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【恭子の動画映像ブログ】 2015年4月10日(金)公開予定
最新映画のネタバレ/あらすじ・ストーリー・結末のネタバレ・完全ネタバレ |
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バードマンのネタバレ |
映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』の解説
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Trailer Courtesy of FoxSearchlight
(C)2014 Twentieth Century Fox Film Corporation.
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バードマンのネタバレ |
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【バードマンのネタバレ】
今日のタイトルは「バードマンのネタバレ」です。
そしてYouTube動画映像版は映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』の予告編です。
映画『 バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) (2014)
BIRDMAN OR (THE UNEXPECTED VIRTUE OF IGNORANCE) 』の映画解説はこちらから。
このページは、幸田幸@映画の森てんこ森が、日本公開前の映画を海外の劇場やDVDで鑑賞して作文したり、『
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) (2014)
BIRDMAN OR (THE UNEXPECTED VIRTUE
OF IGNORANCE) 』のWikipedia英語版プロットや、海外映画情報(あらすじ・ストーリー・ネタバレ等)を大雑把に日本語訳して編集、纏めたものです。
■映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』の劇場公開
2015年4月10日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー!!
※日本配給情報:劇場公開(20世紀フォックス映画)
※ネタバレご注意:あらすじ・ストーリー・結末まで、完全ネタバレですので、映画『
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) (2014)
BIRDMAN OR (THE UNEXPECTED VIRTUE OF IGNORANCE) 』をまだご覧になっていない方はネタバレにご注意ください。※タイトルは長いので、検索エンジン対策として『バードマン』と簡略化しています。ご了承ください。
Warning!The items below here contain information
that may give away important plot points.
You may not want to read any further if you've
not already seen this title.
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第01段落】
映画『 バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) (2014)
BIRDMAN OR (THE UNEXPECTED VIRTUE OF IGNORANCE) 』は2014年・第87回アカデミー賞の作品賞を始め四部門の受賞に輝いた話題作で、世界では公開済みの国が殆どなので、映画の森てんこ森では日本公開に先立ち早速アップします。内容をお知りになりたくない方は読むのをお控えください。※実は本作品はまったく調査していなくてアカデミー賞発表後、2015年2月25日(水)に慌てて内容を調べてネタバレ完成したのですが、都合により日本公開直前にアップすることにします。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第02段落】
映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』の冒頭は、スペースシャトルからの打上ロケットのようなものが空を横切るシーン。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第03段落】
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のこの冒頭シーンから最後まで、まるで全編1カットに見えるような驚異の撮影スタイルで貫かれている。だからエマニュエル・ルベツキ(『
ゼロ・グラビティ (2013) GRAVITY 』等)がアカデミー撮影賞をとったのか!
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第04段落】
ニューヨーク、ブロードウェイのセントジェームズ劇場の舞台裏。楽屋で脚を組んで空中浮揚しているのはリーガン・トムソン(マイケル・キートン:『
アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事! (2010)
THE OTHER GUYS 』等)という熟年俳優。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第05段落】
楽屋の壁に貼ってある『バードマン』のポスターからと思われるバードマンの声がリーガンをなじる。『バードマン』とは、嘗て数十年前にリーガン・トムソンがスーパーヒーローに扮して大ヒットした映画だ。それは過去の栄光。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第06段落】
国民的人気を博した役者(若きバードマン/ベンジャミン・ケインズ:『
ブロークンシティ (2012) BROKEN CITY 』等)が、今は落ちぶれ失意の日々を送っているのだ。狭く汚く臭い楽屋で『バードマン』の過去の栄光の声に嘲られるのは厭でたまらない。それを、『
バットマン (1989) 』俳優のマイケル・キートンに演じさせる面白さ。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第07段落】
俳優としてのリーガンのアシスタントもしている娘サム・トムソン(エマ・ストーン:『
アメイジング・スパイダーマン2 (2014) THE
AMAZING SPIDER-MAN 2 』等)から連絡が入る。やはりスーパーヒーロー映画『スパイダーマン』のヒロイン役のエマ・ストーンである。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第08段落】
花屋にいるのだが、リーガンが欲している花は無い。リーガンはいい香りのする花が欲しいのだが。でもバラは嫌い。そこへ、リハーサルの時間だからと、ステージに召集された。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第09段落】
実は、リーガンは復活をかけてブロードウェイの舞台を成功させようとしているのである。もう一花咲かせたい。リーガンの全てが注ぎ込まれている作品だ。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第10段落】
レイモンド・カーヴァーの "What We
Talk About When We Talk About Love"
『愛について語るときに我々の語ること』をリーガン自らが脚色・演出・主演を務める舞台なのである。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第11段落】
リーガンの親友で弁護士でマネージャーでこの演劇のプロデューサーであるジェイク(ザック・ガリフィナーキス:『
ハングオーバー!!! 最後の反省会 (2013) THE
HANGOVER PART III 』等)はそんなリーガンの脚色・演出・主演を心配している。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第12段落】
実際、ラルフ(ジェレミー・シェイモス)という俳優はどうもよくない。台所のシーンで役者たちが揃っている舞台へリーガンも合流した。すると、照明の一つが突然落下してきてラルフを直撃した。ラルフは気を失い、もう出演は無理。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第13段落】
そのシーンには、女優レスリー(ナオミ・ワッツ:『
ドリームハウス (2011) DREAM HOUSE 』等)、リーガンの恋人で女優ローラ(アンドレア・ライズブロー:『
オブリビオン (2013) OBLIVION 』等)もいた。あ、リーガンはバツイチだ。サムは別れた妻との子だ。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第14段落】
さて、ラルフが降板ということで、代役を探さねばならない。レスリーが推薦するのは、レスリーの元恋人で有名な舞台俳優マイク・シャイナー(エドワード・ノートン:『
ムーンライズ・キングダム (2012) MOONRISE
KINGDOM 』等)。『 インクレディブル・ハルク (2008)
』でまたもやスーパーヒーローのハルクを演じたエドワード・ノートンだ。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第15段落】
リーガンが楽屋に戻ると、午後のインタヴューの準備を、とジェイクに堰かされる。インタヴューでは、現在進行中の劇の話よりも、リーガンの“バードマン”で時代の寵児だった頃と落ちぶれた今とのキャリアのギャップやゴシップが取り沙汰されてしまう。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第16段落】
その夜、リーガンは代役候補のマイク・シャイナーと会うためにステージへ。会ってみると、マイクは非常に強烈なメソッド演技法<リアリステックな、より現実と近い、自然な演技・表現を行う>の俳優だ。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第17段落】
リーガンの娘でアシスタントのサムは、マイクを衣装室へ案内した。すると、マイクは若い女性サムの目の前で裸体に。そこへマイクの元恋人の女優レスリーが入ってきて、サムが衣装棚の後ろに隠れているのも知らず、こう言う。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第18段落】
リーガンの麻薬常用者・頽廃的な敗者の娘の前で裸になっては駄目だから、服を着なさいよ、と。サムは姿を現して出て行った。レスリーはきまり悪くてマイクに大声を上げる。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第19段落】
リーガンの恋人、女優ローラは妊娠を伝える。リーガンは嬉しそうなふりをしてみせるが、嘘だとバレバレで、ローラはぷんぷん怒って出て行った。ジェイクに計画性の無さを指摘されたが、リーガンは責任は取ると言う。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第20段落】
『愛について語るときに我々の語ること』のプレビュー公演<本演開幕日の前に行われる試験公演>となった。マイクは劇中で本物のジンを飲もうと決めている。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第21段落】
舞台監督アニー(メリット・ウェヴァー)に言われて、リーガンは本物のジンと小道具のジンと取り替えた。リーガンが長い台詞を言っている間に、マイクはジンが偽物と代わっているのに気付き、芝居を止めて、芸と登場人物に専心していないと言ってリーガンに怒鳴る。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第22段落】
リーガンはカーテンを降ろさせ、マイクと喧嘩になった。リーガンは、俺はこの舞台に全身全霊を入れ込んでいるのだと言い張る。一方、マイクは、そもそもリーガンは映画俳優なのだからブロードウェイに立つなんてありっこない、と反論する。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第23段落】
リーガンはマイクを降板させることもできるのだが、マイク登板ということで売れたチケットのことを考慮するとそれはできない、とジェイクが収めるのだ。だからマイクは辞めることは出来ない。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第24段落】
プレビュー公演の観客席には、リーガンの元妻シルビア・トムソン(エイミー・ライアン:『
カポーティ (2005) CAPOTE 』等)もいて、リーガンの様子を見に楽屋に来た。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第25段落】
この劇の資金の足しに、自分達のマリブ(『
ラスト・ベガス (2013) LAST VEGAS 』参照)の家を売りに出したとリーガンから聞いて、シルビアは腹を立てる。将来、娘サムの家になる筈だったからだ。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第26段落】
リーガンはマイクと外で話すが、噛み合わない。近隣のバー(バーテンダーのトミー/ウィリアム・ユーマンズ:『
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い (2011)
EXTREMELY LOUD AND INCREDIBLY CLOSE 』等)に場を変えてもまだ言い争いは続く。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第27段落】
リーガンは、プレビュー公演というのは出来映え具合をチェックできるいい機会であって、一番大事なのは初日であること、そして一番影響力のあるのは、演劇批評家の発する論評であることを語る。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第28段落】
演劇批評家タビサ・ディキンソン(リンゼイ・ダンカン:『
アリス・イン・ワンダーランド (2010) ALICE
IN WONDERLAND 』等)は辛口で有名。公演が成功するか失敗に終わるかは、彼女の言葉にかかっているのだ。その彼女がそこにいる。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第29段落】
ブロードウェイでは、リーガン・トムソンみたいな“落ちぶれた”映画スターなんて誰も相手にしてくれないのだ。と言っても、大ファンだから一緒に写真を、と求めてくる一家(デヴィッド・フィエロ、ポーラ・ペル、ハドソン・フリン)もいるが。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第30段落】
バーを出るとき、リーガンは批評家タビサ・ディキンソンの所で立ち止まって悪態をつく。酷評するだろうと心配なのかと訊くタビサ。リーガンは、俺が下手な演技をしたらすぐさま酷評するに決まっている、と思う。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第31段落】
プレビュー公演二回目では、マイクとレスリーはベッドシーンで“本番”的になってしまい、観客に大喝采を浴びて成功した。レスリーはステージ上でマイクと“あんな”ことになって気が動転している。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第32段落】
リーガンはレスリーの楽屋に行って、勇敢だし素晴らしかったと伝える。リーガンの恋人ローラもそこにいて、リーガンと一緒にいるといつも傷つくのだ、と後で話す。リーガンはローラに良いことは全然言ってくれないのだそうだ。ローラとレスリーはキスして痛みを分かち合う。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第33段落】
劇の終盤で、リーガンは銃で頭部を撃つシーンがある。その銃が小道具だと現実味がないとマイクは意見した。その後マイクは煙草を吸いに屋根に上がり、サムとバッタリ。“truth
or dare”(真実を言うか挑戦か)ゲームをして少し話すが、サムには難しそう。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第34段落】
翌日の新聞ではマイクの記事が大々的に載り、リーガンは目立たない。リーガンはテレパシーを使ってバードマンのポスターを剥がす。そして自分よりも注目を浴びたマイクに立腹して喧嘩へ。でも、ジェイクは親友リーガンに、続けるよう勇気付けるのだ。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第35段落】
芝居の最中、リーガンは娘サムがマイクといちゃついているのを発見。また、最後のシーンの前に煙草を吸いに外に出た。するとロックされて劇場内に戻れなくなってしまい、服もドアに挟まれて、パンツ一枚の姿に。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第36段落】
その姿で仕方なく表口へ廻るリーガン。ブロードウェイのど真ん中で、昔の映画スターがそんな格好で歩くものだから、歩行者たちは大喜びだ。まだまだ人気があるみたい。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第37段落】
リーガンは再び劇場に入って、その姿で観客席の後ろからステージに向けて進んでいく。指を銃のようにして。舞台裏方さん(ジョエル・マーシュ・ガーランド、ジャマール・ギャリソン=ロウら)が小道具の銃をリーガンに渡し、シーンを演じきる。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第38段落】
公演の後、リーガンはまたバーに出向いて、演劇評論家タビサ・ディキンソンに話しかける。お酒をおごり、この劇の由来を語ろうとするが、タビサは関心を示さない。明日、リーガンの初日をさんざんケチつける決心でいるのだ。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第39段落】
本物の役者のふりをする映画スターには何のリスペクトもしない、と言うタビサに、俺は役者だ、とリーガンは言い張る。でも、タビサは、あなたはただのセレブよ、と言ってリーガンの言葉を訂正するのだ。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第40段落】
リーガンは酔っ払って、通りで寝込んでしまった。翌朝、目を覚ましたリーガンは、確信を持って通りを歩く。羽の生えた巨大なバードマンがリーガンの真後ろに控えて、バードマンの声が聞こえる。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第41段落】
バードマンの声はこう語る。劇なんか必要ない、ハリウッドに戻ってバードマンの映画をもう一本作るべきだ、そうすれば皆嬉しがるし、お前だって稼ぎまくれるぞ、と。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第42段落】
リーガンはそれを耳にして想像を巡らせる。そこにある普通の街を、爆発や巨大ロボットで、大ヒット作のシーンに変えてしまうのだ。念力というか想像力というか。そこから正気に戻ると、あるビルの屋上に上がる。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第43段落】
すると男が出てきて、出っ張り(『 崖っぷちの男 (2012) MAN ON A LEDGE 』参照)から離れて、とリーガンに言う。それに従うリーガンに、その男は大丈夫かと問うと、リーガンは振り向いて、駆け出して屋上から飛び降りた。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第44段落】
リーガンはスーパーヒーローのように街を飛び貫けて、セントジェームズ劇場に戻った。そして劇場内へ。外ではタクシー運転手(ビル・キャンプ:『
それでも夜は明ける (2013) 12 YEARS A SLAVE 』等)が、リーガンが料金を踏み倒したと言って頭に来ている。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第45段落】
リーガンは娘のサムと腹を割った話をする。サムは父親を悪く言い放つ。昔のキャリアなんてもう今は通用しない、こんな公演だって何にもならないし重要ではない、お父さんは重要ではない、それをお父さんは理解できていないのだわ、と。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第46段落】
リーガンは、この演劇こそ、俺が最後に重要なことをするチャンスなのだ、と娘に語る。それがラストシーンに繋がるなんて・・・。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第47段落】
リーガンの恋人ローラは、妊娠はしていないから心配ご無用と言いに来た。また、娘サムとマイクはステージの上の梁で結ばれた。そして遂に初演の晩となる。リーガンの楽屋は花でいっぱいだが、どれも彼の好みとは違う。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第48段落】
元妻シルビアも舞台裏に激励にやって来た。するとリーガンは昔話をする。浮気したのがシルビアにばれた夜、俺は海で入水自殺を試みたのに、クラゲに刺されて浜辺に舞い戻ったのだ、と。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第49段落】
シルビアも覚えていた。こんな昔話、やはり何かが・・・。俺が最後に正しいことができるチャンスだから、絶対に今夜の初演をしなければならないのだ、とリーガンは言い切る。何か覚悟が・・・。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第50段落】
シルビアが向こうに行くと、リーガンは本物の銃を取り出して舞台に上がった。最後のシーンで長セリフを言った後、何と、彼は本当に頭を銃で撃ったのである。鼻が飛ばされた。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第51段落】
観客はショックを受けた。が、直後、その場の全員<ただし、辛口演劇評論家タビサ・ディキンソンはその最中に席を立った>がスタンディングオベーション。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第52段落】
ロケットが空中をまた飛び抜ける。クラゲも浜辺にいる。リーガンは今、病室だ。親友ジェイクが大成功を伝える。“超現実主義”という演劇メソッドの新時代をリーガンが開いたのだ、と評論家タビサが褒めちぎっている、という。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第53段落】
リーガン・トムソンはあの銃が本物だと知らなかったのでは、とも憶測され、論評の一つにはこう書いてあった。「
Unexpected Virtue of Ignorance (無知がもたらす予期せぬ奇跡)」。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第54段落】
これこそが英語原題でも邦題でもついている、『
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡 BIRDMAN
OR (THE UNEXPECTED VIRTUE OF IGNORANCE) 』の由来だったんだ!
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第55段落】
鼻を撃ち飛ばしたリーガンの顔は包帯でグルグル巻きにされているが、それはバードマンの仮面が覆っているのと同じ部分である。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第56段落】
娘サムが父の好みの花を持って見舞いに来てくれた。やはり可愛い娘だ。その後、サムが花瓶を取りにその場を離れると、リーガンは洗面所に行って包帯を外し、鏡で自分の顔をつくづく見る。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第57段落】
リーガンはバードマンを遂に払いのけた。部屋に戻ると鳥たちが窓の外を飛んでいるのを目にした。リーガンは窓を開け、出っ張りの上に立つ・・・。娘が戻ると父の姿はない。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第58段落】
娘が窓の下方の地面を見るが、そこには父の体はない。空を見上げて微笑む娘サムであった。
【バードマン/あらすじ結末までネタバレ満開 第59段落】
『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』の監督・脚本・製作の三役を務めたアレハンドロ・G・イニャリトゥ(『
ブロークバック・マウンテン (2005) BROKEBACK
MOUNTAIN 』等)は、こうして2014年・第87回アカデミー監督賞・脚本賞を手にしたのである。
以上。
※<バードマン>のネタバレテキストは、<『IBIRDMAN
OR (THE UNEXPECTED VIRTUE OF IGNORANCE)』-Wikipedia英語版、『BIRDMAN
OR (THE UNEXPECTED VIRTUE OF IGNORANCE)』-IMDb、『BIRDMAN
OR (THE UNEXPECTED VIRTUE OF IGNORANCE)』関連サイト英語版の翻訳、映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』-Wikipedia、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』EPK、公式サイト・関連サイト等を引用。
※本ファイル<バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)>には間違いがある場合がありますので、お読みになる方は、どうかご了承くださいませ。
テキスト:幸田幸
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