレス (2004) LOST EMBRACE 』の主なキャスト ●ダニエル・エンドレール as アリエル・マカーロフ 『 ウィスキー (2003) WHISKY 』 ●セルジオ・ボリス as ヨーセフ・マカーロフ 『 モーターサイクル・ダイアリーズ (2004) THE MOTORCYCLE DIARIES 』 ▲TOPへ ■映画『 僕と未来とブエノスアイレス (2004) EL ABRAZO PARTIDO 』のあらすじ ※本作『 僕と未来とブエノスアイレス 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。 ▲TOPへ さて、映画『 僕と未来とブエノスアイレス 』のストーリー。 『 僕と未来とブエノスアイレス 』の舞台はブエノスアイレス Buenos Aires の下町のショッピングモール、というか、アーケード商店街、ガレリアである。主人公アリエル・マカーロフ(ダニエル・エンドレール)は二十歳の青年。アリエルの母親ソニア(アドリアーナ・アイゼンベルグ)はここガレリアでランジェリー店を営んでおり、アリエルは手伝いをしている。 このガレリアは国際色豊かで、様々な店主達がいる。レヴィン兄弟(エドゥアルド・ウィグトゥとアルノルド・シュミット)は本当は従兄同士で、仕立て屋さん。インターネットカフェを商うのはブロンド美人リタ(シルヴィーナ・ボスコ)で、その夫だか父親だか年とった男性が一緒に経営。イタリア人サリガーニ一家(アチリオ・ポッツォボンら)は電子関係の店を一日中大声を張り上げて切り盛りしている。その妻(モニカ・カブレラ)は美容院を経営。韓国人夫婦(パブロ・キムとカタリーナ・チョー)はアジア商店街では場所がなくて、ここのガレリアで「風水」の店を出している。オスワド爺さん(Isaac Fajm)は文房具店だけどちっとも売ってないみたい。アリエルの親友ミテルマン(ディエゴ・コロル)は、旅行会社の向かい側で金融関係に携わっている。 主人公アリエルの兄(か弟)ヨーセフ(セルジオ・ボリス)は、玩具やらあれやこれやの輸入品の卸をしている。でも、売り上げは最悪状態。その店は、母親の下着店の二階にある。ヨーセフの右腕は、ラモン(フアン・ホセ・フロレス・キスペ)という。ヨーセフはユダヤ教の教師か律法博士‘ラビ’になりたかったけど、今はこうして卸業をしているのだ。そう、アリエルのマカーロフ家はユダヤ系である。 アリエルは、母が不在の時はいつでも、インターネットカフェ経営者リタと自分のランジェリー店の試着室へ忍び込んで関係を持っている。リタの年配の後援者ヘラルド(フランシスコ・ピント)との関係が不明なのはアリエルには不愉快だ。また、アリエルは、母のハニーケーキ(硬い焼き菓子)嗜好にも我慢ならないし、祖母(Rosita Londner)の生ぬるいソーダも眼鏡を洗わないことも耐えられない。でも、このお祖母ちゃんには恩がある。 というのは、アリエルはアルゼンチン Argentina での暮らしには先がないと決意した。アリエルは建築学を学んでいたのだが、落伍したのだ。アリエルは母の経営するランジェリー店を継ぐ気持ちはない。ということで、国を出て先祖の故国ポーランド Poland へ渡ろうと計画しているのだ。それにはパスポートが必要で、パスポート取得に必要なポーランドの公的書類がアリエルの祖母のお蔭で整いそうだからだ。 しかし、変なことが起こる。ここのガレリアは暫くは繁盛していたのだが、店を閉じる者も出てきた。オスワド爺さんもその一人で、母ソニアは狼狽する。また、隣のユダヤ教会のラビ・ベンダーソン(ノーマン・エルリッヒ)はマイアミビーチ Miami Beach でお金になる地位に就くのだと語る。アリエルの母親の店は大丈夫だけど、店名がアリエルには気に食わない。店名は「エリアスの創作品 Elias's Creations 」か「エリアスのランジェリー Elias' Lingerie 」といい、「エリアス」とは蒸発した元夫つまりアリエルの父親の名からとっているからだ。 母は、夫が消えた訳は一度も語ったことはない。夫は、アリエルが幼い頃に家族を捨てて、戦うためにイスラエル Israel に永久に行ってしまった。それ以来、アリエルは行方知らずの父親のことが頭に取り付いているし、そんな父親を許すことが出来ない。でも、アリエルがヨーロッパへ行きたいのは、新しい人生を始める為であって、父親を探して会うためではない。 とろこが、アリエルは意外な機会で父親と会うことになる。父親エリアス(ホルヘ・デリア)がロードレース関係で戻ってきたのだ。憎しみでいっぱいだったアリエルは、父から、長く封印されてきた秘密を明かされ、父への気持ちが変化する。ここで当然、父と息子のこれまで失われていた抱擁<原題 El Abrazo partido / Lost Embrace >が実現する。更に、出て行こうとしていたこのブエノスアイレスのガレリアの未来に、希望を見出すのであった・・・。だから邦題が「僕と未来とブエノスアイレス」。 ▲TOPへ ■映画『 僕と未来とブエノスアイレス (2004) LOST EMBRACE 』の受賞 『 僕と未来とブエノスアイレス 』は諸々の映画祭で受賞している: ◎『 僕と未来とブエノスアイレス 』はアルゼンチン映画批評家協会賞 2005 Argentinean Film Critics Association Awards でアドリアーナ・アイゼンベルグが助演女優賞 Silver Condor Best Supporting Actress (Mejor Actriz de Reparto) を受けた。 ◎『 僕と未来とブエノスアイレス 』はベルリン国際映画祭 2004 Berlin International Film Festival でダニエル・エンドレールが最優秀男優賞 Silver Berlin Bear Best Actor を、そしてダニエル・ブルマン監督が審査員大賞 Jury Grand Prix を受けた。 ◎『 僕と未来とブエノスアイレス 』はクラリン娯楽賞?2004 Clarin Entertainment Awards で、最優秀作品賞 Clarin Award Best Film (Cine: Mejor Pelicula)、最優秀脚本賞 Best Screenplay - Film (Cine: Mejor Guion)、そして助演女優賞を受けた。 ◎『 僕と未来とブエノスアイレス 』はレリダ・ラテンアメリカ映画祭 2004 Lleida Latin-American Film Festival で最優秀作品賞 Best Film 、ダニエル・ブルマン監督が最優秀監督賞 Best Director 、そしてマルセロ・ビルマヘルとダニエル・ブルマンが最優秀脚本賞 ICCI Screenplay Award を受けた。 ▲TOPへ ■映画『 僕と未来とブエノスアイレス (2004) EL ABRAZO PARTIDO 』のトリビア 【僕と未来とブエノスアイレスのトリビア その1】 『 僕と未来とブエノスアイレス 』は 2004 年度のアカデミー賞の外国語映画部門に、アルゼンチン作品として公式に選出された。 【僕と未来とブエノスアイレスのトリビア その2】 『 僕と未来とブエノスアイレス 』で話される台詞は、スペイン語と韓国語とリトアニア語とイディッシュ語( Yiddish:東欧のユダヤ人が使うゲルマン語系の言語)の四ヶ国語である。 【僕と未来とブエノスアイレスのトリビア その3】 『 僕と未来とブエノスアイレス 』のキーワードは: Buenos Aires ブエノスアイレス Embassy 大使館 Father Son Relationship 父・息子関係 Galleria ガレリア Jewish ユダヤ人 Jewess ユダヤ女性 Jewish Mother ユダヤ人の母親 Yiddish イディッシュ語 Circumcision 割礼 Passport パスポート Yom Kippur War ヨム・キプル戦争 Ex Girlfriend 元カノ Feng Shui 風水 Grandmother Grandson Relationship 祖母・孫関係 Lingerie Store ランジェリー店 Running ランニング |
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【『 僕と未来とブエノスアイレス 』のスタッフとキャスト】 | |||||||||||||||||||||||||||
監督: ダニエル・ブルマン Daniel Burman (Directed
by) 製作: ホセ・マリア・モラレス José María Morales (producer) アメディオ・パガーニ Amedeo Pagani (co-producer) マルク・シラム Marc Sillam (co-producer) パトリシア・アプター Patricia Apter (line producer) ルイス・ベルナルデス Luis Bernardez (line producer) 製作総指揮: ディエゴ・デュボコウスキー Diego Dubcovsky (executive producer) セバスチャン・ポンセ Sebastián Ponce (supervising producer) 脚本: マルセロ・ビルマヘル Marcelo Birmajer (Writing credits) ダニエル・ブルマン Daniel Burman (Writing credits) 撮影: ラミロ・チヴィタ Ramiro Civita (Cinematography by) 編集: アレハンドロ・ブロデルソン Alejandro Brodersohn (Film Editing by) 衣装: ロベルタ・ペシ Roberta Pesci (Costume Design by) 音楽: セザール・ラーナー César Lerner (Original Music by) 出演: ダニエル・エンドレール Daniel Hendler as Ariel Makaroff アドリアーナ・アイゼンベルグ Adriana Aizemberg as Sonia Makaroff ホルヘ・デリア Jorge D'Elia as Elías Makaroff セルジオ・ボリス Sergio Boris as Joseph Makaroff Rosita Londner as Abuela de Ariel ディエゴ・コロル Diego Korol as Mitelman シルヴィーナ・ボスコ Silvina Bosco as Rita Isaac Fajm as Osvado アチリオ・ポッツォボン Atilio Pozzobon as Saligani Papá モニカ・カブレラ Mónica Cabrera as Saligani Mamá フアン・ホセ・フロレス・キスペ Juan José Flores Quispe as Ramón フランシスコ・ピント Francisco Pinto as Gerardo エドゥアルド・ウィグトゥ Eduardo Wigutow as Moshe Levin アルノルド・シュミット Arnoldo Schmidt as Hermano Moshe Levin カタリーナ・チョー Catalina Cho as Ho Kim パブロ・キム Pablo Kim as Kim ノーマン・エルリッヒ Norman Erlich as Rabino Benderson ▲TOPへ |
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ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。 |
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映画『 僕と未来とブエノスアイレス (2004) EL ABRAZO PARTIDO / LOST EMBRACE 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。 参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集 http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm IMDb allcinema ONLINE Nostalgia.com CinemaClock.com 公式サイト(仏語版) http://www.ocean-films.com/lefilsdelias/ |
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■映画『 僕と未来とブエノスアイレス 』の更新記録 2005/11/20新規: ファイル作成 2006/01/15更新: ◆データ追加 |
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幸田 幸 coda_sati@hotmail.com |
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