【恭子の動画映像ブログ】 2015年4月11日(土)公開予定
最新映画のネタバレ／あらすじ・ストーリー・結末のネタバレ・完全ネタバレ
ギリシャに消えた嘘のネタバレ映画『 ギリシャに消えた嘘 』の解説
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| 【ギリシャに消えた嘘のネタバレ】 今日のタイトルは「ギリシャに消えた嘘のネタバレ」です。 そしてYouTube動画映像版は映画『ギリシャに消えた嘘』の予告編です。 映画『 ギリシャに消えた嘘 (2014) THE TWO FACES OF JANUARY 』の映画解説はこちらから。 このページは、幸田幸＠映画の森てんこ森が、日本公開前の映画を海外の劇場やＤＶＤで鑑賞して作文したり、『 ギリシャに消えた嘘 (2014) THE TWO FACES OF JANUARY 』のWikipedia英語版プロットや、海外映画情報（あらすじ・ストーリー・ネタバレ等）を大雑把に日本語訳して編集、纏めたものです。 ■映画『ギリシャに消えた嘘』の劇場公開 2015年4月11日(土)より、ヒュマントラストシネマ有楽町他全国ロードショー!! ※日本配給情報：劇場公開（プレシディオ） ※ネタバレご注意：あらすじ・ストーリー・結末まで、ネタバレ満開ですので、映画『 ギリシャに消えた嘘 (2014) THE TWO FACES OF JANUARY 』をまだご覧になっていない方はネタバレにご注意ください。 Warning！The items below here contain information that may give away important plot points. You may not want to read any further if you've not already seen this title. 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第01段落】 映画『 ギリシャに消えた嘘 (2014) THE TWO FACES OF JANUARY 』の時代は1962年。裕福なアメリカ人観光客たちがギリシャの遺跡アクロポリスを見物しているシーンから。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第02段落】 煌く太陽の下でパルテノン神殿を観光する一団はリッチさの象徴。甘く危険な匂い、ロマンス、憧憬、誘惑、嫉妬、欲望、妄執、欺瞞、犯罪、そういった要素が瞬時に垣間見えるような美しい映像だ。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第03段落】 『 リプリー (1999) THE TALENTED MR. RIPLEY 』『 太陽がいっぱい (1960) PLEIN SOLEIL/ PURPLE NOON 』と同じ原作者パトリシア・ハイスミスだから当然とも言えるが、本当に感じが似ている。アラン・ドロンやマット・デイモン、ジュード・ロウの、あの煌く日光のイタリアの街や地中海。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第04段落】 この『ギリシャに消えた嘘』では舞台を変えてギリシャのアテネ（『 バナナ★トリップ (2002) BOAT TRIP 』参照）、地中海に浮かぶクレタ島、トルコのイスタンブール（『 ９６時間／リベンジ (2012) TAKEN 2 』参照）へと展開していく。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第05段落】 このアクロポリス遺跡でツアーガイドとして働いているのが若いライダル・キーナー（オスカー・アイザック：『 ボーン・レガシー (2012) THE BOURNE LEGACY 』『 ドライヴ (2011) DRIVE 』等）というギリシャ語を喋る米国人。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第06段落】 ライダルは母国米国でイェール大学を卒業し、所謂“自分探し”をしにヨーロッパに滞在中の身だ。ライダルの父親はハーバード大学教授で、数ヶ国語ができるからライダルはこうして外国人相手に遺跡案内の仕事をしているのだ。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第07段落】 今日も女子大生（カラヤニ・マルゴーら）の観光客グループを相手にガイドをしている。その時、ライダルはパルテノン神殿の辺りを散策する洒落たアメリカ人夫婦に目を留めた。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第08段落】 アメリカ人観光客チェスター・マクファーランド（ヴィゴ・モーテンセン：『 危険なメソッド (2011) A DANGEROUS METHOD 』等）とコレット・マクファーランド（キルステン・ダンスト：『 メランコリア (2011) MELANCHOLIA 』等）夫妻。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第09段落】 マクファーランド夫妻は船でコリントス運河からアテネに到着した。夫チェスターは白のリネンスーツにパナマハットという紳士の出で立ち。ハイヒールにワンピース姿の妻コレットは夫よりずっと年下で魅力的。どう見ても優雅な中年夫婦の金持ち旅行だ。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第10段落】 チェスターは投資仲介人だと自己紹介して、その若者をガイドに雇う。こうしてライダルはそのリッチそうな観光客夫婦の案内役をすることになった。ガイドが気に入られて、ライダルはホテルでの夕食に招待される。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第11段落】 ライダルは夫妻の富と洗練された様子、それに夫＜ヴィゴ・モーテンセン：1958年生まれ＞よりも二回りくらい年下の奥さん＜キルステン・ダンスト：1982年生まれ＞の美貌に好奇心がいっぱい。食事中も、若くて気軽く肉感的なコレットに目が釘付けだ。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第12段落】 ライダルには恋人ローレン（デイジー・ビーヴァン）がいるが。因みに、このデイジー・ビーヴァンは、『ギリシャに消えた嘘』製作のティム・ビーヴァン（『 アンナ・カレーニナ (2012) ANNA KARENINA 』『 裏切りのサーカス (2011) TINKER TAILOR SOLDIER SPY 』等）とジョエリー・リチャードソン（『 ドラゴン・タトゥーの女 (2011) THE GIRL WITH THE DRAGON TATTOO 』等）との間の娘である。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第13段落】 妻コレットはライダルのことを気に入る。夫チェスターは嫉妬も感じるし信頼する気になれない。ディナーの後でライダルは帰っていくが、さっき同乗したタクシー内にコレットがブレスレットを置き忘れたのを渡そうと、ライダルはホテルに舞い戻るところだ。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第14段落】 その間に、休もうとしている夫妻のホテルの部屋を初老の男性が訪れた。ポール・ヴィットリオ（デヴィッド・ウォーショフスキ：『 ９６時間／レクイエム (2014) TAKEN 3 / TAK3N 』等）という私立探偵であった。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第15段落】 チェスターは招かれざる客を追い返そうとするが、その探偵はドアを押しのけて入ってくる。チェスターは『 華麗なるギャツビー (2013) THE GREAT GATSBY 』のギャツビーのような得体の知れない人物として描かれたそうだ。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第16段落】 実は、紳士然としているチェスターだが詐欺師だったのだ。チェスターは架空の石油会社をでっち上げて、投資家を欺いて大金を投資させて奪うという詐欺をしてきたから、探偵は投資家たちに雇われて大金を返せと要求しにきたのだった。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第17段落】 二人はバスルームで対峙する。と、探偵が銃を向けて迫るので格闘になり、妻コレットはベッドで脅えている。そして遂にチェスターは探偵を殺害してしまった。詐欺師であるだけで殺人なんて初めてだろう。うろたえるチェスター。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第18段落】 それで、探偵の宿泊部屋まで死体を引きずっていく。そこを、ちょうど戻ってきたライダルが廊下で目撃。チェスターはライダルに手伝ってくれと頼む。ライダルはチェスターに父性を感じたのか、引き受けた。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第19段落】 チェスターは、探偵を殺したとは明言せず、探偵がバーで酔いつぶれて意識が無いのを見つけたので、とか向こうからかかってきたのだ、というふりをしておいた。こうしてライダルが殺人の後始末に加担したことから、夫婦二人から、三人という異常な絆が出来てしまった。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第20段落】 夫妻はホテルのフロントにパスポートを預けたままだ。警察沙汰になるから、姿を隠さざるをえない。ホテルには身分を証明するものがなければ泊まれない。そこで、ライダルは地元のコネを使って、偽装パスポートの取得に奔走する。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第21段落】 ヤヒヤ（イーイト・オズシュネール）という友人が偽装パスポートを用意してくれて届く間、クレタ島で待とうとライダルが提案する。とりあえず、その夜はホテルに宿泊できないので、三人はレストランで時間を潰す。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第22段落】 チェスターは酔っ払いながら、若い妻とライダルが一緒にダンスして親密になっていくのを目にしている。その夜は三人とも波止場近くで寝た。この頃からチェスターは酔いつぶれたり眠ったりしてばかり。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第23段落】 翌日、三人はクレタ地方のハニア県往きのバスに乗った。クレタ島はギリシャ最大の島で、温暖な気候や自然景観から地中海の代表的な観光地として知られる。ギリシャ神話の「クレタの迷宮」（『 迷宮の女 (2003) DEDALES 』参照）が有名だ。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第24段落】 ハニアは美しい港町で、その風光明媚なことといったらない。ここで思いっきり楽しく甘く観光を楽しみ（クレタ島のタクシー運転手／ブライアン・ニブレット：『 アンナ・カレーニナ (2012) ANNA KARENINA 』等） 、夜には、夫チェスターが熟睡中、コレットはライダルのホテルの部屋に赴くのだ。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第25段落】 クレタ島の北岸中央部イラクリオン県に戻るバスに揺られていると、地元住民の読む新聞に、アテネのホテルから逃亡したアメリカ人、という写真付き記事が目に入った。あッ、気付かれている！ 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第26段落】 コレットは次のバス停で急いで飛び降りる。びっくりして夫チェスターもライダルもそれに続いた。そしてクノッソス遺跡＜クレタ島にある青銅時代最大の遺跡＞まで徒歩で逃げる。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第27段落】 雨が降り出したので雨やどりの場が欲しい。そこで、チェスターは洞窟＜ラビュリントス（迷宮・迷路）＞を見つけて入っていった。戻らないのでライダルが追うと、チェスターはライダルを殴って気絶させる。誘い込んだのだ。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第28段落】 チェスターが出てきて妻を連れ出そうとするが、ライダルは出てこないので、コレットは彼を置いていくのを拒否する。ライダルはどうしたの？と言い争いになり、階段で妻コレットはバランスを崩して転落死してしまった。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第29段落】 キルステン・ダンスト扮するコレット・マクファーランドはここで死んでしまう！これから後は男二人がどうなるか、だ。チェスターは逃げて、気絶のライダルは置いてきぼり。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第30段落】 朝に気が付いたライダル。ラビュリントス見学の学生たちとガイドに目撃される。そしてチェスターの後を追う。その頃チェスターはイラクリオンに急行して偽造旅券を $2,500（現換算で約30万円）で受け取った。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第31段落】 ライダルはクノッソス遺跡に着いてチェスターを探し出した。ライダルが妻コレットを愛していたのを夫チェスターは分かっているので、チェスターは国外逃亡を手助けしてくれとライダルに頼む。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第32段落】 それに、探偵殺害の件以来、二人は妙な縁で結ばれているわけだし、偽造旅券の入手も謂わば共謀、コレットの死にも近くに居合わせたわけだ。どちらかが逮捕されれば、もう一方のことを白状してしまうだろう。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第33段落】 だからライダルは協力するふりをして、早速行動へ移す。先ずアテネまで乗船（船上の若いギリシャ人／ニコス・マヴラキス）、次に空港へ（税関の警官／ソクラテス・アラフォウツォス）。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第34段落】 チェスターはドイツのフランクフルト空港までのチケット二人分を購入するふりをして、飲み物を買いに行くと言ってそのままイスタンブールへの便に独りで乗り込んだ。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第35段落】 ライダルは、亡きコレットの偽造旅券を入れたスーツケースと共に残され、コレット殺人犯という濡れ衣を着せられるわけだ。チェスターに嵌めれたと気付くライダル。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第36段落】 チェスターは警察に匿名で通報している筈だから、ライダルは空港から逃亡して警察の手から逃れた。偽造パスポートの偽名からチェスターの居所を掴んだライダルは、イスタンブールでチェスターに電話をかけ、会う約束を取り付ける。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第37段落】 落ち合う場所はイスタンブールのグランドバザール。フランス語発音はグランバザール。トルコの現地名はカパルチャルシュ＜屋根付き市場の意味＞という。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第38段落】 会う口実は、秘密を暴露されたくなければカネを出せ、というゆすりである。しかし、実はこの時点でライダルは逮捕されていて、警察がチェスターが真犯人なら証拠を得て捕まえるために両者を会わせるという囮だった。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第39段落】 トルコの警察（オズカン・オズデミール、メフメット・エッセンら）はライダルに隠しマイクを装着させて行かせた。グランドバザールでチェスターと落ち合ったライダルは、事件関係をくどくどとチェスターに質問する。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第40段落】 それでチェスターは怪しみ、罠に嵌められたと気付いてそこから逃走する。結局チェスターもライダルも逃走し、その最中にチェスターはトルコ警察から銃撃を受けた。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第41段落】 瀕死のチェスターはライダルが隠しマイクを付けられているのを知っており、全てを白状する。二人を殺害したことを。警察はそれでチェスターが真犯人であることを認め、ライダルは潔白として釈放された。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第42段落】 ライダルは釈放後、チェスターのお墓参りをして映画は終わる。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第43段落】 『ギリシャに消えた嘘』の英語原題『 The Two Faces of January 』の由来を調べてみた。１月 January の語源でローマ神話の“ヤヌス Janus”という“出入り口と扉の神”は、前後２つの顔を持つ。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第44段落】 ヤヌスは一年の終わりと始まりの境界に位置し、１月を司る神。入り口の神でもあるから物事の始まりの神でもある。過去と未来の間に立つという説明もある。英語の１月が January なのは、ヤヌスの月 the month Januarius だから。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第45段落】 『 The Two Faces of January 』という原題から、“２つの顔を持つヤヌスの月”１月ということで、二つの個性＜チェスターとライダル＞がこのストーリーの顛末に重要な役割を果たしている。 【ギリシャに消えた嘘／あらすじ結末までネタバレ満開 第46段落】 警察当局から逃げているうちにこの二人は結束せざるを得なくなった。ライダルの父は故人だからチェスターに父親の影を見たのかもしれない。先に死ぬ妻とこの男性二人という三人は、新バージョンのギリシャ劇を演じているようだと米国で評された。 以上。 ※＜ギリシャに消えた嘘＞のテキストは、＜『THE TWO FACES OF JANUARY』-Wikipedia英語版、『THE TWO FACES OF JANUARY』-IMDb、『THE TWO FACES OF JANUARY』関連サイト英語版の翻訳、映画『ギリシャに消えた嘘』-Wikipedia、『ギリシャに消えた嘘』ＥＰＫ、公式サイト・関連サイト等を引用。 ※本ファイル＜ギリシャに消えた嘘＞には間違いがある場合がありますので、お読みになる方は、どうかご了承くださいませ。 テキスト：幸田幸 |
http://coda21.net/broadband/index.htm
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