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シャイな幸の独り言 | |||||||||||||||||||||
猛暑 ヨーロッパ異常気象 フィレンツェ・チェントロ 37 ℃ |
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2003年08月10日日曜日 | |||||||||||||||||||||
幸のフィレンツェ関連のページは、ここをクリック。(随時更新中)
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フィレンツェ Stazione FS SMN駅前の 観光バスターミナルで。二階建てバスに。 可愛いシニョリーナ車掌のMaria マリア 帰りに運転手さんも一緒に写しました。 座席シートの横の音声で案内案内装置 チャンネルで7カ国語が選べます。 |
バスはATAF。フィレンツェ駅(イタリア語では、FS
SMNと省略)から発車します。15のバス停 (フェルマータ
fermata, fermate)があります。主なバス停は、<ドゥオモ
Duomo><サンタ・クローチェ S.Croche><サン・マルコ
S.Marco><ピアッツァーレ・ミケランジェロ
P.le Michelangelo><ヴィア・トルナブオーニ
Via Tornabuoni><スタツィオーネ・フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ
Stazione FS SMN>です。 バスに乗り込むと、一回目の乗車の時は可愛い女性車掌さんが来て、挨拶と料金とバスの説明を英語でしてくれました。せっかくなのでイタリア語を勉強しているからと言うと、明るくイタリア語でも説明してくれました。早口なので完璧ではないですが、まあまあ分りました。 「Tuttavia, fa troppo caldo oggi. E vero.それにしても今日は暑すぎるよね。」と言うと「二階へ上がるともっと暑いよ」らしきことを彼女が言ったので、少し恐ろしくなって持参していたミネラルウオーターで水分補給して、10分ばかりお喋りして涼んでから、二階に上がりました。涼んでといっても車内はクーラーが効いていません。彼女たちは、話の中で労働条件が過酷だと言いながら、屈託なく笑っていました。 左の写真は、座席サイドに設備されている観光案内オーディオシステムです。そこに、乗車したお客全員に配ってくれるイヤホンを差し込みます。ド派手なバスカラーとお揃いのカワイイ座席に合った赤いイヤホンです。これは持ち帰りできます。それもそのはず。幸の場合は午前11時ごろ乗ったので、明日の11時まで、チケットさえ見せれば何回乗っても有効だから、持って帰らせるのです。音声ガイドはイタリア語、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、そして日本語です。勿論私は日本語で聞きました。でも、途中でしばしば音声が飛んでしまうことと、音声案内と名所がずれてしまうのが、さすが細かいことに大雑把なイタリア人(スミマセン)です。 |
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ドゥオモ Duomo を 写したらおばさんが映ってしまった。 この人はアングルに何度も入っては、 写真がダメになって何度も削除した。 |
ポンテ・ヴェッキオ Ponte Vecchio を ポンテ・サンタ・トリニタ P.te.S.Trinitaから 望む。この女性は多分ドイツ人らしく、 暑い暑いを連発してすぐ降りた。 |
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ピアッツァーレ・ミケランジェロ P.le Michelangelo |
何という通りか、音声が飛んで分らなかった。 Via non lo so. |
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フェラガモの本店ビル、二階建てバスから 見て普通に見えるよう考えてある。 |
トルナブオーニ通り Via Tornabuoni は、 多くの観光客がウィンドウショッピング。 |
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それにしても以前から乗りたいと思っていたので、少し料金が高いかなと思ったけれど、乗れて良かったです。二階に上れば見晴らしはサイコー!快適でした。4月に来た時乗っていればもっと良かったかと思いました。なぜって、この暑いのに...参りました。 ネットで調べると、欧州のあちこちで40 ℃を超す猛暑という記事が目に付きます。 今年の熱波襲来は、6月と7月に続いて3回目らしいのです。フランスの気象台によると、アフリカの西サハラからの暑い空気が欧州に居座っているためだそうです。イタリアやポルトガルでは、山火事が頻発し、その中には放火も多く、長引く猛暑と旱魃(かんばつ)で燃え広がっているとTVニュースで放送していました。イタリアで山火事の被害がもっとも深刻なのはジェノヴァやピサだそうです。そういえば今年4月にピサに行った時も、真夏の気温のように暑かったです。 昨日の新聞では、フィレンツェでは最低気温19.0 ℃、最高気温は37.0 ℃にも上がりました。学校のあるウィークデイの朝はルームメイトの長身美人のトルコの女の子と一緒に ボロネーゼ通り Via Bolognese にあるラ・ピエトラ La Pietora のバス停から 25 番の ATAF のバスに乗ります。学校がチェントロにあります。朝日の美しいドゥオモを見ながら通学する為に、実際はサン・マルコ広場 Piazza di S. Marco でバスを降りたほうが近いのですが、サンタ・マリア・ノヴェッラ Santa Maria Novella 駅近くまで行き、イタリアして、おしゃべりしながらゆっくりと徒歩で行きます。涼しい朝もたまにありますが、殆どが暑い日差しの毎日です。 授業が終わって、カヴール通り Via Cavour を真っ直ぐ歩いて、バス停(サン・マルコ広場)まで辿り着くのは、とても暑くて堪(たま)りません。今日の日中の気温は37.0 ℃を遥かに超えているのではないかと思えるほど暑かったです。それも、日差しが刺さってくると思えるほどです。幸は汗っかきなので、ファンデーションは汗で流れるので使えません。紫外線(UV)カットの日焼け止めを塗らなくては、今は流行らない「ガングロ」になります。日本の湿気の多い暑さに慣れている幸でも「ウワッーアッツイ〜!」と思わず口に出るぐらいなのですから、旅行者の白人のお年寄りには、ひょっとして命がけの旅行になるのかも知れないと、他人(ひと)事ながら心配もします。昨日も今日もこの何日間は連日救急車がけたたましいサイレン音で通り抜けて行きました。兎に角、このような高温の異常気象になると、水は必需品です。幸は、エッセルンガ Esselunga のスーパーで安く買物をして、いつも水は携帯していますが、土地勘がない旅行者が、バール bar や出店でミネラルウオーターを 1.5 リットルボトルで買うと、店によっては異なりますが、2エウロ(1ユーロ=143円換算で約280円)は最低かかります。やはり安全と水は、高くつくのでしょうか? さて、観光バスを2周分乗って、車掌の Maria と写真を撮ってバイバイして帰りに、映画館で涼もうと思って、チェントロにある、マゾ・フィニグエッラ通り Via Maso Finiguerra にある<フルゴール映画館 il cinema fulgor>へ行きました。なんと閉まっています。それで、駅前にある旅行案内所へ行きました。案内嬢に日本人女性の方がいらしたので訊くと、何とエアコンがないので昼は営業していなくて、夜の8時15分開演だということでした。 このフルゴール映画館にはいくつかの部屋(multisale ムルチサーレ)があって、数本上映しているようです。上映している映画は、タイトル titolo はイタリア語ですが、へー、イタリア語ではそういうのかと納得したり、面白かったりです。因みに、タイトルを紹介すると、「X-Men 2」はそのままのタイトル『 X−MEN2 (2003) X2 / X-MEN 2 』です。「Due amiche esplosive」は『 バンガー・シスターズ (2002) THE BANGER SISTERS 』、「Terapia d'urto」は『 N.Y式ハッピー・セラピー (2003) ANGER MANAGEMENT 』、「Amici per la morte」は『 ブラック・ダイヤモンド (2003) CRADLE 2 THE GRAVE 』、「Una settimana da Dio」は『 ブルース・オールマイティ (2003) BRUCE ALMIGHTY 』です。これら全て幸が以前見てレヴューしてあります。イタリアも日本と同じように、新作映画の封切りは遅めかなと、チョット思ったり。 それにしても、この暑いのに、フィレンツェではエアコンのついていない施設が多いのには驚きです。バール Bar も開けっ放し。冷房の効いていないレストランも少なくありません。幸の通っている会話学校の教室にもエアコンはありません。市バスも窓を開けて走っています。注意して見ていると窓を開けて走っている車は結構あります。イタリア人はさすが環境のことを考えて「地球に優しい」というのでしょうか、でもこの暑さだと「地球に優しくとも、人間には優しくない=厳しい」と言ったほうが当たっていると思います。幸を可愛がってくれるホームステイ先の 88 歳の御婆ちゃんは、この暑さで体調を壊さなければいいのですが...。 やれやれ、このとんでもない暑さ、いつまで続くことやら...。 |
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Text by Sati |
coda21「映画の森てんこ森」幸田幸。 | |||||||
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