アンナ・カレーニナのネタバレ@映画の森てんこ森

【恭子の動画映像ブログ】 2013年3月31日(日)公開予定
最新映画のネタバレ/あらすじ・ストーリー・結末のネタバレ・完全ネタバレ
※この欄のイラストは「NOM's FOODS iLLUSTRATED」さまより使用許諾を得ています。(c)映画の森てんこ森/F・恭子
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映画『 アンナ・カレーニナ 』の解説
※クリックでYouTube『アンナ・カレーニナ (2012) ANNA KARENINA』予告編へ
映画『 アンナ・カレーニナ 』の予告編
※動画はAnnaKareninaTheMovieへリンクで掲載
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by Eugenio Recuenco,Laurie Sparham

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アンナ・カレーニナ/映画『 アンナ・カレーニナ ANNA KARENINA 』あらすじ・ストーリーのネタバレ/結末まで完全ネタバレ

by ネタバレンタイン犬@映画の森てんこ森 アンナ・カレーニナのネタバレ
アンナ・カレーニナのネタバレ
 今日のタイトルは「アンナ・カレーニナのネタバレ」です。
 そしてYouTube動画映像版は映画『アンナ・カレーニナ』の予告編です。
 映画『 アンナ・カレーニナ (2012) ANNA KARENINA 』の映画解説はこちらから。
 このページは、幸田幸@映画の森てんこ森が、日本公開前の映画を海外の劇場やDVDで鑑賞して作文したり、『 アンナ・カレーニナ (2012) ANNA KARENINA 』のWikipedia英語版プロットや、海外映画情報(あらすじ・ストーリー・ネタバレ等)を大雑把に日本語訳して編集、纏めたものです。

映画『アンナ・カレーニナ』の劇場公開
 2013年3月29日(金)より、TOHOシネマズ 日劇ほかにて全国ロードショー!!

ネタバレご注意:あらすじ・ストーリー・結末まで、ネタバレ満開ですので、映画『 アンナ・カレーニナ (2012) ANNA KARENINA 』をまだご覧になっていない方はネタバレにご注意ください。
 Warning!The items below here contain information that may give away important plot points. You may not want to read any further if you've not already seen this title.

★製作陣スタッフや登場人物キャスト、映画解説やポスター等の情報は以下を参照してください。
⇒livedoor版【アンナ・カレーニナのスタッフ&キャスト】
livedoor版【『アンナ・カレーニナ』スタッフフィルモ】
⇒livedoor版【『アンナ・カレーニナ』キャストフィルモ】
⇒livedoor版【アンナ・カレーニナの映画解説】
F.恭子版【映画「アンナ・カレーニナ」ポスター】

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第01段落】
 1874年、ロシア帝国。モスクワの邸宅の一室では、家長のステパン・“スチーヴァ”・オブロンスキー(マシュー・マクファディン)がお抱えの床屋に髭を綺麗に剃らせている。別室では、妻のダーリヤ・“ドリー”・アレクサンドロヴナ(ケリー・マクドナルド)が五人の子供たちグリーシャ、リリイ、マーシャ、ターニャ、ヴァーシャをフランス語のレッスンのための着替えを。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第02段落】
 スチーヴァが娘にお菓子を上げて、フランス語の住み込み女家庭教師ローラン先生(マリーヌ・バティエ)がそれを咎める。が、スチーヴァがローランの肩を軽く叩いて合図すると、ローランは教え子に読みをさせておいて、二人はクローゼットに急いで入りこんで関係を持つ。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第03段落】
 女家庭教師ローランの手紙を見つけてしまったスチーヴァの妻ドリーは夫の浮気を知って涙に暮れる。こうして、スチーヴァの妹のアンナ・カレーニナ(キーラ・ナイトレイ)が、兄夫婦の別れ話の仲裁をするためにサンクトペテルブルグから呼ばれるのだ。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第04段落】
 アンナ・カレーニナはずっと年上の政府高官の夫アレクセイ・カレーニン(ジュード・ロウ)と一人息子のセリョージャ(オスカー・マクナマラ)がいる美貌の社交界の華。夫は他人の問題に介入することを好ましく思わないが、一応は妻のモスクワ行きを許す。息子はお土産なんかいらないから遠くに行かないでと駄々をこねる。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第05段落】
 アンナは列車では、ロシア社交界で悪名高い評判のヴロンスキー伯爵夫人(オリヴィア・ウィリアムズ)の席と向かいになる。その頃モスクワでは、アンナの兄スチーヴァ・オブロンスキーのオフィスに旧友コンスタンチン・ディミトリヴィチ・リョーヴィン(ドーナル・グリーソン)が訪れていた。リョーヴィンは裕福な地主だ。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第06段落】
 リョーヴィンは、スチーヴァの義理の妹つまり別れ話の出ている妻ドリーの妹キティを愛していて結婚したいとスチーヴァに告白する。この前に自分でプロポーズすればよかったのに、とスチーヴァに言われるが、高嶺の花で言えなかったが、やはり彼女のいない暮らしは想像できないと言って、旧友スチーヴァの応援を得る。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第07段落】
 リョーヴィンはスチーヴァにその夜のパーティに招待されて、その場でカテリーナ・“キティ”・アレクサンドロヴナ・シチェルバツキー(アリシア・ヴィキャンデル)にプロポーズする決意で来た。スチーヴァは、良き夫、良き父親でやってきたのに、妻は年をとってうんざりしたから若い女と浮気に走ったと、時の不公平さを嘆く。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第08段落】
 キティのハートを射止めるライバル、ヴロンスキー伯爵のことを聞いたことがあるかとスチーヴァがリョーヴィンに訊いていると、キティがバルコニーからリョーヴィンの名を呼んでいる。それですぐにキティに会いに行くと、キティはリョーヴィンがモスクワにいて嬉しいと語る。リョーヴィンは舞踏会が始まろうという頃、そんなキティにプロポーズする。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第09段落】
 すると、まさかの応え。あなたとは結婚できません。そこへやって来たアレクセイ・ヴロンスキー伯爵(アーロン・テイラー=ジョンソン)が、キティに歩み寄って二人は踊り始める。キティは、謂わば田舎者のリョーヴィンよりも、伯爵夫人としてアンナみたいに社交界の華になれるように、ヴロンスキー伯爵との結婚を夢見ているのだ。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第10段落】
 リョーヴィンは兄のニコライ(デヴィッド・ウィルモット)を探し出した。ニコライは弟と同様、貴族ではあるが、相続を放棄して今はむさ苦しい生活をしている。そして売春婦をしていたマーシャ(タニシュタ・チャテルジー)を妻のようにして、身の回りの世話をさせている。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第11段落】
 兄は弟に結婚しているかと訊き、俺の領地にいる百姓の女を娶ったらいいと言う。そんな兄にリョーヴィンは医師に診てもらえと言って、幾ばくかのお金を置いて、ポクロフスキーにある自分の領地に帰っていく。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第12段落】
 モスクワの駅にアンナの列車が到着した。スチーヴァが妹アンナを迎えに来ている。やはり母親ヴロンスキー伯爵夫人を迎えに来ていたヴロンスキー伯爵は、下車した女性アンナがスチーヴァの妹だと知る。二人は一瞬、目を合わせる。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第13段落】
 列車が急に動いて、鉄道労働者(マイク・シェパード)が轢かれてしまった。その場から去るスチーヴァとアンナ兄妹、ヴロンスキー伯爵母子の四人だが、アンナがその轢かれて死んだ人の家族のことを思いやったので、ヴロンスキー伯爵は大金をその家族のために寄贈した。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第14段落】
 さて、アンナは兄の妻ドリーに兄の不貞を詫びるが、ドリーは許せない思いだ。でも、兄は今でもあなたを愛しているし、浮気は動物的本能からのもので、心は許しを請うているとアンナは語る。アンナはドリーが兄を愛しているか問い、兄を許さなければこれから絶対に不幸になると言い聞かせるのだ。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第15段落】
 キティがドリーとスチーヴァ夫妻の子供たちの面倒を見るために来て、アンナをその晩の舞踏会に招待する。その頃、リョーヴィンは田舎の領地に戻り、母親にこう言われる。花嫁を連れて帰ってくると思っていたわと。リョーヴィンは、ここを出て行く計画はないから、もうそういうことはないだろうと母親に語る。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第16段落】
 舞踏会にキティが白いドレスで現れ、皆の注目を浴びる。一人の男性が早速キティにダンスを申し込み、二人はワルツを。直後、スチーヴァが妹のアンナをエスコートして到着した。アンナは黒いドレスだ。キティはアンナに丁寧に挨拶。そこにヴロンスキー伯爵が来たので、アンナは兄と踊り出す。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第17段落】
 ヴロンスキー伯爵はそれを目にして、キティに踊ってくれと言い、お美しいと言うのだが、ダンスが終わるとキティから離れてしまった。そして今度はアンナにダンスを申し込む。この二人の優雅なダンスは舞踏会の全員の注目を独占し、キティは嫉妬に燃える。ダンスを終えたアンナはキティの顔つきを見て、何としたことをしでかしてしまったのかと悟り、キティをヴロンスキー伯爵に預けて会場を去る。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第18段落】
 アンナは兄夫婦の仲裁の役目を終えて、夫と幼い息子の待つサンクトペテルブルグへの列車に乗り込む。しかし、頭をよぎるのは、ヴロンスキー伯爵との熱いダンスだけ。そして列車が停車したので澄んだ空気を吸いに車外に出ると、そこにヴロンスキー伯爵が。彼はアンナのいる所に常に一緒にいたいのだと言い張って、モスクワから一緒に出てきているのだ。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第19段落】
 キティのもとへ戻ってあげてとアンナは言うが、ヴロンスキー伯爵は言うことを聞かない。帰宅したアンナは息子のセリョージャを愛おしながら、仕事ばかりの夫アレクセイに、ヴロンスキーとの噂はここサンクトペテルブルグまで聞こえているぞと言われるのだ。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第20段落】
 アンナは絵画展に行って、ヴロンスキー伯爵の従兄妹のベッツィ・トヴェルスカヤ王女(ルース・ウィルソン)の傍らでピアノ演奏に耳を傾ける。ヴロンスキー伯爵は従兄妹に会うという口実でアンナに会いに来た。こういう公の場で積極的にアンナと会う姿のスキャンダルは広がり、アンナの夫アレクセイは心穏やかでない。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第21段落】
 アンナは夫に、あの人とは何もないと言ってベッドを共にする。けれどもアンナは一晩中目を覚ましたまま、翌日、ヴロンスキー伯爵とホテルで密会し、遂に一線を越えるのだ。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第22段落】
 スチーヴァは田園地帯のリョーヴィンを訪問し、二人で狩りに興じる。リョーヴィンはスチーヴァの義妹キティがヴロンスキー伯爵と結婚したと思っていたが、違うと知らされる。どうして俺は駄目だったんだ、とわめき散らすリョーヴィンに、スチーヴァは、男なら困難に立ち向かえ、再度アタックしろと激励する。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第23段落】
 そのキティだが、姉ドリーの生んだ新生児の世話の助けをしに来ていて、失恋を姉に慰められる。キティは、ヴロンスキー伯爵もアンナも大嫌いと言い、リョーヴィンのことを聞かれると、怒って話題を変えてしまった。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第24段落】
 アンナとヴロンスキー伯爵は郊外の森に白い布を敷いて座って語る。そして私だけを愛しているの、そうだよ、という展開で、二人はまた結ばれる。こういうことをしているヴロンスキー伯爵に、友人のサーシャが忠告。人妻と不倫していては、昇格が妨げられるぞ、と。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第25段落】
 競馬場で、ヴロンスキー伯爵は持ち馬のレースの前にアンナと会う。そしてアンナが自分の子を妊娠したと聞かされて大喜びし、これでアレクセイと離婚して一緒になろうと言い張る。だが、そうすれば息子と会えなくなるではないか。アンナはそれは厭だ。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第26段落】
 息子のセリョージャは母アンナと庭園の迷路でかくれんぼ。レースが始まり、夫アレクセイは妻を驚かせようと来ている。ヴロンスキー伯爵の馬は勝利しそうに見えたが、よろけてひっくり返り、ヴロンスキーは落馬。それを凝視していたアンナは絶叫し、二人の関係が周囲の人達に丸分かりだ。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第27段落】
 帰りの馬車内で、そういうアンナの言動を夫アレクセイは不適切だと言うが、アンナはヴロンスキーを愛していてそういう関係だと打ち明けてしまう。すると、二度とヴロンスキーと会ってはいけない、お前は妻の義務を果たさねばならないのだ、と夫アレクセイは諭す。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第28段落】
 でも、馬車から降りるとアンナはヴロンスキーの待つ庭園に小走りで急ぐ。そして夫に打ち明けてしまったことを話すと、ヴロンスキーは離婚してくれと懇願する。その夜、アンナは息子にお休みのキスをすると、夫はベッドの時間だと言うが、もう私はヴロンスキーのものだと言うアンナ。一体俺が何をしたからそうなったのだとと問うても、応えはない。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第29段落】
 ヴロンスキーはベッド脇のメモを見て、アンナの家に呼ばれ、アレクセイが出て行くのと行き違いに入っていく。お腹の大きくなっているアンナは、暫くヴロンスキーが会ってくれなかったことを非難し、あなたの赤ちゃんを生んだら私が死ぬ夢を見たとも言い張る。そんなアンナの扱いが、ヴロンスキーは徐々に煩わしくなる。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第30段落】
 妻のラブレターの束や自宅でのヴロンスキーとの密会に我慢ならない夫アレクセイは離婚には応じず、しかも、一人息子は夫が預かると言い放ち、アンナを家から追い出す。息子を私に頂戴とすがっても、名誉もないそういう女には渡せないと言い放つのだ。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第31段落】
 その頃、リョーヴィンは自らの領地の畑で労働に勤しんでいた。若い百姓(コナー・マッカリー)と恋人の若い女性の幸福そうな様子を見て、リョーヴィンは簡素な暮らしこそが渇望するものなのかと考えるようになる。その夜、彼は干し草の俵の上で睡眠し、キティの姿が目に浮かぶ。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第32段落】
 そしてリョーヴィンは再びスチーヴァを訪れ、キティへの抑えられない気持ちを伝えて、スチーヴァの妻ドリーとその妹キティと会う段取りをしてもらえた。そして、前のことはもう昔の話、と割り切って、キティをリョーヴィンは勝ち取ることが出来そうだ。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第33段落】
 その際、アレクセイとも会ったスチーヴァは、アレクセイとアンナが離婚しそうだと寝耳に水の話を聞いて、ディナーをご一緒にと誘って帰らせない。純愛や不義の話題も出て、不倫しているアンナを許してあげなかったら一生不幸になるとドリーは諭す。しかしアレクセイは妻を絶対に許せないと言って、帰っていく。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第34段落】
 雪の凍りつく中、アレクセイはアンナからの手紙を受け取る。「いらしてくださいますか。許してください。死にそうなのです。」と。それを読んだ彼は涙に暮れ、早産になっているアンナのもとへ急行する。アレクセイが到着すると、医師(マーティン・ウィンブッシュ)や看護師に、アレクセイに気遣って、生まれた女の子を見えないようにしてくださいと伝えているアンナ。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第35段落】
 ヴロンスキーも来ているが、これからは俺が一生面倒を見るからとアレクセイは言って、妻とこの不倫男の二人とも許すのだ。ヴロンスキーは母親ヴロンスキー伯爵夫人に子ども扱いされてさんざん叱られている。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第36段落】
 こうして妻を許した聖人のような夫であるが、妻アンナはまだヴロンスキーに未練がある。生まれた子はアレクセイが責任を持って育てるから、離婚はしないが、出て行っていいと夫は妻に語る。そしてアンナはヴロンスキーに会いに行き、二人はイタリアへ行こうということになる。アンナの顔色は悪い。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第37段落】
 一方、リョーヴィンはめでたくキティと結婚して、自分の領地に戻る。リョーヴィンの一族や奉公人に感銘を受けて迎えられたキティは、何でも見ようという心構えだ。そこに電報が。リョーヴィンの兄のニコライの体調が悪化して、行く当てがないというので、ニコライと妻のマーシャを来させ、マーシャとリョーヴィン一家で誠意を込めてニコライの看病をした。ニコライが亡くなると、三人で埋葬した。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第38段落】
 アンナとヴロンスキーがサンクトペテルブルグに戻ってきているという風の噂をアレクセイは耳にする。息子セリョージャの誕生日祝いにだ。アンナはプレゼントの買い物中、あんな悪妻は息子に会ってはならぬという手紙を受け取ったが、以前の召使たちを押しのけて、息子の眠る部屋に急ぐ。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第39段落】
 大好きよ、と言い、お母さんよりもお父さんの方がいい人だからお父さんを大好きになってね、とアンナが語っているのがアレクセイは陰で聞こえている。息子セリョージャはお母さんが一番いいと言い張るが、アンナはアレクセイの姿を認めると、それ以上言わずに去って行く。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第40段落】
 夜、明かりの消えたアパートで一人沈むアンナ。アンナはヴロンスキーが他の女性たちとデートしているのを責め、オペラに連れて行ってと言う。スキャンダルが凄いから駄目だというヴロンスキーに、そんなの平気よ、ということで、オペラ(オペラ劇場の支配人:サイモン・ミューラー)に行くことになる。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第41段落】
 だが、アンナが着くと、オペラ劇場にいた人達に社会ののけ者扱いされた。それに、何とヴロンスキーは数人の若い女性といちゃついているではないか。アンナの元友人(サリーン・ソフェア)にアンナの所へ行ってくれと頼むが、元友人はアンナが“ルールを破った”と言い張るのだ。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第42段落】
 気のよさそうな近くの席の人(ジェイミー・ビーミッシュ)がアンナに声をかけると、その妻(シャーリー・ヘンダーソン)は非常に怒って、かっとなる。そこではアンナは度胸の据わった女性に見える。ヴロンスキーがアンナに近寄ろうとすると、従兄妹のベッツィが大失態になるから、とやめさせ、劇場の反対側の席で留まる。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第43段落】
 離婚すれば全てが解決だと言うベッツィに、ヴロンスキーはアンナは実質上の僕の妻だと主張する。オペラからアンナが帰宅し、ヴロンスキーも帰宅。神経の高ぶっているアンナに、ヴロンスキーは鎮痛剤のアルコールを飲ませて睡眠をとらせ、二人はまた交わる。アンナの見る夢は、動いている列車だ。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第44段落】
 翌日、アンナはレストランに行っても、皆、席を変わったりして彼女を無視し、社会ののけ者扱いだ。そこに兄嫁のドリーが来て、妹キティとリョーヴィンに一人目の赤ちゃんができてモスクワに来ており、産まれるのを待ち焦がれている様子を話す。ドリーはアンナの兄スチーヴァの不貞はもう許していると語り、スチーヴァが妹アンナに会いたがっていると。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第45段落】
 その晩、アンナは酒を浴びるように飲んで、ヴロンスキーに郊外の田舎に移ろうと頼むが、母親と会わねばならないからそれは無理だとヴロンスキーは答える。別の女性ができて会ってばかりいるんでしょ、もう私を愛していないんだわと、アンナは彼を責め、もっと酒を浴びて、もう私たち、終わったのねと。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第46段落】
 ごめんなさい、いや、僕が悪かった、愛してるよとか言いながら、アンナは眠りにつく。でも、目を覚まして、彼がスチーヴァからの電報を隠しているのが見えた。ヴロンスキーは浮気をしているし、別の社交界の華、ソロキナ嬢(カーラ・デルヴィーニュ)に迎えに来てもらっているのだと、アンナは責める。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第47段落】
 アンナはヴロンスキーを追い出して、もっと鎮痛剤の酒を浴びるのだ。そして着替え、彼が本当に母親といるのか確認しに、アンナは列車に乗る。駅から駅へと列車が進む中、アンナは息子のこと、赤ん坊の娘のこと、夫アレクセイのことが脳裏に浮かぶ。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第48段落】
 それと同時に、ヴロンスキーがアンナを笑いものにして別の女性、ソロキナ嬢と交わっている幻想が見える。アンナは終着駅で、「神よ許したまえ」と叫んで、近付く列車に投身自殺した・・・。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第49段落】
 リョーヴィンは畑仕事をしながら、幸福に満ち足りている。妻キティは俺の兄ニコライの最期をよく看取ってくれたし、今や息子も生まれて、本当に幸せ者だと。キティとの結婚の経緯から、愛というのは、初めは未熟でも、美しく現実的なものに成長していくのだと、リョーヴィンは悟ったのである。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第50段落】
 ステパン・“スチーヴァ”・オブロンスキーはリョーヴィンとキティ夫妻と一緒に食事をしているが、疲れきって悲しげである。外に出て煙草を吸うが、泣いているのは、妹アンナの死を悼んでいるともとれるし、不倫という以前の暮らしを断ち切った喜びからなのかもしれない。

【アンナ・カレーニナ/あらすじ結末までネタバレ満開 第51段落】
 そして最期のシーン。公務を引退したアレクセイ・カレーニンが見守る中、アンナの忘れ形見の赤ん坊アーニャ(ティリー=ベット・グラント)が少し大きくなって、ヒナギクの咲き乱れる野原で遊んでいる。お兄ちゃんになったセリョージャが“妹”の名を呼んで駆け寄り、抱き上げ、父親アレクセイの方に振り向くという田園の光景だ。

以上。
※<アンナ・カレーニナのネタバレ>のテキストは、<『ANNA KARENINA』-Wikipedia英語版、『ANNA KARENINA』-IMDb、『ANNA KARENINA』関連サイト英語版の翻訳、映画『アンナ・カレーニナ』-Wikipedia、『アンナ・カレーニナ』EPK、公式サイト・関連サイト等を引用。
※本ファイル<アンナ・カレーニナのネタバレ>には間違いがある場合がありますので、お読みになる方は、どうかご了承くださいませ。

テキスト:幸田幸


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