地球で最後のふたり
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地球で最後のふたり (2003)
LAST LIFE IN THE UNIVERSE
 映画『 地球で最後のふたり (2003) LAST LIFE IN THE UNIVERSE 』を紹介します。

 映画『 地球で最後のふたり LAST LIFE IN THE UNIVERSE 』を以下に目次的に紹介する。
■映画『 地球で最後のふたり 』のポスター、予告編および映画データ
■映画『 地球で最後のふたり LAST LIFE IN THE UNIVERSE 』の解説
 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。
■映画『 地球で最後のふたり LAST LIFE IN THE UNIVERSE 』の主なスタッフ
■映画『 地球で最後のふたり LAST LIFE IN THE UNIVERSE 』のあらすじ
■映画『 地球で最後のふたり LAST LIFE IN THE UNIVERSE 』の受賞
■映画『 地球で最後のふたり LAST LIFE IN THE UNIVERSE 』のスタッフとキャスト
■映画『 地球で最後のふたり LAST LIFE IN THE UNIVERSE 』の<もっと詳しく>
 <もっと詳しく>は映画『 地球で最後のふたり 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタばれ)です。※ご注意:映画『 地球で最後のふたり LAST LIFE IN THE UNIVERSE 』の内容やネタばれがお好みでない方は読まないで下さい。
■映画『 地球で最後のふたり LAST LIFE IN THE UNIVERSE 』の更新記録

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幸の観たい度: 8つ星 
■映画『 地球で最後のふたり 』のポスター、予告編および映画データ
地球で最後のふたり
地球で最後のふたり

Links:  Official Web Site
Trailers:
上映時間 Runtime: 1:52
製作国 Country: タイ/日本/オランダ/フランス/シンガポール
Thailand / Japan / Holland / France / Singapore
製作会社
Production Company:
Bohemian Films [th]
Cinemasia
全仏配給会社 Distributer: Ocean Films [fr] (France)
タイ初公開 Release Date: 2003/08/08
全米初公開 Release Date: 2004/01/16 (Sundance Film Festival)
日本初公開 R. D. in Japan: 2004/07/31 予定
日本公開情報 : クロックワークス
ジャンル Genre: ロマンス/コメディ/サスペンス/フィルムノワール
Romance / Comedy / Thriller / Film-Noir
MPAA Rating 指定: PG13
日本語公式サイト
http://www.klockworx.com/chikyu/
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.
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■映画『 地球で最後のふたり LAST LIFE IN THE UNIVERSE 』の解説

 映画『 地球で最後のふたり (2003) LAST LIFE IN THE UNIVERSE 』は、 2003/09/18 の時点では邦題が分からなかったので「ラスト・ライフ・イン・ザ・ユニバース」としておいた。原則として幸は邦画は解説していないが、『 地球で最後のふたり 』はタイなど諸外国との合作なので取り上げてみた。この映画『 地球で最後のふたり 』では、日本の浅野忠信が主演だ。彼は、監督・編集・出演が北野武 Kitano Takeshi (ビートたけし)の話題作『 座頭市 (2003) ZATOICHI 』で準主役の浪人、服部源之助を演じている。
 『 地球で最後のふたり 』劇中で話される台詞は、タイ映画というのにタイ語は殆んどない。英語が大部分と日本語だ。資金はタイ、日本、シンガポール、オランダ Thailand, Japan, Singapore, and Holland の共同出資。

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■映画『 地球で最後のふたり LAST LIFE IN THE UNIVERSE 』の主なスタッフ

○『 地球で最後のふたり 』製作のヴァウター・バレンドレクトと製作総指揮のマイケル・J・ヴェルナーは『 パーティ★モンスター (2003) PARTY MONSTER 』に携わっている映画人。

○『 地球で最後のふたり 』撮影のクリストファー・ドイルは
花様年華(かようねんか)(2000) IN THE MOOD FOR LOVE
『 愛の落日 (2002) THE QUIET AMERICAN
インファナル・アフェア (2002) 無間道 (原題) / INFERNAL AFFAIRS (英題)
HERO (2002) HERO (英題) / 英雄 (原題) 』等を担当している。クリストファー・ドイルはオーストラリア Australia 出身の白人であるが中国語(普通話)とフランス語が堪能で東洋が好きなようだ。ハリウッドでも活躍しているが本拠地は香港 Hong Kong という“中国通”。ウォン・カーウァイ 王家衛 Wong Ka Wai 監督とは 20 年間コラボしている。

○『 地球で最後のふたり 』のあとのスタッフは、タイの人なので関連映画は観たことがなさそうだけど、アジアということで、ヴェトナムはサイゴン Saigon, Vietnam (現ホ・チ・ミン市 Ho Chi Minh City )出身のツイ・ハーク 徐克 Tsui Hark の下で仕事をよくするスタッフが多そうだ。ツイ・ハークは「香港のスピルバーグ」と呼ばれ、
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ&アメリカ/天地風雲 (1997) 黄飛鴻之西域雄獅 / ONCE UPON A TIME IN CHINA & AMERICA
ブラックマスク2 (2001) BLACK MASK 2: CITY OF MASKS (英題) / 黒侠II (原題) 』等、数十本の映画を作っている実力者である。

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■映画『 地球で最後のふたり LAST LIFE IN THE UNIVERSE 』のあらすじ
※本作『 地球で最後のふたり 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
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 映画『 地球で最後のふたり 』のストーリーは、タイのバンコク Bangkok に住んでいる日本の青年ケンジ(浅野忠信)が主人公。非常に潔癖症で、それはアパートの部屋を見ればよく分かる。書籍はきちんと整理され、タンスの中はソックスまで綺麗に並べられ、キッチンのシンクはシミ一つないし食器はピカピカに収納されている。

 こんなケンジであるが、実は自殺願望の男なのである。縄で首吊り自殺をしたり、いろいろ実行してみるが、いつも何かに邪魔されて未遂に終わっている。この暗く超現実主義(シュールレアリスム)のロマンチック・コメディの中で、この自殺行為の遂行だけが現実なのだ。この作品のジャンルはコメディでありながらサスペンスでもあり、フィルム・ノワール( Film-Noir 暗黒映画:
リード・マイ・リップス (2001) SUR MES LEVRES (原題) / READ MY LIPS (英題) 』参照)でもある。

 彼は日本文化センター Japan Cultural Center の図書館員をして、少しは前向きな生き方もしてみるようだ。ここで、制服姿の女子学生がケンジの目を捕らえる。しかし彼女はすぐ視界から消えてしまい、そういうことが何度か起こった。すると、その少女ニド(ライラ・ブンヤサック)の姉ノイ(シニター・ブンヤサック)と知り合うことになる。この二人は苗字が同じだから、実生活でも姉妹かも。

 ヤクザも数人(松重豊・竹内力らか?)登場して、こういうシーンでは観客を楽しませるようだ。このヤクザの一人をケンジは無意識に殺してしまい、また、一方、ノイの方も妹をどういうわけか殺してしまう。

 フォルクスワーゲンの旧型ビートルの白いコンヴァーティブル Volkswagen Beetle convertible にケンジとノイは乗り込んで、パタヤ Pattaya 近くの海辺のノイの家に逃避行した。ノイの家はケンジと正反対。ケンジが潔癖症なのに対し、彼女はメチャクチャでし放題なのだ。汚れた食器は辺り構わず放りっぱなし、本や雑誌は床に投げ出され、水槽には金魚が死んだまま浮かんでいる。ノイはだらしないだけでなく、マリファナ常用者でもある。

 浜辺には難破船の破片や船体軽減の為の投げ荷が流れ着いて、彼女の散らかしほうだいという現実性を雰囲気たっぷりに撮っているらしい。このノイの家に二人は隠れて三日過ごす。そして愛、人生、罪のあがないを探し求める、という話らしい。

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■映画『 地球で最後のふたり LAST LIFE IN THE UNIVERSE 』の受賞

 『 座頭市 』が 2003 年ベネチア国際映画祭 Venice Film Festival コンペティション部門正式出品作で、特別賞と監督賞を獲得して勢いづいているのと並行して、『 地球で最後のふたり 』も第2コンペティション、前衛的な作品を対象とする「コントロコレンテ部門」の出品作で、浅野忠信は Upstream Prize の主演男優賞 Best Actor に輝いた。
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【『 地球で最後のふたり 』のスタッフとキャスト】
監督: ペンエーグ・ラッタナルアーン Pen-Ek Ratanaruang (Directed by)
製作: ヴァウター・バレンドレクト Wouter Barendrecht (producer)
    ドァンガモン・リムチャロエン Duangkamol Limcharoen (producer)
    ノンスィー・ニミブット Nonzee Nimibutr (producer)
    相原裕美 Aihara Hiromi (associate producer)
    チャルーン・イアムプンポーン Charoen Iamphungporn (associate producer)
製作総指揮: メイリン・チュー Meileen Choo (executive producer)
    チャルーン・イアムプンポーン Charoen Iamphungporn (executive producer)
    フラン・ルーベル・クズイ Fran Rubel Kuzui (executive producer)
    カズ・クズイ Kaz Kuzui (executive producer)
    マイケル・J・ヴェルナー Michael J. Werner (executive producer)
    アライ・ヨシキヨ Arai Yoshikiyo (executive producer)
脚本: ペンエーグ・ラッタナルアーン Pen-Ek Ratanaruang (Writing credits)
    プラブダ・ユン Prabda Yoon (Writing credits)
撮影: クリストファー・ドイル Christopher Doyle (Cinematography by)
編集: パッタマナッダー・ユーコル Patamanadda Yukol (Film Editing by)
音楽: フアロンポン・リディム Hualongpong Riddim (Original Music by)
    スモール・ルーム Small Room (Original Music by)

出演: 浅野忠信 Tadanobu Asano as Kenji
    シニター・ブンヤサック Sinitta Boonyasak as Noi
    ライラ・ブンヤサック Laila Boonyasak as Nid
    松重豊 Yutaka Matsushige as Yukio
    竹内力 Riki Takeuchi as Takashi
    チティ・リュモーン Thiti Rhumorn as Jon
    ピンチャノーク・ナラ・デューベ Phimchanok Nala Dube as Girl in Jon's Apartment

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<もっと詳しく>

ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。

 映画『 地球で最後のふたり 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
      IMDb
      allcinema ONLINE
      Nostalgia.com
      CinemaClock.com
      公式サイト(英語版)
       http://www.lastlifeintheuniverse.com/indexflasheng.html
■映画『 地球で最後のふたり 』の更新記録
2003/09/18新規: ファイル作成
2004/02/26更新: ◆タイトル変更
2004/12/21更新: ◆一部テキスト追記と書式変更
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幸田 幸
coda_sati@hotmail.com
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