灯台守の恋
表紙目次読む映画試写会レヴュー観たい度映画予告編エッセイ日誌試写会情報リンク集
映画人解説・レヴュー一覧表映画ゲーム思い出映画ブロードバンド(B)版旅行の森てんこ森
 灯台守の恋@映画の森てんこ森
映画『 レキピエ (2004) L' Equipier 』のグレゴリ・デランジェール
レキピエ L'Equipier (相棒)-灯台守の恋
2005年1月10日月曜日 「シャイな幸の独り言」トップへ
 映画『 灯台守の恋 (2004) L'EQUIPIER (仏題) / THE LIGHT (英題) 』について、フランス・パリ在住のYさんより情報をいただいた。
 映画『 レキピエ (原題) (2004) L' Equipier 』のタイトルだが、日本語タイトルはこれを書いている現時点では日本には何一つ情報がなく、未定だ。フランス語の“equipier”を白水社の新仏和中辞典で引くと、<n. 労働者の組や班の一員 [運] (チームやクルーの)メンバー、選手>とあるが、映画『 レキピエ (2004) L'Equipier 』の“レキピエ L'Equipier”とは「相棒」という意味だ。※2005年8月27日に邦題「灯台守の恋」と更新

 この映画『 灯台守の恋 (2004) L'EQUIPIER (仏題) / THE LIGHT (英題) 』では、幸が『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』で気に入ったグレゴリ・デランジェール Grégori Derangère が
出ている。(※グレゴリ・デランジェールについて詳しくはここをクリック

■映画『 灯台守の恋 (2004) L'EQUIPIER (仏題) / THE LIGHT (英題) 』のデータ
レキピエ L'Equipier
レキピエ (原題) (2004) L'Equipier (仏題)
(c) Mars Distribution
より使わせて頂いてます。
上映時間:104分
製作国:フランス
フランス公開日:2004/11/3
日本公開情報:未定
日本公開日:未定
ジャンル:ドラマ

監督:Philippe Lioret フィリップ・リオレ
出演:
 Sandrine Bonnaire サンドリーヌ・ボネール
 Philippe Torreton フィリップ・トレトン
 Grégori Derangère グレゴリ・デランジェール

 ブルターニュの島の灯台守の厳しい日常と、島の中での、よそ者と住人との出会いを通じ二人の間に流れる感情を描く。愛と友情をテーマに、二つの出会いの話に組み立ててフィリップ・リオレ監督が作り上げた話題作だ。
 若い女性カミーユは自分の生まれ故郷のウエッサン島に戻ってくる。もう今は亡くなってしまっている両親の家を売却するためだ。カミーユと伯母のジャンヌの二人はその家で最後の夜を過ごすことになる。しかし、その夜、家族の秘密を知ることにより、カミーユの運命が・・・
 映画の初めは現在のこと。カミーユは、一冊の本を受け取る。その本はアントワーヌ・カッサンディ(グレゴリ・デランジェール)著“Mon bout du monde(モン・ブ・デュ・モンド=私の世界の果て)”。表紙のイラストが、父親が灯台守をしていた“La Jument (ラ・ジュマン)”という灯台に似ているのと、伯母の態度が気になった彼女は、その本を読みはじめる....

▲TOPへ
■映画『 レキピエ (2004) L'Equipier 』のグレゴリ・デランジェールの記事
 以下はYさんが映画『 レキピエ (2004) L'Equipier 』のグレゴリ・デランジェールのインタヴュー記事を翻訳した記事である。

■2004年10月21日: シネムービー/Yahoo! インタビューアー:エジル・バン
 
Q:まず、貴方の演じる役柄は?
グレゴリ・デランジェール
 ちょっと変わった人間、本当だよ..。僕は、ラプノー監督の去年の映画『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』から抜け出た所だった。あの映画の中で僕が演じたのは、言わば、育ち切っていない男、で、なんだかそこら中走り回ってる男、きれいな女の人に恋いこがれている男...。だから、この映画の役を提供された時は、すごく嬉しかった。変わった男、そう、彼には秘密があるから。何か重い過去を引きずっている男、話したくないミステリアスな何か。ウエスタン物に出てきそうなタイプの人物。たどり着いた町の住人全員に、じろじろ見られてるカウボーイみたいなね。そう言う非常に深みのある役、いままでにやり慣れて来た役とはかけ離れた役、を提供されて、本当に嬉しかった。

Q:サンドリン・ボネールと共演する事は?
グレゴリ・デランジェール
 僕にとっては、とても大切な事だったし、とても楽しかった。フィリップ・トレトンと共演する事も、すごくよかった。さっき、『 ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』の話をしたけれど...この映画の中でも、僕はすごい俳優達に囲まれたよ。もちろん撮影開始の頃は、そんなすごい人達の前で、ちょっと緊張した。でも、素晴らしい男優や女優達といると、いつも同じなんだよ:彼等は、緊張をほぐしてくれる。それに、取り分け、こっちがうまく行くように演じてくれる。あまりにも濃密な人達だから、いつも何かが起こる...だから、彼等に対応して立場を取る。そういう風に、僕たちは彼等に答える人間なんだ...サンドリン・ボネールに恋するのは、容易い物だよ。(笑)フィリップ・トレトンのライバルになる、これも問題なし。..。とにかく、メルシー!だって、彼等のような俳優、つまり...すごくいい俳優と仕事するほうが、いつも楽なんだ。見事な足蹴りを食わしてくれるからね。

Q:ウエッサン島で、ああいうコンディションで撮影する事は、撮影隊とのチームワークを強めたでしょう?

(c) Mars Distributionより引用
映画『 レキピエ (2004) L' Equipier 』の
グレゴリ・デランジェール

グレゴリ・デランジェール
 やたら湿気の多い撮影コンディションだったし、僕らはしょっちゅう、骨の髄まで濡れていたよ。おまけに、崖の上に、水砲装置に囲まれた灯台の上部を再現したセットが作られていた。そこで僕らは15日間というもの、何リットルもの水をぶっかけられ通しだった。それ以外、島に関しては...。確かに、僕はブルターニュを少し発見したと言える。まあ、僕のやる人物よりは、ずっとうまく事が運んだよ。人々は愛想が良かった。うまい物をたらふく食って、たらふく飲んだ。天気もよかった。問題は水だけ、ってこと!ちょっと寒かったけど...それ以外は、パーフェクトだったよ。

Q:いままでに、灯台守に会った事は?彼等の日常については知ってましたか?
グレゴリ・デランジェール
 いいや、あんまり。僕のやるのは、いきなりやって来る人物の役だし、彼等の生活なんか全く知らない人間だ。だから、あえて、そういう事を前もって調べたくはなかった。話の中での、本物の灯台守は、(フィリップ)トレトンだよ!僕の役は、ブルターニュ人達の所へやって来た男なんだ。“ブルターニュ人達の世界にやって来たアントワーヌ”なのさ。

Q:貴方の人物像の“目立たない”所をだす為に、どういう風に役作りをしましたか?
グレゴリ・デランジェール
 僕が取り分け重視したのは、彼の過去だね。彼は、アルジェリア戦争から帰って来た男で、片手がいささか痛んでいる。僕のやる人物像は、主としてその上に立っているんだ。演技のスタイルは...、それについては、監督を信用しなければならなかった。僕の人物の性格は、小さなディテールの重なりから出来ているんだ。眼差しとか、微笑みとか、そんなちょっとした色々な事からね。撮り始めの頃、夕方、現場を離れる時に、一日、大した事をしなかったような気がしたものだよ。でも、監督の腕前って、そこにあるんだ。つまり、少ない材料から、ソースを作り上げるって所。ディテールだけを演じて生み出す役者間の錬金術。

Q:トレトンの演じる人物が、どっかりといる、と言ってもいい程存在感が大きいと解っていると、演技をするのは難しいでしょうね?
グレゴリ・デランジェール
 ちょっとデブだって言いたいのかい?(笑)...それとも、いささか無愛想だって?...まあ、ね、...確かに、僕らは、相補性を演じたのだけれど...僕としては、彼みたいな俳優と共演するのは好きだよ。前の映画でデパルデューと演じた時も同じような感じだった。僕はね、どっしりしたり、がっしりした体格の人達とうまく合わさる体格をしているんだ。普通、画面上では、気にならない...

Q:プルミエで映画をみた時に、一番驚いたのは?(ネタばれ注意!
グレゴリ・デランジェール
 僕の娘を発見したこと...彼女の顔を画面で見たのは、初めてだったんだ。どういう人物かも、良く知らなかった...。それから、もちろん、フィリップ(トレトン)の演技に驚かされた...彼のきめ細かな演技からは目を離せなかった。愛とか、そういう強くて動かし難いものを、言葉無しで創り出すなんて、僕なんか、素晴らしい事だと思う。彼自身も言ってたように、“これは、個人的な映画じゃなくて、どっしりと強い映画なんだ。”別にすごい事が起こるわけではないけれど、力強い映画だよ....(Texte par Y)

以上。Y女史の許諾を得て原文のまま掲載。このコンテンツのコピー・転載・転送など固くお断りします。
▲TOPへ
参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
      IMDb
      allcinema ONLINE
      Nostalgia.com
      Mars Distribution
      CinemaClock.com
      シネムービー/Yahoo!
      allocine.com <http://www.allocine.fr/>
      TIFF Talk: Arsene Lupin
       http://tifftalk.blogspot.com/2004/09/lequipier-light.html
      Yahoo! Cinema: "L'equipier": passion amoureuse et air marin
       http://fr.movies.yahoo.com/041101/5/44fw0.html
      L'Equipier - DvdToile
       http://dvdtoile.com/Film.php?id=10570&page=2
      公式サイト(仏語版)
       http://www.nord-ouest.com/equipier/siteofficiel/
Text by Sati
coda21「映画の森てんこ森」幸田幸。
coda_sati@hotmail.com
「映画の森てんこ森」へ 「旅行の森てんこ森」へ
映画解説・レヴュータイトル一覧表へ
映画の森てんこ森 バナー03

映画の森てんこ森 coda21幸田幸 クレジット バナー01
幸のイタリア各都市情報へ
旅行の森てんこ森 バナー03
136x70
本サイトの作文、データ及び画像などのコンテンツの無断転用はお控え下さい。
貴サイトへの御掲載についてはメールにてお知らせ頂ければ幸いです。
© 2005 Sachi CODA at Eigano-Mori Tenko-Mori, CODA21. All Rights Reserved