砂漠でサーモン・フィッシングのネタバレ@映画の森てんこ森

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※この欄のイラストは「NOM's FOODS iLLUSTRATED」さまより使用許諾を得ています。(c)映画の森てんこ森/F・恭子
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映画『 砂漠でサーモン・フィッシング 』の解説
※クリックでYouTube『砂漠でサーモン・フィッシング (2012) SALMON FISHING IN THE YEMEN』予告編へ
映画『 砂漠でサーモン・フィッシング 』の予告編
※動画はCBSFilmsへリンクで掲載
(C)2011 Pathe Productions Limited,
Channel Four Television Corporation and The British Film Institute.

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砂漠でサーモン・フィッシング/映画『 砂漠でサーモン・フィッシング (2012) SALMON FISHING IN THE YEMEN 』あらすじ・ストーリーのネタバレ/結末まで完全ネタバレ

by ネタバレンタイン犬@映画の森てんこ森 砂漠でサーモン・フィッシングのネタバレ
砂漠でサーモン・フィッシングのネタバレ
 今日のタイトルは「砂漠でサーモン・フィッシングのネタバレ」です。
 そしてYouTube動画映像版は映画『砂漠でサーモン・フィッシング』の予告編です。
 映画『 砂漠でサーモン・フィッシング (2011) SALMON FISHING IN THE YEMEN 』の映画解説はこちらから。
 このページは、映画『 砂漠でサーモン・フィッシング (2011) SALMON FISHING IN THE YEMEN 』のWikipedia英語版のプロットの日本語訳版です。

映画『砂漠でサーモン・フィッシング』の劇場公開
 2012年12月8日(土)より、丸の内ピカデリー他全国ロードショー!!

ネタバレご注意:あらすじ・ストーリー・結末まで、ネタバレ満開ですので、映画『 砂漠でサーモン・フィッシング (2011) SALMON FISHING IN THE YEMEN 』をまだご覧になっていない方はネタバレにご注意ください。
 Warning!The items below here contain information that may give away important plot points. You may not want to read any further if you've not already seen this title.

★製作陣スタッフや登場人物キャスト情報は以下を参照してください。
⇒GoogleBlogger版【砂漠でサーモン・フィッシングのスタッフ&キャスト】
⇒GoogleBlogger版【砂漠でサーモン・フィッシングの映画解説】

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第01段落】
 アルフレッド・“フレッド”・ジョーンズ博士(ユアン・マクレガー)はサケが専門の英国政府の水産学者である。アスペルガー症候群<社会性・興味・コミュニケーションについて特異性が認められる広汎性発達障害で、自閉症に似るがIQの知的障害がない言語遅滞を伴わない対人コミュニケーション障害>の人だ。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第02段落】
 ジョーンズ博士、愛称フレッドは、英国外務省の政府科学者で、上司はバーナード・サグデン(コンリース・ヒル)。その中の環境庁の水産部門で働き、長官はトム・プライス=ウィリアムズ(クライヴ・ウッド)という。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第03段落】
 そんなジョーンズ博士、愛称フレッドに、ある女性がEメールを書いているシーンから映画は始まる。財務顧問のハリエット・チェットウォード=タルボット(エミリー・ブラント)といい、コンサルタントを務めているイエメン<アラビア半島南部の共和国>の大富豪の首長<シャイフという>の代理でメールしているのだ。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第04段落】
 内容は、イエメンという誰もが知る砂漠の地を、鮭釣りつまりサーモン・フィッシングができるようにしてほしいという依頼だ。ジョーンズ博士、愛称フレッドはその分野では熟練して名の知れた学者なので、ハリエットは最適と考えて選んだのだ。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第05段落】
 そのメールを受け取ったフレッド・ジョーンズ博士は、そんな計画は不可能だと即答する。イエメンは鮭が生存するには厳しすぎる環境だからだ。この返信は、フレッドの妻メアリー・ジョーンズ(レイチェル・スターリング)が仕事する用意をしている時に書いている。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第06段落】
 妻メアリーは仕事マニアで、夫フレッドがメールを書き終えると、数週間後にスイスのジュネーブで仕事してくるわと、淡々と言ってのける。この仕事を請ける前に夫に相談しなかったので、フレッドは困惑するが、仕方なく妻の決断を受け入れるしかない。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第07段落】
 次のシーンは英国首相の広報官パトリシア・マクスウェル(クリスティン・スコット・トーマス)が、ニュースの見出しを見ているところ。アフガニスタンのモスクが英国軍か国連軍に最近爆撃されたというものだ。アフガニスタン戦争の不人気が増大しているところにそんな爆撃のニュースなので、アングロアラブ関係の改善の為になるような記事を見つけろと部下に発破をかける。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第08段落】
 そうして、中東をツアー中のヨーロッパ人歌手の記事に目をつけるが、それは没。次に、アラブの国イエメンに鮭釣りを紹介する計画のちっぽけな記事に目をつけたのだ。そこへ首相執務室からの電話を受けて、即座に決めて、その「砂漠でサーモン・フィッシング」の記事を提案する。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第09段落】
 フレッド・ジョーンズ博士は水産学者であり大の釣りマニアだ。上司はその「砂漠でサーモン・フィッシング」の件でジョーンズ博士をハリエットに会わせる。フレッドは勿論、断るが、上司は上司でもっと上から命令を受けているので、フレッドはハリエットに会いに行かざるを得ない。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第10段落】
 フレッドがハリエットのオフィスに姿を現すと、彼女は直ぐに計画のことを話し出す。それで、彼は言葉を遮るかのように「水」と言う。彼女は何か飲み物がほしいのだと思って飲み物を持ってこようとすると、また動作を遮るかのように、こう説明し始めるのだ。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第11段落】
 鮭には寒冷な気候が必要なこと、イエメンには水があまり無いこと、それに、言うまでもなく水を冷却する方法も無いことを。水を入手する唯一の方法は、地下から水を汲み取り冷却し、乾季の間、鮭の居場所の流れを確保するためのダムを建設するしかない、とフレッドは言う。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第12段落】
 すると、ハリエットはダムの写真を見せて、もう既に建設されていると言う。更に、この依頼者はそういう困難さを十分に検討していることも語り、フレッドが当初に思ったよりもずっとハリエットは鮭について必要なことを知っているのが明らかになる。ここでちょっと話を止めさせて、もう一回「水」、今度は本当に何か飲みたいということ。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第13段落】
 その後は、延々とその不可能さを彼は口に出すが、彼女は我慢強く聞いている。そして「お断りします」と断言してフレッドが席を立つと、廊下に出るときに透明ガラスの壁に頭をぶつけて、ハリエットはウフッと笑う。こうしてフレッドは断って帰るが、上司に、受けなければ首だと言われてしまう。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第14段落】
 やれば給料は二倍にすると言われても、そんな計画を請けたらこの科学者の世界での評判はガタ落ちになるに決まっているので、まだ苛立っている。そこにパトリシアから電話がかかり、計画について冷やかし合ってから、フレッドはハリエットにまた会いに行って、冗談半分に、する必要なことを大まかに伝える。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第15段落】
 中国の三峡ダムの技師たちと話もしたいとも言及し、この計画は5000万ドル(現換算で約40億円弱)もかかると冷笑的に試算すると、ハリエットは驚かない。フレッドは躊躇し、5000万ポンド(現換算で約63億円)かかるかもしれないと言っても、ハリエットはまだちっとも驚かない。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第16段落】
 依頼者の首長<シャイフ>はどんな富豪なのかとフレッドは分かり始めた。そして、裏庭で釣りをするためにそんな大金を使うなんて何て大馬鹿なのだろうとも口走る。すると、首長<シャイフ>は将来を見通した洞察力のある人物で、お会いしたらいいと思いますよ、とハリエットが言うけれど、未だにフレッドは懐疑的だ。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第17段落】
 ハリエットは陸軍大尉のロバート・メイヤーズ(トム・マイソントム・マイソン)という恋人がいる。ある晩、ベッドを共にしているところに軍から電話があり、戦地へ赴任という命令が来た。「僕が戻ってくるまで待っていてくれるかい」と言われて、彼女は「ええ」と答える。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第18段落】
 フレッド・ジョーンズ博士と上司とパトリシアは食事をして、その計画について話し合い、一万匹の鮭を英国の川からその計画の為に入手するために環境庁から許可を得るのは上司の仕事だと決める。
 
【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第19段落】
 フレッドが帰宅すると妻はジュネーブに向う荷物の準備をしている。フレッドは物凄くびっくりしたので、そんな時いつもするように沼の魚に餌を与えに行く。妻は出てきて夫に話しかけ、夫フレッドは仕方なく、妻が少しの間、留守にするのを認める。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第20段落】
 さて、ハリエットとフレッドは首長<シャイフ>と英国邸で会うことになる。首長<シャイフ>の英国邸は田舎にあって、敷地内に鮭を釣れる川がある。ロケ地の一つスコットランドのハイランド地方ニュートンモアの Ardverikie House というマナーハウスらしい。シャイフがいらっしゃるまでこれで時間を潰してください、と執事が漁具を持ってきてくれたので、フレッドは大喜びして出て行く。
 
【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第21段落】
 フレッドが岩に必死に登っていると、近くに首長<シャイフ>のムハンマド(アムール・ワケド)が部下と共に釣りをしているのが見える。ハリエットも一緒だ。フレッドが近寄って自己紹介すると、名高い釣り用のルアー「ウィリー・ジョーンズ」を考案した本人に会えたと、シャイフは大興奮する。ハリエットも感銘を受けて、これからもルアーにはそういうふうに名前をつけるの?と訊くと、もうそうはしないとフレッドは答える。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第22段落】
 シャイフとフレッドは川の中を歩く。こんな計画は気が狂っていると思うだろうが、魚釣りというのは立派な追跡だと考えていること、そしてイエメンにサーモン・フィッシングを実現することは国民を助けることになるのだと考えていること、をシャイフは語る。そして二人は魚釣りが信念に基づく行為だと語り合う。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第23段落】
 こうして、イエメンという砂漠でサーモン・フィッシングがお金持ちの道楽でなくて国民のためなのだと理解してきたフレッド。ハリエットは、付き合っている人はいるの?とシャイフに訊かれ、恋人は従軍していていつ戻れるか分からないと説明する。一方、フレッドもシャイフに奥さんの事を聞かれ、ジュネーブに出張していると言い、妻が不在なのに失望しているのが明白だ。
 
【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第24段落】
 二人はロンドンに戻る。シャイフに実際に会って、フレッドはワクワクしてきたようで、ハリエットと計画に着工する。一方、環境庁から鮭を入手する許可を得るのに、上司は大変。環境庁は地元の漁師からの反発が怖いのだ。そんな頃、三峡ダムの中国人技師たちが来てしまっていると分かる。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第25段落】
 これは、フレッドが三峡ダムの中国人技師たちに会いたいと言ったとき、本気だとハリエットは思ってしまったからだ。来てしまった以上、会わなければならないので会うが、フレッドがいい質問をし、ハリエットが中国語の翻訳をする、というやり取りをした結果、この会合は思いがけなく成功となった。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第26段落】
 そんな時、ハリエットに電話があり、軍からの知らせで、恋人ロバートが戦闘で行方不明となったと知る。彼女は大泣きし、仕事もできず家からも出られない。そういう失意の彼女をどうにか元気付けてあげようと、フレッドはオフィスに向かいながら、橋を渡っているときアイデアが浮かんで、群集とは逆の方向に歩き出す。ちょうど、鮭が上流に泳ぐのにたとえているようだ。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第27段落】
 彼はハリエットのアパートに来て、ブリーフケースから何か出す。彼が計画のことで仕事をしたがっているのだと思い、何と無神経だと言って彼女は非難し、フレッドのアスペルガー症候群のことも責めてしまう。すると、持参したサンドイッチを出して、ちゃんと食事しているか心配で来たのだと言うので、ハリエットは泣きくずれて彼を抱きしめ、謝る。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第28段落】
 アスペルガー症候群の人は冗談が上手く使いきれないと彼はこのシーンで言う。そして、僕とシャイフにまた会いに行こうと懇願し、彼女の見ていないところで、ソファーから黄色い糸を抜き取る。ハリエットは立ち直って、フレッドと二人でイエメンまでシャイフに会いに行く。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第29段落】
 シャイフが案内してくれていると、怒ったイエメンの男たちの一群が出現して、西洋の様式をこの地に持ってきたことを非難して叫ぶ。イエメン滞在中に、フレッドとハリエットの仲は深まるのだ。そして、地元女性がくれた井戸の水は冷たいので、鮭に向いているとフレッドは気がつく。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第30段落】
 ところで、一万匹の鮭の入手に上司は失敗した。英国の漁師たちのその計画への反対運動が注目を浴びてしまったのも一因である。パトリシアはそういう状況の話を自宅の電話でしているとき、冷凍庫から包みが落ちた。彼女はラベルを読んで、考えが浮かぶ。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第31段落】
 次のシーンでは、ハリエットとパトリシアとフレッドがシャイフの英国田舎の邸宅を訪問している。野生の鮭は入手できなくなったので、養殖サケになりそうだとパトリシアが説明すると、シャイフをがっかりさせる。パトリシアは釣りのことは何も知らないので、フレッドが間に入って話を取り成す。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第32段落】
 彼ら全員でサケ養殖所に行くと、シャイフはいけすの中でサケが養殖されている様子を見て更にイラつく。また、フレッドさえも、養殖サケというものが野生で生きながらえることができるかどうか疑問に思う。この計画ももうお仕舞いだ。パトリシアはフレッドに、水産部門に戻るように言うが、フレッドは即座に断る。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第33段落】
 パトリシアは帰り、フレッドとハリエットはまだシャイフの館にいる。ある夜、TVニュースで、ロバートのいた作戦には生存者はいないと判明したと記者が言っているのをハリエットは見る。絶望と悲嘆で彼女は泣いているので、フレッドは慰めに部屋に入る。翌朝、彼女が目覚める前にフレッドは彼女のベッドから忍び出て行く。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第34段落】
 フレッドとシャイフは一緒に釣りをして、養殖サケでやってみようということになる。フレッドの科学的背景から見れば恐らくは成功しないのだが、以前に二人で語り合ったフレッドの「信念に基づく行為」ということがシャイフは気に入っているから、それで試みる気が固まったのだ。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第35段落】
 この直後、前にも出現した立腹した男たちの一人で拳銃を隠し持った男(ネイエフ・ラーシド)が何か文句を言ってシャイフを撃とうとする。フレッドは咄嗟に何か投げつけてその男の顔を引っかいたので、発砲はされたけれどシャイフは無事だった。その男はシャイフのボディガードに連行され、シャイフは命の恩人だとフレッドに感謝する。ハリエットも感銘を受ける。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第36段落】
 フレッドがロンドンに帰宅すると、妻が週末だから飛行機で戻ってきているのでびっくりする。彼は政府の水産部門の仕事は辞めて今はイエメンの首長のところで働いていることを話すと妻は驚き、気が狂いそう。そんな決断は仕事だけが原因でないことは、夫の習性から分かる。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第37段落】
 インターネットでハリエットを見て魅力的だと知った妻は、夫がハリエットに惹かれているのだと即座に感づく。でも、ハリエットには何もしていないし只の友達だと言って、フレッドは腹を立てていつもの沼に向うのだ。すると妻が追いかけてきて、彼女を愛しているのかと尋ねる。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第38段落】
 フレッドは躊躇して、どう言ったらいいか分からない。ということは夫は彼女を愛しているというサインだと、妻メアリーは分かる。これはあなたの中年の危機に違いないし、私は半年後にあなたの元に戻りますから、と妻は言って家を出て行く。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第39段落】
 みんなイエメンに戻り、計画を進め、もうすぐ完成だ。鮭を入れたキャニスターを運ぶヘリコプターもやってきて、鮭が長旅を無事に乗り越えられたことを全員が喜ぶ。ある夜、ハリエットとフレッドは服を着たまま泳ぎに行き、これから二人一緒に仕事するかな、と訊いてみる。彼女の答えは「ええ」だが、もう少し時間を頂戴、と言う。可能性があるだけでもフレッドはワクワクして嬉しい。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第40段落】
 その頃、ロンドンでは、パトリシアは外務大臣ブライアン・フリート(ヒュー・サイモン)と魚釣りのことでユーモアのあるチャットをネット上でしている。そこへ、パトリシアに電話があり、戦地の作戦で生存者ゼロだと思われていたが一人いた、それはロバートだということが判明したという。ハリエットにはロバートが生存していたとはまだ言わないで、とパトリシアは頼む。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第41段落】
 「砂漠でサーモン・フィッシング」計画は終わりに近付いている。報道関係の記者たち(ジェームズ・カッティング、コリン・キルケリー)もパトリシアと外務大臣と共にイエメンに到着した。記者会見もする。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第42段落】
 その後、フレッドとハリエットは波止場に座り、フレッドは彼女の名に因んだルアーをプレゼントする。「チェットウォード=タルボット・ビューティ」というルアーで、それはいつか彼が彼女の部屋のソファから抜き取ってきた黄色の糸を使ったものだ。嬉しがるハリエット。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第43段落】
 二人が寄り添っているこの瞬間に、軍のヘリコプターが急に飛来してきた。埃を舞い上げて止まったヘリから降りてきたのは、ロバートだ。ハリエットは駆け寄り、それを報道陣は写真を撮り捲る。フレッドは拳をルアーを握ったままきつく固めたので、ルアーで手に血が滲む。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第44段落】
 ハリエットとロバートは外務大臣とパトリシアと共に記者会見を開く。ハリエットは彼の帰還がちょっと苦しい想いのようだ。記者たちは二人にキスをせかせ、それをフレッドはシャイフと共に遠くからじっと見ている。シャイフはフレッドが彼女を愛しているのに気付いていたから、何とも可哀想に思う。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第45段落】
 その夜、ハリエットとロバートはテント内のベッドを共にするが、彼女は時間を頂戴と言い、彼も了解する。また、フレッドには妻メアリーからメールが届いて、戻ってきて、と頼んでいるのだが、俺たちはもう終わっていると返信する。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第46段落】
 翌朝、ロバートとフレッドは朝早くから起き出して、二人だけで外出する。フレッドは相手の顔を見ずに「ハリエットを愛している。君が戻ってこなければよかったのに。」と率直に発言する。ロバートは「死ななくて悪かったな」と冷ややかに謝る。実際、ロバートは物凄くムカついているが、あまり効き目は無い。それでフレッドは去る。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第47段落】
 さて、晴れがましい場だ。みんな外に出て、鮭を容器から出すよう、ゲートを開ける用意ができた。シャイフはスピーチする。ダムという水カ学の装置を造ったのも、国民に提供する土地を灌漑するためであり、そうすることによってイエメンは将来の世代にとって今より良い所になるからだと。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第48段落】
 初めはサケたちは何も行動しないが、一匹がとうとう、上流へ泳ぎ始め、残りのサケもそれに続いて上流へ泳いでいく。フレッドとハリエットは高揚して抱き合い、それにロバートが気付く。そしてシャイフ、フレッド、ロバート、外務大臣は一緒に釣りに勤しむ。大臣とロバートは良い写真を撮る段取をしている。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第49段落】
 そこへ、テロリスト数人がダムに乱入して警備員を殺害する。水流の制御できる間もない。だから水の波が下流に向って谷間を洪水させる。ロバートと外務大臣は水に飲まれ、一方、下流にいるフレッドとシャイフは波と格闘する。二人は岩に食らいついて、シャイフがフレッドを先に登らせる。命の恩人なので、そのお返しをしたかったからだ。そしてシャイフも無事に上がれた。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第50段落】
 この計画は全滅だ。サケは死に、誰かの遺体が運ばれていく。ロバートと外務大臣とシャイフとフレッドは無事だった。その後、ロバートとシャイフとフレッドとハリエットは外で火を囲んで座っている。この犯人が誰だか分かっていると言うシャイフ。でも犯人を復讐で追いかけることはしないと言う。その代わり、再建して、次の機会にもっと多くのコミュニティ支援を得られるようにするという。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第51段落】
 翌朝、皆が出発していく。ロバートとハリエットもまさに出発しようとしているとき、フレッド・ジョーンズ博士にお別れの挨拶をしたら、とロバートはハリエットに勧める。それに、君と再会することを考えていたお陰で砂漠で生き延びられたのだ、何も俺に借りは無いとロバートは言う。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第52段落】
 ハリエットはフレッドにさようならを告げに走る。お互い、相手のことを愛しているなんていうロマンチックなことは二人とも言えず、ぎこちないお別れとなる。彼女はフレッドに、これからどうするの、と尋ねると、何にも考えていない、サケは全部死んでしまったし英国に戻る必要は何も無いし、と答える。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第53段落】
 そしてフレッドは自分が最初に行動するのだと言うと、不意に向きを変えて去っていく。その去っていく姿を近くの岩から見ているシャイフは、水を見て、とフレッドに叫ぶ。その瞬間、一匹のサケが水から飛び跳ねた。ということは、他にも生きているサケがいるという証拠だ。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第54段落】
 明るい希望に満ちたフレッドは、ここに残って、地元のコミュニティにも参加してもらってダムを再建する手伝いをするよとハリエットに伝える。じゃ、助手がいるのでは?とハリエットは言い、フレッドはそれが彼女自身のことだと分かる。彼はパートナーが要ると言うと、二人は抱き合い、それを見たロバートは独りで去る決心をする。

【砂漠でサーモン・フィッシング/あらすじ結末までネタバレ満開 第55段落】
 後日、パトリシアは英国首相とネットでチャットして、外務大臣って何ておバカなのでしょうと言っている。袋詰めにするとか政府の別の仕事を探してあげるかとか冗談を言い合って。パトリシアは水産部門を提案して、首相は賛成する。

以上。
※<砂漠でサーモン・フィッシングのネタバレ>のテキストは、<『SALMON FISHING IN THE YEMEN』-Wikipedia>英語版の翻訳、『SALMON FISHING IN THE YEMEN』-IMDb、『砂漠でサーモン・フィッシング』EPK、公式サイト・関連サイト等を引用。
※本ファイル<砂漠でサーモン・フィッシングのネタバレ>には間違いがある場合がありますので、お読みになる方は、どうかご了承くださいませ。

テキスト:幸田幸


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