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【恭子の動画映像ブログ】
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沈黙 -サイレンス-の完全ネタバレ |
映画『 沈黙 -サイレンス- 』の解説
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Trailer Courtesy of Paramount Pictures
(C) 2016 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
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沈黙 -サイレンス-のネタバレ |
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【沈黙 -サイレンス-のネタバレ】
今日のタイトルは「沈黙 -サイレンス-のネタバレ」です。
そしてYouTube動画映像版は映画『沈黙 -サイレンス-』の予告編です。
映画『 沈黙 -サイレンス- (2016) SILENCE 』の映画解説はこちらから。
このページは、幸田幸@映画の森てんこ森が、日本公開前の映画を海外の劇場やDVDで鑑賞して作文したり、『
沈黙 -サイレンス- (2016) SILENCE 』のWikipedia英語版プロットや、海外映画情報(あらすじ・ストーリー・ネタバレ等)を大雑把に日本語訳して編集、纏めたものです。
■映画『沈黙 -サイレンス-』の劇場公開
2017年1月21日(土)より、全国ロードショー!!
※日本配給情報:劇場公開(KADOKAWA)
※ネタバレご注意:あらすじ・ストーリー・結末まで、ネタバレ満開ですので、映画『
沈黙 -サイレンス- (2016) SILENCE 』をまだご覧になっていない方はネタバレにご注意ください。
Warning!The items below here contain information
that may give away important plot points.
You may not want to read any further if you've
not already seen this title.
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第01段落】
映画『 沈黙 -サイレンス- (2016) SILENCE 』の始まりは、暗闇の中、コオロギの鳴き声など自然界人間界の諸々の音が聞こえて、タイトルと同時にそれが静寂に変わる。“沈黙”だ。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第02段落】
クリストヴァン・フェレイラ(リーアム・ニーソン:『
テッド2 (2015) TED 2 』等)はポルトガル人の高名な神学者にしてイエズス会の教父、宣教師で、日本で布教中である。フェレイラがある光景を見ながらナレーションする。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第03段落】
日本人の男たち(井川哲也ら)が、やはり日本人の男たちに、山腹で拷問を受けているシーン。裸体にされた男たちは温泉からの熱湯で火傷にされ、それも、拷問が余計に酷くなるよう熱湯が飛び散るように穴を開けた柄杓を使ってだ。それから男たちは木の杭にくぎで打ちつけられる。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第04段落】
17世紀の日本。1614年に徳川家康の禁教令によってキリスト教信仰は禁止され、1637年の島原の乱からは幕府に徹底的なキリスト教禁止、キリシタン(カトリック信徒)取り締まりが行われた。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第05段落】
それでもキリスト教の信仰を捨てなかった“隠れキリシタン・潜伏キリシタン”がこの者達である。彼らは幕府に服従せず自己の信念を貫いて殉教者としてこうして死んでいくのを幸せと感じる者もいる、とフェレイラは語る。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第06段落】
舞台は1637年。海外の修道院ではアレッサンドロ・ヴァリニャーノ院長(キーラン・ハインズ:『
ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館 (2012)
THE WOMAN IN BLACK 』等)が若きイエズス会司祭二人にフェレイラからの手紙を読み聞かせている。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第07段落】
リーアム・ニーソン扮するフェレイラが拷問の末に棄教し
(=信仰を捨て)て見合結婚して日本に住んでいるという、恐らくフェレイラ自身からの最後の肉筆の便りである。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第08段落】
聞いていたセバスチャン・ロドリゴ(アンドリュー・ガーフィールド:『
アメイジング・スパイダーマン2 (2014) THE
AMAZING SPIDER-MAN 2 』等)とフランシス・ガルペ(アダム・ドライヴァー:『
リンカーン (2012) LINCOLN 』等)というポルトガル人のイエズス会司祭二人。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第09段落】
ロドリゴとガルペはそれを聞いて驚き、信じられない思いだ。何故なら彼らの指導者フェレイラはそれはそれは信心深く、影響力の強かった宗教人だったからだ。フェレイラの弟子にあたるロドリゴとガルペはフェレイラの真実を知り汚名を晴らすために日本へ向かうことに。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第10段落】
しかし1637年の日本はキリシタン取り締まりが幕府により徹底され、クリスチャンが日本に入国するのは許されない。そこで、中国人商人チュン氏(シー・リアン
石涼:『 ブラックハット (2015) BLACKHAT 』等)の伝手でマカオから中国船を手配してもらう。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第11段落】
キチジロー(窪塚洋介:オーディションでキチジロー役を勝ち取りハリウッドデビュー)という日本人が案内役だが、ボロ着で船底で酔っぱらっているこの男、大丈夫なのか。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第12段落】
キチジローは自らはキリシタンでないと主張し、隠れキリシタンのいる所へ案内する、と約束する。でも航海中、キチジローが祈祷文を呟いているのをロドリゴとガルペは耳にし、キリシタンなのかと尋ねるとキチジローは否定するのだ。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第13段落】
ロドリゴとガルペとキチジローは遂に日本の長崎に到着し、潜入した。キチジローは村でモキチ(塚本晋也)やイチゾウ(笈田ヨシ)と妻(播田美保)らキリシタンの人々を探し出して、その人達がロドリゴとガルペを隠れ家へ案内する。山腹まで登ったキリシタンの里トモギ村だ。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第14段落】
ロドリゴとガルペは掘立小屋の隠れ家の中に身を潜めているよう言われる。合図は、誰かキリシタンが来て中の人に出てきてほしい場合は、杖で二回入り口を叩く。そうしない訪問者の場合は、床下の密室に素早く隠れること。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第15段落】
トモギ村の人達(PANTA、松永拓野、片桐はいり、山田将之、美知枝、伊佐山ひろ子、森川恵古ら)はカトリックの司祭が長い間いない暮らしをしてきたから、ロドリゴとガルペはじっくりと話を聞かせる。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第16段落】
隠れキリシタン達は、ロドリゴとガルペが日本語を話さず、言っていることが分からなくても、告解する。クリスチャンは偶像崇拝が禁止されているため、ロドリゴは自分で作った十字架を上げる。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第17段落】
また、ロザリオ(カトリック信者が祈りの回数を数えるのに用いる数珠)をバラバラにして、一粒ずつを信者に上げた。しかしキチジローは受け取りを拒んだ。実はキチジローは嘗てはキリシタンだったのだが、死を免れるため信仰を捨てたのだ。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第18段落】
回想シーン。キチジローの家族がキリシタンだと宣告されて人質にされた。父親キチゾウ(佐藤累央)、母親ナカ(洞口依子)、兄キチタ(藤原季節)、姉か妹タエ(石坂友里)、妹ヒサ(佐藤玲)は踏み絵を踏まされるが、踏まなかった。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第19段落】
キリスト教徒と見分けられてしまったキチジローの家族は火刑柱に括りつけられて焼き殺されてしまった。キチジロー一人が踏み絵を踏んで死を免れたのである。信仰を裏切った、というわけで、キチジローは自分はキリシタンではないと考えているのだ。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第20段落】
ところで、ロドリゴとガルペはトモギ村のあばら家の中でひっそりと隠れて暮らしているが、危険は承知で遂に外に出てしまう。すると、丘の麓から見上げている人々が。二人は隠れ家に急いで戻って床下で息をひそめた。玄関で呼び声がある。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第21段落】
その声は教えを請うようなのだが、入り口の合図が異なるから駄目だ、とガルペはロドリゴに言い含める。けれどもロドリゴはその声を信頼して出ていった。果たして、来訪したのは五島列島のキリシタン達(三島ゆたか、竹嶋康成)だった。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第22段落】
彼らはトモギ村に布教に来ているポルトガル人司祭たちのことを風の噂で聞いて、指導を仰ぎに来ていたのだ。そこで、ロドリゴは五島列島に渡ってミサを行い、信者たち(横内直人、江藤漢斉ら)の告解に耳を傾けた。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第23段落】
迫害されている日本人キリシタン達を相手に、満足して暫く五島列島に滞在後、トモギ村に戻ったロドリゴは緊急事態を知る。ここには隠れキリシタンがいると密告があったのだ。キチジローの密告らしい。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第24段落】
村人たちが信仰を捨てるまで人質を取ると奉行(菅田俊:『
キル・ビル Vol.2 (2004) KILL BILL: VOL.
2 』『 キル・ビル (2003) KILL BILL: VOLUME 1 』等)が言っている。数日後、あと三名の人質が要求された。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第25段落】
ヤハチ(尾崎一彦)らが進んで人質になり、キチジローはこの村出身でないからさほど厳しく迫害されないだろうということで、キチジローは嫌々引き受ける。踏み絵を踏めと言われたらどうしたらいいか、と人質たちに訊かれると、ロドリゴは、踏みなさい、と答える。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第26段落】
三人の人質は踏み絵を踏めと言われ、ロドリゴが進言した通りに踏んだ。しかし、信者でないという更なる証明方法が、踏み絵に唾をかけて聖母マリア(『 アサンプション (原題) (2004) THE ASSUMPTION 』参照)は娼婦だと宣言せよというもの。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第27段落】
人質二人は拒んだが、キチジローはやりのけた。キチジローが解放された一方、拒否した人質二人は海中に括られて、潮が満ちるとゆっくりと溺れ死ぬという世にも惨い拷問に。ロドリゴは信仰の危機を持ち始める。信者たちが悶え苦しむのに神はどうして沈黙を貫くのか、と。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第28段落】
ロドリゴとガルペは離れ離れになる。ロドリゴは小舟で別の村に行ってみたが、山猫と糞だけの人気(ひとけ)のない所になっていた。でも火を使った跡が明白にあり、キチジローなのだと判明した。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第29段落】
キチジローは、村人を裏切ったのでもないし、銀貨300枚を約束されてもロドリゴを裏切らない、と誓って言う。ロドリゴはキチジローを信用できないが、安全な場所に連れて行ってくれるというキチジローに従うしかない。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第30段落】
キチジローが塩辛い魚をロドリゴに食べさせて、喉の渇きを訴えるロドリゴにキチジローが水を持ってこようとして、コップを落とし、向こうに小川があるから水を飲めますよと言う。ロドリゴはその清流に顔を向けて水を飲もうとする。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第31段落】
すると映った顔はイエス・キリスト(『 パッション (2004) THE PASSION OF THE CHRIST 』参照)の顔だった。ロドリゴはヒステリックな態度で笑う。そこでロドリゴは役人たちに囲まれる。キチジローは裏切りの許しを請い、迫害者たちから銀貨を受け取った。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第32段落】
ロドリゴはキリシタン達(フアンことチョーキチ:加瀬亮、モニカことハル:小松菜奈ら)が小屋に拘留されている村に連行された。キリシタン達はロドリゴに食べ物を恵んでくれたので、ロドリゴはその人達を指導し始める。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第33段落】
それからはロドリゴは独り隔離されて掘立小屋に監禁された。侍が現れて百姓たちにこう言う。ロドリゴさえ信仰を捨てればお前たちの命はとらない、と。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第34段落】
ロドリゴは一人の侍の前に連行され、二人はキリスト教について論じる。通詞つまり通訳役は、『
マイティ・ソー/ダーク・ワールド (2013)
THOR: THE DARK WORLD 』等の浅野忠信が演じる。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第35段落】
侍は、日本人はキリスト教を欲していないと言う。ロドリゴは、キリスト教は、一ヵ所で繁栄するものではなく、植物のように、どこでも育つものなのだ、と反論。しかし、日本は低湿地であって植物は根付かないのだ、と侍は主張。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第36段落】
信者が弾圧と拷問で毒されなければキリスト教は育つのだと、今度はロドリゴ。その毒こそがキリスト教だ、と侍。こういう議論の末、ロドリゴはフェレイラ神父の件を尋ねてみた。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第37段落】
すると、事実、フェレイラは信仰を捨てて日本人の妻と長崎に住んでいると教わった。しかも、仏教に転宗したからと家まで与えられているという。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第38段落】
信仰を捨てなければ信者全員を殺すという指揮を執る宗教裁判官というか尋問者に面会したい、とロドリゴは要求する。すると何と、今、議論し合っている初老の侍こそが長崎奉行の井上筑後守(イッセー尾形)なのだった。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第39段落】
ロドリゴはまた牢を変わった。そこでも囚人は皆キリシタン達(寺井文孝、大島葉子、西岡秀記ら)で、ロドリゴは指導し、説教し、告解を聞いた。看守は青木崇高、渡辺哲、斎藤歩ら。監獄官吏というか行刑官には、EXILEのAKIRAが扮する。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第40段落】
ある時、キリシタン達は牢から出されて踏み絵を強いられる。形式上のものだから、踏んだって信仰を汚すものではないと請け合いもしてくれる。だが全員、踏み絵を拒んで牢に戻され、一人だけ残された。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第41段落】
誰も殺されなかったのをロドリゴが喜んだのも束の間、その残された男は残虐にも首を斬り落とされて、見せしめに首なし死体が囚人たちの目の前を引きずられていった。血の海と悲鳴。ロドリゴは沈黙する神を再び疑うのであった。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第42段落】
ロドリゴと井上筑後守の議論は続く。日本人が一夫多妻だとしたら、醜い妻に執拗につきまとうだろうか、と井上筑後守。ロドリゴがクリスチャンは一夫一婦主義だと言うと、井上筑後守は笑う。井上筑後守の付き人は藤田興宣。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第43段落】
キリスト教は必ずしも邪悪ではないが、悪に使われて他の諸国家を破滅させたのだ、と井上筑後守。ロドリゴは掘立小屋に戻されて、良い待遇を受けるものだから怪しむ。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第44段落】
長崎に連れていかれたロドリゴが浜で目にしたのは、牢で一緒だったキリシタン達と、離れ離れになっていたガルペだ。このキリシタン達は藁で巻かれてぐるぐるに結わかれ、船に乗せられ海中に捨てられる。棄教したのに、だ。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第45段落】
棄教したのになぜ解放されないのか、とロドリゴ。すると役人側(田島俊弥、北岡龍貴)の考えはこうだ。彼らは百姓だから何が起ころうと知ったこっちゃない。もっと大切なのは、ガルペのような司祭に信仰を捨てさせることなのだ、と。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第46段落】
ロドリゴは浜辺にいるガルペに、信仰を捨ててその百姓たちの命を救え、と大声で叫ぶが聞こえない。そうしているうちに藁で巻かれた人達は溺死していく。ガルペは泳いで助けようとしたが自身も溺死した。ロドリゴは失望して、殺してくれと言うが、殉教者にはしないと言われてしまう。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第47段落】
やがてロドリゴはお寺(高齢の僧侶:中村嘉葎雄)に連れていかれて、クリストヴァン・フェレイラと再会を果たす。フェレイラは今は沢野忠庵という日本名だ。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第48段落】
回想シーン。フェレイラが棄教に追い込まれた「穴吊り」の拷問だ。時事通信社、片山弥吉・著「日本キリシタン殉教史」を引用すると、「穴吊りは、この時代最も過酷な拷問と言われた。その内容は、1メートルほどの穴の中に逆さに吊す、というものであったが、そのやり方は残酷極まりない。・・・
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第49段落】
引用つづき・・・吊す際、体をぐるぐる巻きにして内蔵が下がらないようにする。すると頭に血が集まるので、こめかみに小さな穴を開け血を抜く、などそう簡単に死なないようにし、さらに穴の中に汚物を入れ、地上で騒がしい音を立て、精神を苛んだ。」
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第50段落】
弟子だったロドリゴと再会したフェレイラはこう話す。今は日本人向けに天文学書『天文備用』や医学書『南蛮流外科秘伝』などを執筆して西洋科学を日本に伝えている最中で、また、キリスト教を弾劾する『顕疑録』も書いている、と。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第51段落】
フェレイラはロドリゴに棄教を促し、その穴吊りの拷問の話を聞かせるのだ。それに、日本人のキリシタンはキリスト教の歪んだ形をずっと持っていて、キリスト教の神を受け入れていないのだともフェレイラは語る。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第52段落】
ロドリゴは、信仰を貫いて死んでいった日本人を大勢見てきたことを指摘するが、とにかく日本人は神の概念を抱いたことがないし、これからも抱かないのだと、フェレイラは断言する。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第53段落】
ロドリゴは、それでも棄教しようとはしない。馬に括られて町中を引き回され町民からは罵声を浴びる。そして、井上筑後守の屋敷に連れられて、拷問されたくなければ棄教を、と迫られるけれど、ロドリゴは拒む。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第54段落】
牢に入れられたロドリゴが壁に刻まれた無数の文字を読むと、“Laudate
Eum”というラテン語も。ラウダーテ エウム。彼を賛美、彼を称賛するという意味だ。イエスを賛美して殉教していった人達がここに収監されていたのだ。差し迫る拷問のことを悩みながら夜を過ごすロドリゴ。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第55段落】
キチジローがやって来て、ロドリゴに罪の許しを請う。ロドリゴは仕方なく許してやった。それに、フェレイラも来て、壁面に“Laudate
Eum(ラウダーテ エウム)”と刻んだのは私だと言う。穴吊りの拷問の前にこの牢に入ったこと、まさかの時に神は沈黙していた、ともフェレイラはロドリゴに言う。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第56段落】
夜間に、大きな鼾(いびき)や悲鳴が聞こえてきた。ロドリゴは明日は運命の日になるというのに、と煩くて怒りを感じる。しかし、それは拷問を受けているキリシタンの人々の激痛の声なのだ、とフェレイラが教える。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第57段落】
そして、フェレイラは自身がそうされた穴吊りの拷問の最中の人達を見せにロドリゴを連れ出す。この人達が拷問で死ぬほど苦しい思いをしている間、鼾と間違えて、自分は牢内でぼんやり座っていたのだ、とロドリゴは悟る。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第58段落】
フェレイラは、ロドリゴがもがいている間の神の沈黙を言及して、村人たちが拷問されるのを救うために、イエスならば棄教するだろう、と述べる。確固たる自分の信仰を守るのか、棄教して苦しむ人々を救うべきなのか。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第59段落】
翌朝、ロドリゴは踏み絵を踏むよう迫られる。心の葛藤の中、遂に神が沈黙を破って声を聞かせてくれた。我は沈黙の間、汝の傍らにずっといて苦悩していたのだ、と。そしてイエスの声がこう告げてくれる。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第60段落】
踏み絵を踏みなさい。我は人の苦痛を共有するためにこの世に生まれてきたのだ、それ故に十字架を持っているのだ、という。それから遂にロドリゴは踏み絵を踏んで、倒れ込んだ。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第61段落】
棄教して、師のフェレイラと同じ運命を辿ることになった弟子ロドリゴ。今ではフェレイラが棄教した理由も解釈できる。背教者となったロドリゴは
Apostate Paul アポステイト・ポール(背教者パウロ)という名をあてがわれた。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第62段落】
フェレイラと時を過ごし、家々を急襲しては隠してあるキリスト教の品々を処分して回る。その中には、ロドリゴが日本に到来して直ぐに村人に上げたキリスト受難の十字架もあった。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第63段落】
キチジローの身に着けている首飾りのロケットの中に宗教的な記章があるのも分かる。キチジローが言うには、誰かからもらったもので、ロケットの中に何が入っているのか知らなかった、と。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第64段落】
ロドリゴはある人物(ディーター・アルブレヒトか:ベラ・バプティスト)の没後にその屋敷を与えられ、妻(黒沢あすか)を娶る。子もできた。それから40年後。ロドリゴは仏教徒として余生を送っている。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第65段落】
亡くなると、日本の仏教の風習に則って荼毘に付された。火葬の間、アポステイト・ポールつまりロドリゴは、押収された十字架をしっかりと握りしめていた。キリスト教の信仰を捨ててはいなかった、と暗示するエンディングである。
【沈黙 -サイレンス-/あらすじ結末までネタバレ満開 第66段落】
この映画『沈黙 -サイレンス-』は史実だし、遠藤周作の小説「沈黙」という原作もあるし、宗教ものであるので、間違いがあるかもしれませんがご了承ください。
以上
※<沈黙 -サイレンス->のテキストは、<『SILENCE』-Wikipedia英語版、『SILENCE』-IMDb、『SILENCE』関連サイト英語版の翻訳、映画『沈黙
-サイレンス-』-Wikipedia、『沈黙 -サイレンス-』EPK、公式サイト・関連サイト等を引用。
※本ファイル<沈黙 -サイレンス->には間違いがある場合がありますので、お読みになる方は、どうかご了承くださいませ。
テキスト:幸田幸
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