ウィスキー
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ウィスキー (2003)
WHISKY
 映画『 ウィスキー (2004) WHISKY 』を紹介します。映画『 ウィスキー (2004) WHISKY 』は 2004/11/20 の時点で邦題が分からなかったので「ウィスキー」としておいたらそのまま『 ウィスキー 』と確定した。

 映画『 ウィスキー (2004) WHISKY 』を以下に目次的に紹介する。
■映画『 ウィスキー (2004) WHISKY 』のポスター、予告編および映画データ
■映画『 ウィスキー (2004) WHISKY 』の解説
 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。
■映画『 ウィスキー (2004) WHISKY 』の監督
■映画『 ウィスキー (2004) WHISKY 』の製作・配給
■映画『 ウィスキー (2004) WHISKY 』のあらすじ
■映画『 ウィスキー (2004) WHISKY 』の受賞
■映画『 ウィスキー (2004) WHISKY 』のスタッフとキャスト
■映画『 ウィスキー (2004) WHISKY 』の<もっと詳しく>
 <もっと詳しく>は映画『 ウィスキー 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)です。※ご注意:映画『 ウィスキー (2004) WHISKY 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。
■映画『 ウィスキー (2004) WHISKY 』の更新記録

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幸の観たい度: 8つ星 
■映画『 ウィスキー (2004) WHISKY 』のポスター、予告編および映画データ
ウィスキー
ウィスキー
http://www.soundtrackcollector.com/
よりポスター引用させて頂きました。

Links:  Official Web Site
Trailers:
上映時間 Runtime: 1:34
製作国 Country: ウルグアイ/アルゼンチン/ドイツ/スペイン
Uruguay / Argentina / Germany / Spain
製作会社
Production Company:
Pandora Filmproduktion GmbH [de]
Ctrl Z Films [uy]
Rizoma Films [ar]
米仏配給会社 Distributer: Global Film Initiative [us] (USA)
MK2 Diffusion [fr] (2004) (France)
全仏初公開 Release Date: 2004/11/17
日本初公開 R. D. in Japan: 2005/04/29GW 予定
日本公開情報 : ビターズ・エンド
ジャンル Genre: コメディ/ドラマ
Comedy / Drama
MPAA Rating 指定: Switzerland:7 (canton of Geneva) / Switzerland:7 (canton of Vaud)
日本語公式サイト
http://bitters.co.jp/whisky/
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.
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■映画『 ウィスキー (2004) WHISKY 』の解説

 『 ウィスキー 』はウルグアイの若手監督二人による、ウルグアイ・アルゼンチン・ドイツ・スペイン合作映画で、ある初老兄弟の葛藤を描いた人生コメディである。『 ウィスキー 』のポスターを見て、アチャー!と思ってしまったけど…。異国の映画で、
ククーシュカ ラップランドの妖精 (2002) KUKUSHKA (原題) / THE CUCKOO (英題)
やさしい嘘 (2003) DEPUIS QU'OTAR EST PARTI (原題) / SINCE OTAR LEFT (英題)
キッチン・ストーリーズ (2003) SALMER FRA KJOKKENET (原題) / KITCHEN STORIES (英題) 』なんかを連想してしまう、きっと玄人(くろうと)好みの作品だろう。

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■映画『 ウィスキー (2004) WHISKY 』の監督

 映画『 ウィスキー 』の監督・脚本にはフアン・パブロ・レベッラ及びパブロ・ストールという 30 歳の若手二人が共同監督と共同脚本している。二人はウルグアイの首都モンテビデオ Montevideo, Uruguay 出身である。モンテビデオはこの映画『 ウィスキー 』の舞台となる所だ。この二人の才能と実力はこの映画『 ウィスキー 』で証明され、「ウルグアイ映画のニューウェーブ the New Wave of Uruguayan cinema 」と称せられている。

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■映画『 ウィスキー (2004) WHISKY 』の製作・配給

○映画『 ウィスキー 』のドイツの製作会社パンドラ社
列車に乗った男 (2002) L' HOMME DU TRAIN (原題) / THE MAN ON THE TRAIN (英題)
春夏秋冬そして春 (2003) SPRING, SUMMER, FALL, WINTER... AND SPRING

○映画『 ウィスキー 』のフランスの配給会社 MK2 社
クレア・ドーラン (1998) CLAIRE DOLAN
ピアニスト (2001) LA PIANISTE (原題) / THE PIANO TEACHER (英題)
ジェリー (2002) GERRY

○映画『 ウィスキー 』の日本の配給会社ビターズ・エンド
ロゼッタ (1999) ROSETTA
エヴァとステファンとすてきな家族 (2000) TILLSAMMANS (原題) / TOGETHER (英題)
恋に落ちる確率 (2003) RECONSTRUCTION
陽のあたる場所から (2003) STORMY WEATHER
等を扱っている。

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■映画『 ウィスキー (2004) WHISKY 』のあらすじ
※本作『 ウィスキー 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
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 映画『 ウィスキー 』の舞台はウルグアイの港市で首都モンテビデオ Montevideo, Uruguay 。『 ウィスキー 』は必死に変化を遂げようとしている国ウルグアイについての映画で、ウルグアイ社会の批評でもあるそうなので、モンテビデオの雰囲気、殊に主人公の古びた工場は暗くて活気がない。ここに暮らす 60 歳のむっつりした男性ハコボ(アンドレス・パソス)は、この古い靴下工場を経営しているが、景気は火の車で倒産しそうだ。ハコボの日々の暮らしは退屈そのもの。老齢で病気の母親が去年に亡くなるまでハコボがずっと世話をしてきた。ハコボは独身で寂しい暮らしである。

 そんなところに、ニ十年間も音沙汰のなかった弟エルマン(ホルヘ・ボラーニ)がブラジルから一時的に戻ってくることになった。母親の葬式さえも来なかったのに、母の死後一年たって行なう「 Matzeiva ( = tombstone) 」という墓石建立の儀式に立ち会うためである。弟エルマンは兄ハコボと違って性質も明るく活動的。妻と娘二人がいる。ブラジルで事業が成功しているので、幸福で、兄と比較にならないほど羽振りがいい身の上なのだ。

 それで、兄としたら弟の手前、イイカッコしなければならない。不景気な工場で独り身の侘しい生活をしている現実を見せたくはないのだ。そこで、工場でハコボの右腕とも言える 48 歳の女性従業員マルタ(ミレッラ・パスカル)に、妻の役をしてくれるように頼んだ。マルタはハコボの工場で二十年間も働いている忠実な部下の女性である。でも、普段はお互い仕事のことしか口にしない。ハコボは口数が少ないし‘社長’として部下の女性に対して馴れ馴れしくしていない。マルタだって結構オスマシしてクールに振舞っている。

 でも、妻の役を頼まれて、マルタは内心嬉しいはずだ。社長の弟が滞在中はハコボの家に一緒に暮らして夫婦のように振舞っていいのである。これは、これまで永年仕事に尽くしてきたご褒美だとマルタは思った。そして遂に社長の弟エルマンが到着すると、マルタの想像とは違っていた。エルマンは社長ハコボの持っていないものを備えているのだ。リッチで好ましく開放的な人柄で活発。兄はそんな弟とは何となくうまくいかない。マルタは逆にそんなエルマンに惹かれて、結果も考えないでエルマンに近づいていき、兄ハコボの嫉妬心を生む。

 裕福な弟エルマンは、母親の介護も放っておいて亡くなるまで兄に世話をかけたので、金銭を兄に渡そうとする。しかし兄ハコボは本当は必要なのだけど、受け取ろうとはしない。一種の意地だろう。ただ一刻も早く弟にブラジルに帰って欲しいだけだ。でも弟の滞在は延長した。そして週末にレンタカーでピリアポリス Piriapolis というビーチに皆で遊びに行くことに。ピリアポリスはモンテビデオから東方 100km ほどで、リゾートにもってこいの所らしい。そこはモンテビデオのハコボの靴下工場の陰鬱さと毎日の退屈とは正反対に、光り輝き生き生きしている。この対照は素晴らしいと評判だ。マルタはこのバケーションで、これまで経験したことのない贅沢を知って有頂天に。

 こうして三角関係が生まれて、主人公三人の愛と嫉妬と背信のストーリーが展開していく。マルタにとってはエルマンがそばにいる暮らしは新鮮で生きる喜びを再発見する。でもハコボは疲れ果てていて、新しい生活を始めることなどできそうない…。こういうウルグアイの片隅で見出される人々の風刺ではない。機知に富み、可笑しく、感動的で、見栄を張らない、叙情的な美しさ。希望と悲しみが美しく絡み合う。ラストでは、観客達は自分達自身の運命を選ぶがごとく、登場人物が死ぬか生きるかどうか比喩的に決定するとか。

 だから、映画『 ウィスキー 』のジャンルは単にコメディとも言えず、悲喜劇 tragicomedy とも表現されているようだ。映画『 ウィスキー 』はまさにウルグアイの小さな‘宝石’のように輝いている作品なのだ。因みに、『 ウィスキー 』というタイトルは、写真を撮るときに日本で「はい、チーズ」と言う様にそこの地域では「ウィスキー WHISKY」と言うことから。

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■映画『 ウィスキー (2004) WHISKY 』の受賞

 映画『 ウィスキー 』は 2004 年 5 月のカンヌ映画祭で受賞し脚光を浴びたのを皮切りに、フランスのラ・ロシェル La Rochelle 、チェコのカルロヴィ・ヴァリ Karlovy Vary 、カナダのトロント Toronto 、韓国のプサン Pusan 、英国はロンドン London 、という数々の映画祭で出品された話題作である。以下の 2004 年の各映画祭では『 ウィスキー 』は諸部門で受賞という輝かしい成果を収めた。

・マケドニア Macedonia で開催の Brothers Manaki International Film Festival では『 ウィスキー 』は特別審査員賞を撮影のバルバラ・アルヴァレスが獲得した。

・ブラジル Brazil で開催のグラマード映画祭 Gramado Film Festival では、『 ウィスキー 』はラテン映画観客賞および最優秀作品賞を共同監督・脚本のフアン・パブロ・レベッラとパブロ・ストールの二人が獲得した。また、最優秀女優賞をミレッラ・パスカルが獲得。

・ペルーのリマ Lima, Peru で開催のリマ・ラテンアメリカ映画祭 Lima Latin American Film Festival では、『 ウィスキー 』は、やはり最優秀女優賞にミレッラ・パスカル、そして最優秀脚本賞に、共同脚本のフアン・パブロ・レベッラとパブロ・ストールとゴンサロ・デルガードの三人が獲得。

・カンヌ国際映画祭 Festival International du Film de Cannes / Cannes Film Festival では、『 ウィスキー 』は共同監督・脚本のフアン・パブロ・レベッラとパブロ・ストールの二人が二つの賞に輝いている。ある視点部門 国際批評家連盟賞 FIPRESCI Prize Un Certain Regard と、オリジナル視点賞 Regard Original Award の堂々二賞である。ウルグアイの映画がカンヌで受賞、それも二つも受賞とは初めてらしく『 ウィスキー 』のこの二人の新人監督の優秀さが全世界に認められたことになる。

この時はカンヌでは
華氏911 (2004) FAHRENHEIT 9/11 』がパルムドール Palme d'Or / Golden Palm 受賞、

オールド・ボーイ (2003) OLDBOY
レディ・キラーズ (2004) THE LADYKILLERS
愛より強い旅 (2004) EXILS (仏題) / EXILES (英題)
みんな誰かの愛しい人 (2004) COMME UNE IMAGE (原題) / LOOK AT ME (英題)
モーターサイクル・ダイアリーズ (2004) THE MOTORCYCLE DIARIES
等が他の各賞に輝いていた。
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【『 ウィスキー 』のスタッフとキャスト】
監督: フアン・パブロ・レベッラ Juan Pablo Rebella (Directed by)
    パブロ・ストール Pablo Stoll (Directed by)
製作: フェルナンド・エプスタイン Fernando Epstein (producer)
    クリストフ・フリーデル Christoph Friedel (producer)
    ヘルナン・ムザルッピ Hernan Musaluppi (producer)
製作総指揮: フェルナンド・エプスタイン Fernando Epstein (executive producer)
脚本: ゴンサロ・デルガード Gonzalo Delgado (Writing credits)
    フアン・パブロ・レベッラ Juan Pablo Rebella (Writing credits)
    パブロ・ストール Pablo Stoll (Writing credits)
撮影: バルバラ・アルヴァレス Barbara Alvarez (Cinematography by)
編集: フェルナンド・エプスタイン Fernando Epstein (Film Editing by)
美術: ゴンサロ・デルガード Gonzalo Delgado (Art Direction by)

出演: アンドレス・パソス Andres Pazos as Jacobo Koller
    ホルヘ・ボラーニ Jorge Bolani as Herman Koller
    ミレッラ・パスカル Mirella Pascual as Marta Acuna
    ダニエル・ヘンドラー Daniel Hendler
    アナ・カッツ Ana Katz
    アルフォンソ・トルト Alfonso Tort as Botones

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<もっと詳しく>

ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。

 映画『 ウィスキー (2004) WHISKY 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
      IMDb
      allcinema ONLINE
      Nostalgia.com
      CinemaClock.com
      公式サイト(海外版)
       http://www.whisky.com.uy/
■映画『 ウィスキー (2004) WHISKY 』の更新記録
2004/2004/11/20新規: ファイル作成
2004/12/05更新: ◆一部テキスト追記と書式変更
2005/02/25更新: ◆タイトル確定
2005/10/13更新: ◆追記
2005/10/27更新: ◆データ追加
2006/02/07更新: ◆データ追加
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幸田 幸
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