七草粥(ななくさがゆ) | |
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七草粥(ななくさがゆ)@映画の森てんこ森 | |
七草粥(ななくさがゆ) | |
2005年1月7日金曜日 | |
今日1月7日朝は七草粥(ななくさがゆ)だったので会社で10時過ぎに腹ペコ青虫になってしまった。だってお粥ってその時はお腹が一杯のようだけど直ぐ空くのだよね。 お陰でお昼またマクド(マクドナルドの関西弁)で私のフルセットコース(ビックマックセットとマックシェイク)をムシャムシャムシャ。お腹一杯食べてリバウンドしそう・・・。 これって前に書いたスロー・フードに反しているよね。お正月早々反省...(-"-;)。 でも映画『 スーパーサイズ・ミー (2004) SUPER SIZE ME 』のように毎日食べているわけではないのでまっいいか。 朝早くから七草粥(ななくさがゆ)を母と一緒に作った。昨日母がスーパーで七草粥(ななくさがゆ)のセットになった材料を買ってきておいたものを調理した。流石に七草囃子は口ずさまないけど母の包丁はトントントンとリズミカルだ。 幸の実家の七草粥(ななくさがゆ)は正確には10品(画像は3年前のもので今日食べた七草粥(ななくさがゆとは異なる)だ。昆布の出し汁をつかい、トリのささみとその昆布を細かく切って入れる。塩は少し多め。梅干をのせて出来上がり。結構美味しい。朝早く韓国ソウルの有名粥店で食べたお粥・チョンボッチュッ(アワビ粥)も旨かった(マシッソヨ!)が、我が家の七草粥(ななくさがゆ)も負けてはいない、絶品だと言いたい。今日の夜食(これを書き終わったら)、会社帰りに買った特価の七草粥(ななくさがゆ)セットで自分一人で作ってみよう。昨日の冷ご飯を利用できるワ。 ※幸の作った夜食の「七草がゆ」の写真 |
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ポスターは nostalgia.comの 許諾のもと掲載しています。 |
七草粥(ななくさがゆ)は「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ」だ。それぞれを漢字で書くと、せり(芹)、なずな(薺)、ごぎょう(御形/五形)、はこべら(繁縷)、ほとけのざ(仏の座)、すずな(菘/鈴菜)、すずしろ(清白)だ。なずなはペンペングサ、はこべらはハコベともいう。すずなはカブで、すずしろは大根のことだ。 朝のTVでも七草粥(ななくさがゆ)をレポートしていた。本来は早春の野から摘んできた野草を頂くのが本筋なのだろうけれども我が家はスーパーの食材だ。でもま雑草の生命力を食して、雑草のごとく逞しく、今年一年間災いなく病気なくやって行きたいものだ。 今年は例年以上に無病息災を願った。 七草粥(ななくさがゆ)は御節(おせち)料理の食べ過ぎや、年末から年始にかけて忘年会や新年会で、もたれた胃には苦味のある七草粥(ななくさがゆ)は効果的。昔の人はよくこんなことを考えたものだ。 |
昔の人って?いつか分からないが、七草粥(ななくさがゆ)の起源は中国にはじまるものらしい。読んだことがないが『日本歳事史』に記載があるらしい。兎に角アリガタイ食べ物であることに違いない。伊勢神宮でも正月7日に若菜の粥を供える神事があるのだとか。そういえば門松やお正月のお飾りは7日までだったかな。 日本には旧暦の暦があり、五節句(ごせっく)というのがある。1月7日は人日(じんじつ)の節句。五節句の内で同じ数字が並ぶ唯一の例外が人日の節句だ。 以下に五節句を挙げておく。 1月7日、人日(じんじつ)の節句 3月3日、上巳(じょうみ・じょうし)の節句−ひなまつり 5月5日、端午(たんご)の節句−子供の日 7月7日、七夕(たなばた)の節句−七夕 9月9日、重陽(ちょうよう)の節句 そしてこの五節句の行事には必ず食べ物がつく。所謂(いわゆる)行事食だ。行事食には、正月、桃の節句、端午の節句、七夕、重陽の節句の計年5回の節句をはじめとした季節の行事の料理がある。節会(せちえ)料理だ。日本の伝統だ。どこかにも書いたがこれこそ日本のスローフードなのだ。 七草粥(ななくさがゆ)がかったるかったのでお腹がすいたなど、言ってはいけないのだ・・・ これを書いていてつくづく思ったよ。 私ってチョッと恥ずかしい日本人かも・・・ |
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■七草粥(ななくさがゆ)の単語と慣用句 | |
以下はネットの大辞林(国語辞典)by三省堂の引用。 ななくさ 【七種/七草】 (1)七つの種類。また、「いろいろ」の意にも用いる。 (2)「春の七草」のこと。[季]新年。 (3)「秋の七草」のこと。[季]秋。 (4)「七種の節句」の略。 ななくさを囃(はや)す 七種の節句の前夜、または当日の朝、春の七草を俎(まないた)に載せ、「唐土(とうど)の鳥と日本の鳥と渡らぬ先に、七草薺(なずな)」などと唱えながら打ち囃すことをいう。当日の朝、この菜を入れて粥を炊き七種の粥として食べる。七草を打つ。薺打つ。[季]新年。 ななくさ-がゆ 【七種粥/七草粥】 (1)正月七日に春の七草を入れて炊(た)いた粥。のちには、薺(なずな)またはあぶら菜だけを用いるようにもなった。菜粥。薺粥。[季]新年。 (2)正月一五日に米・小豆・粟(あわ)など七種の穀物を入れて炊いた粥。後世には小豆だけを入れた「小豆粥」になった。《七種粥》 せり 【芹】 セリ科の多年草。春の七草の一。田の畦、小川の川岸などの湿地に自生し、また栽培もされる。茎は地をはい分枝して、高さ40センチメートル内外となり羽状複葉を互生。夏、花茎を立てて白色の小花を密につける。全体に香気があって若苗を食用とする。根白草。[季]春。 せり摘・む 〔宮中の庭掃除の男が、芹を食する后をかいま見て思いをかけ、芹を摘んで御簾(みす)の辺りに置いたが思い通ぜず焦がれ死にしたという故事による〕願いがかなわない。 「―・みしなどおぼゆる事こそなけれ/枕草子 245」 なずな なづな 【薺】 アブラナ科の越年草。畑や道端に多い。高さ10〜40センチメートル。根出葉は羽状に分裂。春、茎頂に長い総状花序を立て、四弁白色の小花をつけ、のち扁平な三角形の果実を結ぶ。春の七草の一。果実は三味線の撥(ばち)に似、茎から少しはがして垂れ下げ、くるくる回すとペンペンと音を出すので、バチグサ・ペンペングサともいう。[季]新年。〔「薺の花」は [季]春〕 なずな打・つ 「七草(ななくさ)を囃(はや)す」に同じ。[季]新年。 ごぎょう ―ぎやう 【御形/五形】 ハハコグサの異名。春の七草の一つとしてあげるときにいう。おぎょう。 はこべ-ら 【〈繁縷〉】 ハコベの別名。[季]春。 ほとけ-のざ 【仏の座】 (1)キク科のタビラコの別名。春の七草の一。 (2)シソ科の越年草。道端や畑などに自生。高さ約20センチメートル。葉は対生し、半円形。春、葉腋に紅色の唇形花を数個ずつ輪生する。カスミソウ。サンガイグサ。 すずな 【菘/鈴菜】 カブの異名。春の七草の一。 すずしろ 【〈蘿蔔〉/清白】 ダイコンの異名。春の七草の一。 |
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参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集 http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm IMDb allcinema ONLINE Nostalgia.com CinemaClock.com 大辞林(国語辞典)by三省堂 |
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Text by Sati |
coda21「映画の森てんこ森」幸田幸。 coda_sati@hotmail.com |
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