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 シャイな幸の独り言
フィレンツェ料理
Cucina Fiorentina
2003年07月11日金曜日
 幸は、2003年 4 月に初めてフィレンツェ(Firenze,Florence)に行って、すぐ又、SARSの下火を待ってこの7月再び行ってきました。 4 月は、単なる憧れ旅行でした。しかし、今回は、この夏 8 月に大バカンスを取って一ヶ月間イタリア語留学ホームステイするための下調べで行ってきました。

 幸のフィレンツェ関連のページは、ここをクリック。(随時更新中)
フィレンツェのホテル
フィレンツェの料理(その1)
フィレンツェ-ウイーン-大阪
フィレンツェのスーパーマーケット
フィレンツェのホームステイ(その1)
フィレンツェの美術館
フィレンツェの料理(その2)
フィレンツェの異常気象
フィレンツェでピクニック
フィレンツェで映画キル・ビル
フィレンツェ料理 画像01 フィレンツェの市内を臨む
フィレンツェを臨む
 読んで頂いている方はご存知だと思いますが、幸は、フィレンツェに憧れています。私がこの町に憧れるようになったのは、レヴューでも書きましたが、中学2年生のときにヴィデオで観た『 眺めのいい部屋 (1986) A ROOM WITH A VIEW 』が原因です。ドゥオーモDuomoやサンタ・クローチェSanta Cloche教会、ウッフィッツィUffizi美術館といった眩いばかりの建造物や、丘陵地帯であるトスカーナ地方の美しい風景、その上に描かれるロマンチックなストーリーに思春期の私は痛く感動したのでした。(「シャイな幸の独り言」の「イタリアと言えば」参照)
 
 今回のフィレンツェ滞在では、泊まったホテルは三ツ星です。できるだけ安いホテルのほうがいいのですが、安全が確保できない地区(フィレンツェはローマ Roma やパリ Paris より安全だと思う。)は困ります。

 幸い来月から通うフィレンツェの語学学校の校長先生からホテルを紹介してもらいました。「ホテル・ジリオ Hotel Giglio」という名です。イタリアはアメリカンスタイルの部屋じゃないので古いのが嫌だなと思っていましたが、新装して一年と間もない、気さくな肩のこらないシンパーティコ simpatico なとっても清潔なホテルでした。幸は朝食に果物と美味しい飲み物、そしてトイレとお風呂が綺麗でないとどうも、嫌なのでこれは充分クリアしました。
 カウンターにいつもいる、英語の上手なお姉さん マリーアMaria は幸に優しくしてくれ、色々お話をしました。幸はイタリア語が上手になりたいので片言のイタリア語と英語で意思疎通です。旅行者なのにどうしてイタリア語ができるの?と言われて嬉しかったです。幸がコンピュータが得意だと言うと大いに興味を持ってくれました。外国では口一杯の自己主張をしないと認めてくれませんからよく言うのですが、これって日本では嫌われますよね。持って行った、SONYのカメラ付きのコンピュータを見せてあげると小さくて凄い、やっぱり日本はハイテクニカの国だと感心していました。触ったり値段を聞いたり余程気に入ったのでしょう。
フィレンツェ料理 画像02 ホテル・ジリオ Hotel Giglioの部屋
幸の泊まった部屋
一人部屋が残っていなくて、
ホテル側の持ち出しでダブルの部屋に
泊まれてゆったりとサイコー!


フィレンツェ料理 画像03 ホテル・ジリオ Hotel Giglioのバスルーム
清潔な新装間もないバスルーム
広さは日本の6畳はあった。

フィレンツェ料理 画像04 オステリア・デル・チンギアーレ・ビアンコ
オステリア・デル・チンギアーレ・ビアンコ
Osteria del Cinghiale Bianco


チンギアーレ・コン・ポレンタ
Cinghiale con polenta・・・14ユーロ
幸が生まれて初めて食べた料理です。

左側の黄色いものがポレンタです。
塩の多いフィレンツェ料理には欠かせない。

このページの写真は全て幸が撮影したのもです。
(c)Copyright Sati, CODA21
 今回は丸9日間滞在したのですが、夕食は色々なところで食べました。幸は元々イタめし、イタリアに来て「イタメシ」といったら叱られるかな?)イタリア料理は大好きなので、あちこちのレストランや食堂で食べました。少し太ってしまったのではと心配するほど食べてます。フィレンツェへ来るとやはり、一回は食べなくっちゃと思って、ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナBistecca alla fiorentina(フィレンツェ風ビーフステーキ)を注文すると、大きなステーキで食べきれなかったです。フィレンツェ駅の大食堂のスパゲッティも他のレストランに負けないくらいイケてます(でも神戸の夙川学院前にある日本の外食レストラン・サイゼリア北夙川店と変わらないかな?えへへ笑い)。
 幸は話の種に、日本で余り知られていないフィレンツェ料理を食べたかったのでホテル・ジリオで訊ねると、紹介を受けた店が左の写真です。「オステリア・デル・チンギアーレ・ビアンコ Osteria del Cinghiale Bianco」といって、日本語では「白イノシシ郷土料理店」という感じです。

 料理の皿の写真は、チンギアーレ・コン・ポレンタ Cinghiale con polenta です。「イノシシ肉のポレンタ添え」というメニュー名でしょう。幸にとっては珍しかったので、この写真を掲載しておきます。 ポレンタとは、とうもろこしをつぶした粉を練ったもので、最初はジャガイモかと思いました。ニョッキみたいな感じの物ですが、ヴァレッドアオスタ州、ロンバルディア州、ヴェネト州など、イタリアの北部でよく食べられるものだそうです。付け合わせとしては、塩とバターの蒸しジャガイモの方が幸の口に合っていると思いました。しかし、ポレンタがぴったりと思えなくてはイタリアに馴染めないかも・・・。すこし、塩が勝っている料理には、料理全体をマイルドにする付け合わせとして最高でしょう。
 「オステリア・デル・チンギアーレ・ビアンコ Osteria del Cinghiale Bianco」は、大阪は心斎橋道頓堀界隈のような雑踏と賑わいを見せる、ポンテ・ヴェッキオ Ponte Vecchio から歩いてすぐにある、わりに狭い通りに面しているリストランテ ristoranteというのでしょうかトラットリアtrattoriaというのでしょうか。イタリア人と外国人が集まる、活気のあるいわば、郷土料理店でした。そこのオーナーさんがいらっしていて、幸が日本人だと気が付いたのか色々話しかけて来られました。幸もこのお店が気に入ったので数回ここで夕食を取りました。帰国する二日前には、ウエイターさんやシェッフも、幸のことを覚えてくれていて、気持ちよく食事できました。幸の出鱈目な?片言のイタリア語でも結構通じたのか、帰りに挨拶する時に、「Piacerebbe farmi portare il menu per il souvenir di Firenze Per favore.ピアチェレッベ・ファルミ・ポルターレ・イル・メニュー・ペル・ファヴォーレ/メニューをフィレンツェ土産に頂きたいのですけど、お願いします」と言ったら、快くくれました。これは幸の宝物です。それで折角頂いたので、棚に飾っておくだけでは申し訳ないので、日本語にして、「チンギアーレ・ビアンコ」さんにメールすることにしました。幸はこの中の14品種しか食べていません。 8 月から、時間がたっぷりあるのでもっと食べてやろうかな!
■アンチパスティANTIPASTI(前菜)
アンチパスト・ミスト・デッラ・カーサAntipasto misto della casa(当店自慢のミックスオードブル)
アンチパスト・ディ・チンギアーレAntipasto di cinghiale(冷イノシシ肉のオードブル)
ラルド・ディ・コロッナータLardo di colonnata
ブレサオーラ・コン・ルコラBresaola con rucola(塩漬け牛肉とロケットサラダ)
ミスト・ディ・ブルシェッテMisto di bruschette(トーストパンの盛り合わせ)
クロスティーニ・トスカーニCrostini toscani(トスカーナローストパン)
ブルシェッタ・アル・ポモドーロBruschetta al pomodoro(トマトのガーリックトーストパン)
フェットゥンタ・アリオ・エ・オリオFettunta aglio e olio(ガーリックとオイルのトーストパン)

■プリミ・ピアッッティPRIMI PIATTI(第一の料理、パスタ・リゾット・スープなどのフィレンツェ料理)
リッポリータRibollita(トーストパン・野菜・白いんげんのスープ)
パッパ・アル・ポモドーロPappa al pomodoro(トーストパンとトマトのスープ)
ズッパ・ディ・ヴェルドゥーレZuppa di verdure(野菜スープ)
リゾット・デッラ・カーサRisotto della casa(当店自慢のリゾット)
タリエリーニ・アル・タルトゥーフォTaglierini al tartufo(キノコとニンニク風味のタリエリーニ)
パッパルデッレ・アル・チンギアーレPappardelle al cinghiale(イノシシ肉のフレッシュパスタ)
タリエリーニ・アル・ペストTaglierini al pesto(パジリコとニンニク風味のタリエリーニ)
スパゲッティ・アル・ポモドーロSpaghetti al pomodoro(トマト・スパゲッティ)
スパゲッティ・アル・ラグーSpaghetti al ragu(ミートソース・スパゲッティ)
ニョッキ・アラ・ソッレンティーナGnocchi alla sorrentina(ニョッキソッレンティーナ)
ストゥロッツップレーティ・アル・ブーロStrozzapreti al burro(ほうれん草とリコッタチーズのバターソース風味)

■セコンディ・ピアッティSECONDI PIATTI(メインディッシュ、第二の料理・温かい料理)
ストゥラッチェッティ・コン・ルコラ・エ・ポモドーロStraccetti con rucola e pomodoro(薄切り焼き牛肉のロケットサラダとトマト添え)
タリアータ・コン・ルコラ・エ・パルミジャーノTagliata con rucola e parmigiano(薄切りサーロイン牛肉のロケットサラダとパルメザンチーズ添え)
チンギアーレ・コン・ポレンタCinghiale con polenta(イノシシ肉、ポレンタ添え)
アリスタ・アル・フォルノ・コン・パターテArista al forno con patate(ローストビーフ、ポテト添え)
ポッロ・アッラ・ディアヴォラ・コン・パターテPollo alla diavola con patate(若鶏の悪魔風グリル、ポテト添え)
トゥリッパ・アッラ・フィロレンティーナTrippa alla fiorentina(フィレンツェ風トリッパ、子牛の胃袋煮込み)
ペッティ・ディ・ポッロ・デッロ・シェフPetti di pollo dello Chef(シェフの鶏肉ささみ)
ロンバティーナ・ディ・ヴィテッラ・コン・コントルノLombatina di vitella con contorno(子牛の腰肉、野菜添え)
コニリオ・アッラ・トスカーナConiglio alla toscana(トスカーナ風ウサギの煮込み)
ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ・アル・キロBistecca alla fiorentina al Kg.(フィレンツェ風ビーフステーキ/キログラム当たり)

■ピアッティ・フレッディPIATTI FREDDI(冷たい料理)
インサラータ・カプレーゼInsalata caprese(モッツァレッラチーズとトマトとバジルのカプリ風サラダ)
インサラータ・デッロ・シェフInsalata dello chef(モッツァレッラチーズとゆで卵とオリーヴとハムのシェフサラダ)
カルパッチョCarpaccio(レモン・オイル・塩をかけた薄切り生牛肉)
ヴィテッロ・トンナートVitello tonnato(子牛肉、ツナのソース)

■コントルニCONTORNI(野菜付け合せ)
ファジオリ・アッロイオFagioli all’olio(白いんげんのオリーヴオイル和え)
インサラータ・ミスタInsalata mista(ミックスサラダ)
パターテ・アッロストPatate arrosto(ローストポテト)
スピナチ・サルターティSpinaci saltati(ほうれん草炒め)

■フォルマッジFORMAGGI(チーズ)
ミスタ・ディ・フォルマッジヨMisto di Formaggi(チーズ盛り合わせ)
ボッコンチーニ ディ・ブファーラBocconcini di bufala(一口大の水牛モッツッレッラチーズ)
パルミジアーノParmigiano(パルメザンチーズ)
ペコリーノPecorino(羊乳のチーズ)
タレッジョTaleggio(イタリア北部ロンバルディア州のチーズ)
ゴルゴンゾーラGorgonzola(世界三大チーズの一つ)

■ドルチDOLCI(デザート)
ミスト・ディ・ドルチ・デッラ・カーサMisto di dolci della casa(自家製デザートの盛り合わせ)
ティラミスTiramisu(ティラミス)
パンナ・コッタ・アル・チョッコラートPanna cotta al cioccolato(チョコレートのパンナコッタ)
クレーム・カラメルCreme Caramel(クリームキャラメル)
マチェドーニア・ディ・フルッタ・フレスカMacedonia di frutta fresca(フルーツサラダ)
ソルベット・ディ・リモーネSorbetto al limone(レモンシャーベット)

■パーネPANE(パン)
パンPane(パン)

※猟のない生産閑期においては、当店のイノシシ肉の料理は冷凍肉使用となります。
※Nei periodi dell'anno non quali non e reperibile fresco il cinghiale e congelato.

■ヴィーーニVINI(ぶどう酒)
ミスト・ディ・ドルチ・デッラ・カーサRosso Chianti e Bianco di Fattoria(赤と白の地酒キャンティ)
  カラッーファ・グランデCaraffa grande(大瓶)
  カラッーファ・グランデCaraffa piccola(小瓶)

■バールBAR(バール)
アペリティーヴィ・エ・リクォーリ・ナツィオナーリAperitivi e liquori nazionali(イタリア国産食前酒)
リクォーリ・エステリLiquoli esteri(輸入酒)
リゼルヴェRiserve(リザーブ)
ビッーラBirra(ビール)
アックア・ミネラーレAcqua minerale(ミネラルウォーター)
ベヴァンダ・アナルコリーケBevande analcoliche(ソフトドリンク)
カッフェCaffe(エスプレッソ・コーヒー)
カップッチーノCappuccino(カップッチーノ)
テThe(紅茶)

以上です。イタリア料理に余り詳しくないので、誤訳があるかもしれませんが、御笑読下さい。
Text by Sati
coda21「映画の森てんこ森」幸田幸。
coda_sati@hotmail.com
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