マイヤーリングのネタバレ@映画の森てんこ森

【恭子の動画映像ブログ】 2014年1月5日(日)更新予定
最新映画のネタバレ/あらすじ・ストーリー・結末のネタバレ・完全ネタバレ
※この欄のイラストは「NOM's FOODS iLLUSTRATED」さまより使用許諾を得ています。(c)映画の森てんこ森/F・恭子
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映画『 マイヤーリング 』の解説
※クリックでYouTube『マイヤーリング (1957) MAYERLING』予告編へ
映画『 マイヤーリング 』の予告編
※動画はCBMTrailersへリンクで掲載
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マイヤーリング/映画『 マイヤーリング MAYERLING 』あらすじ・ストーリーのネタバレ/結末まで完全ネタバレ

by ネタバレンタイン犬@映画の森てんこ森 マイヤーリングのネタバレ
マイヤーリングのネタバレ
 今日のタイトルは「マイヤーリングのネタバレ」です。
 そしてYouTube動画映像版は映画『マイヤーリング』の予告編です。
 映画『 マイヤーリング (1957) MAYERLING 』の映画解説はこちらから。
 このページは、幸田幸@映画の森てんこ森が、日本公開前の映画を海外の劇場やDVDで鑑賞して作文したり、『 マイヤーリング (1957) MAYERLING 』のWikipedia英語版プロットや、海外映画情報(あらすじ・ストーリー・ネタバレ等)を大雑把に日本語訳して編集、纏めたものです。

映画『マイヤーリング』の劇場公開
 2014年1月4日(土)より、TOHOシネマズ六本木ヒルズ、TOHOシネマズ梅田にて限定公開!!

ネタバレご注意:あらすじ・ストーリー・結末まで、ネタバレ満開ですので、映画『 マイヤーリング (1957) MAYERLING 』をまだご覧になっていない方はネタバレにご注意ください。
 Warning!The items below here contain information that may give away important plot points. You may not want to read any further if you've not already seen this title.

★製作陣スタッフや登場人物キャスト、映画解説やポスター、その他の関連ファイルの情報は以下を参照してください。
●マイヤーリング@映画の森てんこ森
●BK版【映画「マイヤーリング」ポスター】
■1/2公開<映画『マイヤーリング』あらすじ>
■1/3公開<ネタバレ映画/マイヤーリング>
■1/4公開<ネタバレ結末/マイヤーリング>
●BK版<マイヤーリングのネタバレ@映画の森てんこ森>

【マイヤーリング/あらすじ結末までネタバレ満開 第01段落】
 オードリー・ヘプバーンの若き日の映画の“マイヤーリング”とは、オードリー・ヘプバーン扮するヒロインの名でも、オードリー・ヘプバーンの当時の夫メル・ファーラーの役名でもない。主人公二人が叶わぬ恋から心中した、ウィーン近郊の狩猟館のある地名・荘園がマイヤーリングというのだ。

【マイヤーリング/あらすじ結末までネタバレ満開 第02段落】
 映画『マイヤーリング』の原作はフランス人作家クロード・アネの小説で映画と同名の「 Mayerling 」。英題は「 Idyll's End 」で、直訳すれば「かりそめの恋の終末・情事の終わり」。小説邦題は「うたかたの恋」という。

【マイヤーリング/あらすじ結末までネタバレ満開 第03段落】
 1957年2月4日(24日という情報もあり)に米国のNBC放送でたった一度だけ放送されたテレビ映画『 マイヤーリング 』。キネスコープで保存されたマスターが発見されたお陰で、半世紀以上を経た今、美しさ絶頂のオードリー・ヘプバーンを映画で観ることができるようになったのだ。

【マイヤーリング/あらすじ結末までネタバレ満開 第04段落】
 これは「マイヤーリング事件」「ハプスブルク皇太子心中事件」として知られる 1880年代後半の悲恋・謎の情死の史実である。当時、オーストリア=ハンガリー帝国は皇帝フランツ・ヨーゼフ1世(ベイジル・シドニー)(1830 - 1916)が統治して繁栄を誇っていた。

【マイヤーリング/あらすじ結末までネタバレ満開 第05段落】
 舞台はウィーン。皇帝と皇后エリザベート(ダイアナ・ウィンヤード)(1837 - 1898)との間には一人息子ルドルフ(メル・ファーラー)がいる。ルドルフはオーストリア皇太子であり、お世継ぎとして期待を一身に受けている。

【マイヤーリング/あらすじ結末までネタバレ満開 第06段落】
 しかし、ルドルフは王室の執務には関心が無い。父の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世のオーストリア=ハンガリー帝国統治の打倒を扇動する反乱分子たちと交わるくらいだ。

【マイヤーリング/あらすじ結末までネタバレ満開 第07段落】
 ルドルフは1881年、ベルギーのレオポルド2世の娘シュテファニー(ナンシー・マーチャンド)(1864 - 1945)と結婚したが、政略結婚だったから、愛も無いし夫婦仲もよくない。子供も、1883年にエリザベート=マリーという娘が誕生しただけだ。

【マイヤーリング/あらすじ結末までネタバレ満開 第08段落】
 ルドルフは皇太子妃シュテファニーとの婚礼の前も後も女性関係が盛んで、高級娼婦や女優と浮名を流すプレイボーイ。特に高級娼婦ミッツィ・カスパルは史実で有名。ルドルフはお酒と女道楽とで満たされない思いを紛らわしている。

【マイヤーリング/あらすじ結末までネタバレ満開 第09段落】
 30歳の皇太子ルドルフ (1858 - 1889)は、ある日、プラーター公園あるいはプラーター遊園地で友人とウィーンの昼下がりを享受していた。女性というのは男性の地位・身分を欲しているから、この世に純真無垢なんてない、と嘆いているルドルフである。

【マイヤーリング/あらすじ結末までネタバレ満開 第10段落】
 その時、酔っ払いに絡まれている実に美しい若い清楚な女性を、その無垢さから、咄嗟に救う。それは男爵令嬢マリー・フォン・ヴェッツェラ(オードリー・ヘプバーン)という17歳の乙女だ。その清楚な美しさに息を呑むルドルフ。

【マイヤーリング/あらすじ結末までネタバレ満開 第11段落】
 二人はその午後を、お互いの身分も明かさずにお喋りに興じ、楽しく過ごす。後日、偶然に王立オペラ劇場で離れたボックス席の遠く向かい側で観劇している二人。あの公園の時のお方だ、とお互いに認識し、再会を果たす。

【マイヤーリング/あらすじ結末までネタバレ満開 第12段落】
 皇太子ルドルフの従姉ラリッシュ伯爵夫人(ジュディス・イヴリン)の計らいらしい。ラリッシュ伯爵夫人というのは、ルドルフの母で皇后のエリザベートの兄ルートヴィヒと女優との間にできた娘だ。この映画でルドルフの唯一の味方である。

【マイヤーリング/あらすじ結末までネタバレ満開 第13段落】
 マリー・ヴェッツェラ (1871 - 1889)はアルヴィン・ヴェッツェラ男爵とヘレナ・ヴェッツェラ男爵夫人(イソベル・エルソム)の娘だ。一方、ルドルフは恐れ多くも帝国の皇太子で妻子持ち。

【マイヤーリング/あらすじ結末までネタバレ満開 第14段落】
 ルドルフとマリー・ヴェッツェラはお互いの身分は知らずに直ぐに恋に落ちる。後日、ルドルフが只の一般男性でなくて皇太子だと知って驚くマリー。でも二人のロマンス心は変わらない。

【マイヤーリング/あらすじ結末までネタバレ満開 第15段落】
 皇帝の側近を演じるローン・グリーンはテレビドラマ『ボナンザ』の父親役の俳優さんだ!古き当時の映画事情は面白そう。オードリー・ヘプバーンがエリザベス・テイラーの『クレオパトラ (1963)』の競合候補だったり。当時の実生活の夫メル・ファーラーとのTV共演はこの『 マイヤーリング 』だけだし。

【マイヤーリング/あらすじ結末までネタバレ満開 第16段落】
 男爵令嬢マリー役のオードリー・ヘプバーンは、映画上映90分間に11回も衣装を変えていて、それを観るだけでも優雅で溜息が出そうだ。BGMといい宮殿の調度品といい衣装といい、レトロだし、お正月映画にピッタリの豪華さだ。

【マイヤーリング/あらすじ結末までネタバレ満開 第17段落】
 お互いの身分を知ってからもルドルフとマリーは密会を続けるが、皇帝の従兄で宰相のエドゥアルト・ターフェ(レイモンド・マッセイ)の手下に偵察され、遂にルドルフの父親で皇帝のヨーゼフ1世にバレてしまった。

【マイヤーリング/あらすじ結末までネタバレ満開 第18段落】
 一方、母親、皇后エリザベートは息子が遂に真実の愛を知って幸福感に浸っているのが、内心、嬉しくもある。

【マイヤーリング/あらすじ結末までネタバレ満開 第19段落】
 当然、お世継ぎで皇太子妃も子供もいるルドルフのそんな不倫を許すわけにはいかない。マリーは叔父の家に送られて、二人は引き離された。しかし、一、二ヵ月後に再会しても二人の燃え上がる気持ちは収まっていない。

【マイヤーリング/あらすじ結末までネタバレ満開 第20段落】
 ルドルフは“United by love until death.(死ぬまで愛にて結ばれん)”と刻まれた結婚指輪をマリーに贈り、お互いの愛を確認し合う。もう二度と離れない、と誓い合いキスする二人だ。実生活の夫婦でこんな生々しいことしていいの〜。

【マイヤーリング/あらすじ結末までネタバレ満開 第21段落】
 ルドルフはローマ法王に現妃シュテファニーとの離婚を申請するが却下される。更に、別れなければマリーを修道院に入れてしまうとヨーゼフ1世に強硬に言われ、残された道は一つになった。

【マイヤーリング/あらすじ結末までネタバレ満開 第22段落】
 舞踏会で抱き締めながら、ルドルフはマリーに尋ねる。もし私が遠くへずっと行ってしまったら?と。するとマリーは、どこまでもついて行く、と答えた。これで皇太子ルドルフの気持ちは定まった。

【マイヤーリング/あらすじ結末までネタバレ満開 第23段落】
 1889年1月末、ウィーンの南30kmにある森のマイヤーリング<或いはマイヤーリンク、マイヤリング>にある皇太子別荘「狩猟館」まで、ルドルフとマリーはウィーンから馬車で向かった。

【マイヤーリング/あらすじ結末までネタバレ満開 第24段落】
 情死、相愛の男女による心中である。この世で結ばれないなら来世で結ばれるしかない、と。ルドルフがマリーを殺し、彼女の手を握り締めて後を追ったのだ。こういう心中ものは幾らでもあるが、『 マイヤーリング 』はオードリー・ヘプバーンを観るため、と言っていいだろう。

【マイヤーリング/あらすじ結末までネタバレ満開 第25段落】
 映画に陶酔した後では蛇足になるが、歴史的には、皇太子の死の真実は今だに謎に包まれている。ルドルフが本当に心中したかった相手は娼婦の愛人ミッツィ・カスパルであって、断られたからマリーを道連れにしたとか。それに、心中や自殺ではなくて、暗殺だったという説まである。

以上。
※<マイヤーリング>のテキストは、<『MAYERLING』-Wikipedia英語版、『MAYERLING』-IMDb、『MAYERLING』関連サイト英語版の翻訳、映画『マイヤーリング』-Wikipedia、『マイヤーリング』EPK、公式サイト・関連サイト等を引用。
※本ファイル<マイヤーリング>には間違いがある場合がありますので、お読みになる方は、どうかご了承くださいませ。

テキスト:幸田幸


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