【バイオハザード：ザ・ファイナル／あらすじ結末までネタバレ満開　第01段落】
　『バイオハザード』シリーズ第１作『 バイオハザード　(2001) RESIDENT EVIL 』、第２作『 バイオハザード ＩＩ　アポカリプス　(2004) RESIDENT EVIL: APOCALYPSE 』等を経て、前作『 バイオハザードＶ：リトリビューション　(2012) RESIDENT EVIL: RETRIBUTION 』で人類対アンブレラ社の戦いが火蓋を切って落とされた。

【バイオハザード：ザ・ファイナル／あらすじ結末までネタバレ満開　第02段落】
　全ての背後には、アンブレラ社をも裏切った最凶の黒幕がいる。元仲間がアリス（ミラ・ジョヴォヴィッチ：『 フェイシズ　(2011) FACES IN THE CROWD 』等）を攻撃し、嘗ての敵が手を差し伸べる、というふうに、アリスは誰を信じ、何を疑えばいいのか分からない。

【バイオハザード：ザ・ファイナル／あらすじ結末までネタバレ満開　第03段落】
　その続きがシリーズ最終章の本作『バイオハザード：ザ・ファイナル』で、第5作『バイオハザードＶ：リトリビューション』の直後のストーリー。ただ、実際は撮影が大幅に遅れた。おめでたいお話で、ミラ・ジョヴォヴィッチが第二子を妊娠したからだ。2015年に次女ダシール・エダン・ジョヴォヴィッチ＝アンダーソンちゃんを無事に出産してからの撮影となった。

【バイオハザード：ザ・ファイナル／あらすじ結末までネタバレ満開　第04段落】
　第5作『バイオハザードＶ：リトリビューション』の直後、アリスとジルとレオンとエイダはワシントンＤＣでアルバート・ウェスカー（ショーン・ロバーツ：『 ジャンパー　(2008) JUMPER 』等）に裏切られ、人類は絶滅寸前だ。

【バイオハザード：ザ・ファイナル／あらすじ結末までネタバレ満開　第05段落】
　人類の大半がアンデッド＜人間などの生命体が生命を失ったにもかかわらず活動をする超常的な存在。ゾンビ（『 ファンタスティック・フォー：銀河の危機　(2007) FANTASTIC FOUR: RISE OF THE SILVER SURFER 』等のマシュー・チャールズ・サントロら）のような。＞と化した世界。

【バイオハザード：ザ・ファイナル／あらすじ結末までネタバレ満開　第06段落】
　人類最後の希望となったアリスは、悪夢のような現実の全ての始まりの場所、ラクーンシティのハイブ＜アンブレラ社の地下研究所＞へ戻ることになる。

【バイオハザード：ザ・ファイナル／あらすじ結末までネタバレ満開　第07段落】
　ラクーンシティが核爆発で破壊されたらハイブにどうやって戻るというのか？ それは、ハイブは地下5マイル（約８km）なので、ラクーンシティが破壊されてもハイブは残っているのだ。この時点でスペンサー・マンション＜スペンサー邸＞はまだ存在しているから、ラクーンシティにあるハイブのメインエントランスからたとえ入ることができなくても、スペンサー・マンションのサイドエントランスから入れるということだ。

【バイオハザード：ザ・ファイナル／あらすじ結末までネタバレ満開　第08段落】
　そこでクリスチャン（ウィリアム・レヴィ：『 恋愛だけじゃダメかしら？　(2012) WHAT TO EXPECT WHEN YOU'RE EXPECTING 』等のジェニファー・ロペスのミュージックビデオ "I'm Into You"等）のグループに遭遇する。アリスとクリスチャンは考え方が正反対なので手を結ぶわけではないが、双方ともアンデッド打倒が目標という点では共通する。

【バイオハザード：ザ・ファイナル／あらすじ結末までネタバレ満開　第09段落】
　女戦士コバルト（ローラ：アルファベット表記はLolaや LauraでなくてRola）は、T-ウィルス流出から生き延びて、アンデッドに支配されたラクーンシティで暮らす、クリスチャンの部下の女戦士だ。コバルトはT-ウィルス開発元である巨大企業アンブレラ社と無数のアンデッドたちの群衆を相手にアリスと共に闘う。

【バイオハザード：ザ・ファイナル／あらすじ結末までネタバレ満開　第10段落】
　コバルト役のローラは“What are we gonna do? （これからどうするの？）”という台詞もある。ハリウッドデビューを果たしたローラ。目が大きいから映えて、凛々しく美しい。クレア・レッドフィールド（アリ・ラーター：『 キューティ・ブロンド　(2001) LEGALLY BLONDE 』等）は生存者を集めてグループを作ったり、アリスと共にアンブレラ社へ乗り込んだりする。

【バイオハザード：ザ・ファイナル／あらすじ結末までネタバレ満開　第11段落】
　アビケイル（ルビー・ローズ）、ドク（オーエン・マッケン）、アレクサンダー・アイザックス博士（イアン・グレン：『 マーガレット・サッチャー　鉄の女の涙　(2011) THE IRON LADY 』等）、リーまたはイ（イ・ジュンギ 李準基）、輸送隊員（ポール・ハンプシャー：『 アベンジャーズ／エイジ・オブ・ウルトロン　(2015) AVENGERS: AGE OF ULTRON 』等）も登場する。

【バイオハザード：ザ・ファイナル／あらすじ結末までネタバレ満開　第12段落】
　アルバート・ウェスカーは最初はアンブレラ社の最高幹部でアリスの敵だったが、『バイオハザードＶ：リトリビューション』で人類側につき、アリスを助けて人類軍の指導者となったが、『バイオハザード：ザ・ファイナル』では裏切る。

【バイオハザード：ザ・ファイナル／あらすじ結末までネタバレ満開　第13段落】
　ラクーンシティでは、全ての元凶である巨大企業アンブレラ社が、アリスとの最終決戦に向けて全勢力を結集させていた。アンブレラの組織はコンピューターの人工知能、レッドクイーンに制御されている。レッドクイーンは人類を滅亡させるために生物兵器を使う計画を立てている。

【バイオハザード：ザ・ファイナル／あらすじ結末までネタバレ満開　第14段落】
　ここで重要人物なのが、アリシア・マークス及びレッドクイーンのホログラムのような姿を演じる少女、エヴァー・ガボ・アンダーソン。エヴァー・ガボちゃんはポール・Ｗ・Ｓ・アンダーソン監督と主演ミラ・ジョヴォヴィッチの2007年生まれの第一子の愛娘だ。レッドクイーン役、しかも、アリスAlice とよく似た名前のアリシアAlicia とは・・・。

【バイオハザード：ザ・ファイナル／あらすじ結末までネタバレ満開　第15段落】
　アリスは突然変異の新しいモンスター＜大きな翼のあるドラゴンのようなモンスターとか、ヌルヌルの魚人間のようなモンスター＞やアンデッドの大群に昔からの友人と共に向かい、人類を守るためにアンブレラ社との最後の戦いに挑む。

【バイオハザード：ザ・ファイナル／あらすじ結末までネタバレ満開　第16段落】
　『バイオハザード：ザ・ファイナル』はポール・Ｗ・Ｓ・アンダーソン監督自身が監督した以前のホラー映画『イベント・ホライゾン　(1997)』よりも恐怖映画になり、初作の『 バイオハザード　(2001) RESIDENT EVIL 』が閉所恐怖症的な怖さがあって最も強烈で最も恐怖の作品だったから、今回の『バイオハザード：ザ・ファイナル』は初作の原点に戻って大層なホラー映画となっている、とアンダーソン監督が述べている。

【バイオハザード：ザ・ファイナル／あらすじ結末までネタバレ満開　第17段落】
　ミラ・ジョヴォヴィッチがアリスのショッキングな老いた姿の写真を公表した。この特殊メイクには4時間以上かかったそうだ。ミラ・ジョヴォヴィッチのそんな顔は見たくはないけど・・・。年老いているということは、アリスが高齢まで生き永らえたということだ。

【バイオハザード：ザ・ファイナル／あらすじ結末までネタバレ満開　第18段落】
　ここで海外で憶測されているのは、老いたアリスがアンブレラ社の真のリーダーであり全ての黒幕であって、観客の見ている若い方のアリスは実はクローンであって、皆が知っているような本来の元のアリスではないのではないか、ということ。となると、『バイオハザード』シリーズを通してずっと、アリスは自己と戦っているという衝撃となってしまうのだ。

【バイオハザード：ザ・ファイナル／あらすじ結末までネタバレ満開　第19段落】
　しかしその年取った顔は『バイオハザード：ザ・ファイナル』ラストで出てこない。ということで、この年寄りアリスというのは、長年にわたって携わってきた実験や戦闘のために老化が早まったということを示しているとも考えられるそうだ。PlayStation 3用ソフトの『メタルギアソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット』のソリッド・スネークの老化とプロットは同様で。

【バイオハザード：ザ・ファイナル／あらすじ結末までネタバレ満開　第20段落】
　アリスの正体、何故アンブレラ社にとってアリスが重要なのか、更に、レッドクイーンの歴史と正体、そしてアンブレラの真実も明かされるのが最終章『バイオハザード：ザ・ファイナル』。驚愕のラストとは―。

【バイオハザード：ザ・ファイナル／あらすじ結末までネタバレ満開　第21段落】
　なお、『バイオハザード：ザ・ファイナル』は『バイオハザード』シリーズの最終作だとされてはいるが、本映画のプロデューサーの一人、ジェレミー・ボルトがこの第6作の先にも販売権を続けたがっているというハリウッドの噂が出ている。スピンオフになるか、リブート＜シリーズにおける連続性を捨て、新たに一から仕切り直す＞になるかは未決定だそうだ。因みに、『 ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅　(2016) FANTASTIC BEASTS AND WHERE TO FIND THEM 』が『ハリー・ポッター』の、そして『 ローグ・ワン／スター・ウォーズ・ストーリー　(2016) ROGUE ONE: A STAR WARS STORY 』が『スター・ウォーズ』の、サイド・ストーリーつまりスピンオフ（外伝）であるように。


以上
※＜バイオハザード：ザ・ファイナル＞のテキストは、＜『RESIDENT EVIL: THE FINAL CHAPTER』-Wikipedia英語版、『RESIDENT EVIL: THE FINAL CHAPTER』-IMDb、『RESIDENT EVIL: THE FINAL CHAPTER』関連サイト英語版の翻訳、映画『バイオハザード：ザ・ファイナル』-Wikipedia、『バイオハザード：ザ・ファイナル』ＥＰＫ、公式サイト・関連サイト等を引用。
※本ファイル＜バイオハザード：ザ・ファイナル＞には間違いがある場合がありますので、お読みになる方は、どうかご了承くださいませ。

テキスト：幸田幸