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そして、また以下のようなメールも頂きました。以下参照。
>今日、テレビでGIジェーンをみました。
>最後の意味がわからずすっきりしません。
>マスターチーフは何をあげて、あの本の
>意味はなんだったんでしょうか?
>もし分かれば教えていただけないでしょうか。
ネイビー・SEAL(海軍のエリート偵察部隊)の12週間に及ぶ地獄の訓練プログラムに
G.I.ジェーン(デミ・ムーア演じるジョーダン・オニール少尉という海軍情報部に勤務する女性将校)が参加する。教官の鬼軍曹ウルゲイル(ビゴ・モーテンセン)は最初の訓示の中で詩を引用する。そして、又、最後のシーンで、実戦で負傷した教官が去る時、オニール少尉に教官の武勲章と詩集を手渡す。詩は
D.H.LAWRENCE(David Herbert Lawrence デイヴィッド・ハーバート・ロレンス)の「Self-Pity(自己憐憫)」です。彼は日本では「チャタレー夫人の恋人」で有名です。詩を引用します。
SELF-PITY
I never saw a wild thing
sorry for itself.
A small bird will drop frozen dead from a
bough
without ever having felt sorry for itself.
自己憐憫
私は、自分自身を哀れむ野生の生き物を見たことはない
小鳥は凍え死に枝から落ちても
決して自分自身を哀れとは思わない
(幸の日本語訳です。「Self-Pity」は、D.H.LAWRENCE
Selected Poetry, The Penguin Poetry Library
の「Pansies(パンジー)」という詩集の中にあります。)
幸は「映画の森てんこ森」の映画レヴューコーナー(幸の映画三昧)でアップしてある「G.I.ジェーン」では、このシーンのことは触れていません。鬼教官はもうオニール少尉に教えるものはない。彼女の根性と勇気と武勲は賞賛に値すると評価し、自分の勲章を与え、そして部隊を去っていく自分を惨めだとは思わないというメッセージが詩集だと思います。いい契機を頂いたので、質問のご本人にはメールで、そしてこのような形でも回答させて頂きました。
参考にした資料は、
http://www.cswnet.com/~erin/lawrence.htm
http://mss.library.nottingham.ac.uk/dhl_home.html です。
ちなみに、今日の夜9時から「グリーン・マイル」が放送されるので、またその結果がどうなるか楽しみです。現時点では7件しかアクセスがありませんが・・・。 |