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ジェーン・エアのネタバレ |
映画『 ジェーン・エア 』の解説
映画『 ジェーン・エア 』の予告編
※動画はFocusFeaturesへリンクで掲載
(C)RUBY FILMS (JANE EYRE) LTD./
THE BRITISH BROADCASTING CORPORATION 2011.
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ジェーン・エアのネタバレ |
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【ジェーン・エアのネタバレ】
今日のタイトルは「ジェーン・エアのネタバレ」です。
そしてYouTube動画映像版は映画『ジェーン・エア』の予告編です。
映画『 ジェーン・エア (2011) JANE EYRE 』の映画解説はこちらから。
このページは、『 ジェーン・エア (2011) JANE EYRE 』の<もっと詳しく>の日本語訳版です。
■映画『ジェーン・エア』の劇場公開
2012年6月2日(土)より、TOHOシネマズ シャンテ 他 全国順次ロードショー!!
※ネタバレご注意:あらすじ・ストーリー・結末まで、ネタバレ満開ですので、映画『
ジェーン・エア (2011) JANE EYRE 』をまだご覧になっていない方はネタバレにご注意ください。
Warning!The items below here contain information
that may give away important plot points.
You may not want to read any further if you've
not already seen this title.
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第01段落】
映画冒頭は、ジェーン・エア(ミア・ワシコウスカ)が早朝、密かにソーンフィールド館を後にして野原を逃げていくところから。もう何マイルも歩き続けて随分遠くまで移動している。見るからに打ちひしがれ、すすり泣きながら倒れ込んだりしておぼつかない足取りだ。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第02段落】
雨が降り始め、嵐も到来する。疲れ切って瀕死の状態のジェーンは、荒れ野の真ん中に立つ孤立した田舎家(ムーア・ハウス)までどうにかたどり着き、玄関前で倒れる。すると男性がそれを見つけて、抱きかかえて家の中に保護してくれる。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第03段落】
家の中には若い女性が二人いて、その男性が弱りきった女性を抱きかかえて入ってくるのに驚いて近寄る。彼らはその女性に温かい飲み物を上げて体を温めてあげ、名前を尋ねる。ジェーンの視覚がぼんやりし、トラウマとなっている子供時代を回想し始める。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第04段落】
8歳のジェーン(少女時代:アメリア・クラークソン)がカーテンに隠れて静かに読書していると、従兄弟のジョン(エワート・ジェームズ・ウォルターズ)が棒を握ってジェーンを探している。「ネズミ野郎、どこにいるんだ?」と。ジェーンは黙っているが、ジョンは突然カーテンを引く。ここはゲーツヘッド邸。両親を亡くして孤児となったジェーンが預けられた親戚の家だ。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第05段落】
ジョンはちょっとジェーンを罵倒すると、両手から本を取り上げて、その本で彼女の頭を壁に打ち付ける。側頭部から血を流しながら、ジェーンはその意地悪な従兄弟を睨み返し、怒りでジョンに飛び掛る。召使たちが二人を引き離すが、邸宅の主でジェーンの叔母リード夫人(サリー・ホーキンス)が赤い部屋にジェーンを閉じ込めるように命じる。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第06段落】
その部屋に閉じ込められ、ジェーンは泣く。すると、暖炉から音がして、何か超自然的のような雲状の灰が暖炉の火床から出てくるではないか。ジェーンは恐怖で悲鳴を上げ、施錠されたドアをドンドン叩くが、遂に体当たりして気を失い絨毯の上に倒れこむ。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第07段落】
それからジェーンは、聖職者のブロクルハースト氏(サイモン・マクバーニー)のお説教を聴かされる羽目になり、不正直で邪悪だと言われる。彼が帰った後、憎々しくて欺くのは、あなたリード叔母さんですとジェーンは言ってのける。リード夫人はジェーンを家から追い出して、ブロクルハースト氏が院長または支配人をしているローウッド慈善学校に入れてしまう。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第08段落】
現在に戻って、冒頭でジェーンを家に入れてくれたのはセント・ジョン・リバース(ジェイミー・ベル)という牧師だと判明する。一緒に住んでいる二人の若い女性は、姉妹のダイアナ・リバース(ホリデイ・グレインジャー)とメアリー・リバース(タムジン・マーチャント)だ。後でまた判明するが、この三人はジェーンと従兄弟従姉妹なのだ。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第09段落】
彼がジェーンにこれまでの事を尋ねると、彼女はジェーン・エリオットと名乗り、彼らはジェーンの教育について語る。それで、教育で何か教わったかと彼が訊くと、ジェーンの背中に振り下ろされる鞭の映像に回想していく。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第10段落】
ローウッド慈善学校では、少女ジェーンは授業中、ヘレン・バーンズ(フレイア・
パークス)という優しい女の子と目を合わせる。すると、厳格な教師はヘレンを叱責して、鞭で打つ用意をする。ブロクルハースト氏たちが入ってきて、ヘレンのためだから鞭打ちを始めるように教師に言う。ジェーンはヘレンが何度も鞭打たれるのを見て心を痛め、粘板岩で作られた書字板を落として自分に注意を向かせる。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第11段落】
するとブロクルハースト氏はジェーンに、一日中、お仕置きに椅子の上に立っていろと命じる。そんなジェーンにヘレンはこっそりとパンを差し入れ、こうして二人は親友になった。やがてヘレンは肺炎になり、ジェーンはヘレンの病床に忍び込んで慰める。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第12段落】
ヘレンは自分は神様のところに帰るけれど、ジェーン、あなたは生きる情熱があるしこれからも頑張って生き続けるのよと言うのだ。二人は一緒に眠りにつくが、夜中にヘレンは力尽きて息を引き取り、翌朝、それを知って泣き叫ぶジェーンは引き離される。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第13段落】
現在。メアリーはジェーンがスケッチしているのを知り、大変感銘を受けて、ジェーンがセント・ジョンをむっつりした様子に描いたスケッチを彼に見せる。ジェーンはそれから、ローウッド慈善学校と現在との間で過ぎていった時期のことを考える。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第14段落】
ローウッド慈善学校では、成長して18歳になったジェーンは、その施設に別れを告げて馬車で旅立つ。向かう先はソーンフィールド館。住み込みの家庭教師として仕事が決まったのだ。到着すると、これまでのジェーンの生涯で受け続けてきた虐待とは正反対の温かい歓迎を家政婦フェアファックス夫人(ジュディ・デンチ)から受ける。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第15段落】
この館のご主人はエドワード・フェアファックス・ロチェスター氏といって、あまりこの館には顔を出さないと、フェアファックス夫人が教えてくれる。ジェーンが家庭教師することになっているのは、ロチェスター氏の被後見人で幼いフランス人少女アデル・ヴァランス(ローミー・セトボン・ムーア)だとも。そして少女の部屋を案内してくれる。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第16段落】
翌朝、ジェーンは教える生徒アデルと顔を合わせると、アデルはジェーンにダンスをして見せ、フェアファックス夫人は「とってもフランス的だこと!」と言う。ジェーンはアデルに獣の民話を読み聞かせ、一方、アデルは、夜にソーンフィールド館の壁を女の人が通り抜けていくのを聞いたのと話したりして、二人はお互いに影響し合う。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第17段落】
これまでの仕打ちとかけ離れたこういう平和な身の上に救われてはいるが、あまりにも孤立した静か過ぎる生活に明らかに落ち着かないジェーン。人生、女性だって男性と同じように活動をしてもいいと思うとフェアファックス夫人に語る。それで、気晴らしになるようにと、フェアファックス夫人は手紙を出しに外出する段取りをジェーンにしてくれた。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第18段落】
お礼を言って出かけ、森を歩いていると、道を疾走してきた黒い馬がジェーンの姿に驚いて、乗っていた人を振り落とし負傷させてしまう。ジェーンはその人を介抱してから郵便を出しに歩を進める。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第19段落】
館に帰宅すると、ご主人ロチェスター様がお帰りになっていて、足首を捻挫されているとフェアファックス夫人はジェーンに伝える。それで、さっき遭遇した馬に乗っていた人物こそがご主人ロチェスター氏なのだとジェーンは悟る。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第20段落】
暗い明かりの部屋でアデルを傍らに座っているロチェスター氏(マイケル・ファスベンダー)のもとにジェーンが入っていくと、彼はジェーンの絵を何枚かチェックしている。ロチェスター氏はぶっきらぼうな人物で、ジェーンが部屋に入るなり、アデルは頭のいい子ではないけれど随分改善したと言う。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第21段落】
ロチェスター氏はジェーンの悲しい身の上話をしろと命じ、ジェーンがそんな話は無いですと否定すると、厳しい追及で彼女の過去が暴露される。それから更に素早い会話が続くが彼の機知にジェーンは容易くついていく。その後、氏はジェーンを退室させる。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第22段落】
暗い気分のむらのある落ち着かない人物のロチェスター氏は夕方、ジェーンに再び話し相手をさせる。ジェーンの受け答えに氏は感興をそそられ、ジェーンには可能性や飛び立とうとする小鳥のような素質を見て取れると語るので、ジェーンはそれを聞いて感動する。そしてまた退室。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第23段落】
夜、ジェーンは物音が聞こえて、調べるために寝室から出てみる。するとロチェスター氏の寝室からのようなので近付くと、ものすごい炎がまだ眠ったままの氏の周りのカーテンを焼き尽くしているのを目にする。彼女は氏を起こして二人して鎮火する。でも、このことは皆には黙っているようにと氏は命じるのだ。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第24段落】
ロチェスター氏は命を救ってくれた礼をジェーンに言い、「君が私に為になることをしてくれると初対面のときから分かっていたよ。」と語る。氏が彼女の両手を握ると二人の間に明白に緊張感が湧き上がるが、ドキッとしたジェーンは放してもらうために寒いからもう行かなければ、と言って寝室に戻る。そして黙考し、動揺しているけれど幸福感に浸る。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第25段落】
後に、ロチェスター氏は朝食後に出発なさったとフェアファックス夫人から聞くと、ジェーンは意気消沈して、再び情動不安の状態に戻る。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第26段落】
数週間後、ご主人が戻っていらっしゃるとフェアファックス夫人が息を切らせてジェーンに伝える。美人で金持ちのブランチ・イングラム(イモージェン・プーツ)やら、多数の一行を連れてだという。ソーンフィールド館は一行を迎える準備にせわしく働く。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第27段落】
お客たちが到着すると、ジェーンはロチェスター氏に同席を望まれ、応接間でジェーンが不快に座っていると、ブランチ・イングラムは住み込み家庭教師のことを口汚く話題に上げる。ブランチがロチェスター氏を傍らにしてピアノで歌い始めると、ジェーンはひどく取り乱してひっそりと部屋を出る。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第28段落】
ロチェスター氏が追ってきて、なぜ僕に話しかけなかったのかとジェーンに尋ねる。そこに、フェアファックス夫人が割り込む形で、もう一人のお客リチャード・メイスン(ハリー・ロイド)が西インド諸島から到着したと告げる。その知らせに困った顔をして、氏はメイスンを出迎えにその場を去る。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第29段落】
夜、ジェーンは世にも恐ろしい悲鳴が聞こえる。客たち全員も何事かと騒ぐので、ロチェスター氏は皆をなだめすかせる。でも、ジェーンにだけ、ついて来るように密かに言って、屋根裏部屋に連れて行く。そこには・・・メイスンが首から夥しく出血して倒れている。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第30段落】
ロチェスター氏はメイスンを見ているようにジェーンに言うと、医者を呼びに行く。その間、その屋根裏部屋の敷物を張った壁からまだ物音がし続けている。その中からは微風も感じられる。するとロチェスター氏がカーター医師(ネッド・デネヒー)を連れて戻り、メイスンを診るが、夜明けにメイスンを素早く館から帰らせてしまうのだ。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第31段落】
ロチェスター氏は起こったことをジェーンに質問されるが誤魔化して、僕は一生の大間違いにずっと付きまとわれてきたのだと語る。そして、ある人と結婚したいと思っているのだが、その女性を自分のものにするために「慣習という障害物を跳び越える」ことにおいて僕は正当化されているだろうかとジェーンに語る。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第32段落】
氏が言っているのはブランチ・イングラムのことだと思って、それが妥当ならばそうすべきですとジェーンは伝える。彼は親密にジェーンに話しかけ、彼女の髪に一輪の花を挿しているときでも、まだ曖昧な話し方だ。ジェーンは気が重く、立ち去るけれど、二人の出会いは幸せそうに見て取れる。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第33段落】
後にジェーンにこんな知らせが入る。従兄弟のジョンが自殺を図ったこと、そして叔母のリード夫人が心臓麻痺を起こして、死ぬ前にジェーンに会いたがっていることを。ジェーンは即座に出発し、久しぶりに叔母と顔を合わせる。叔母のリード夫人はジェーンの母の兄か弟の妻である。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第34段落】
ジェーンの父方の叔父がジェーンを姪で遺産相続人に確保したいと以前リード夫人に連絡を取ってきたのだと、リード夫人は告白する。夫人は、ジェーンはローウェルで死んだと嘘を言って、その親戚を追い返したのだった。夫人は今、ジェーンに罪の意識から真実を告げ、ジェーンは過去の虐待を問わずに優しく許す。ジェーンはその叔父に、生きています、お会いしたいです、と手紙を書く。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第35段落】
ソーンフィールド館に戻ると、ロチェスター氏は石垣に腰をかけて、明るく「お帰り」と言ってくれる。ジェーンも戻ってきて嬉しいと伝えるが、氏のブランチ・イングラムとの結婚を恐れて、家庭教師の職は辞めるつもりだと伝えて歩み去る。氏は野原まで追いかけて、なぜ出て行きたいのかと訊く。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第36段落】
ジェーンは泣き崩れ、あなたと同じくらいの情熱もあるしあなたと同じくらいの気迫もあるのに、あなたにとって何者でもない存在になるのには耐えられないのだと口走る。すると氏は、結婚したいのはジェーン、君なのだよと、信じられないことを言ってくれるのだ。ブランチ・イングラムのことは感情のない機械だと呼び、ジェーンこそが僕と似たところがあって真の花嫁なのだと。遂にジェーンはプロポーズを受け入れて、二人は初めてキスを交わす。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第37段落】
嵐になったので、二人は手に手を繋ぎ館に走って戻る。館の中で二人は抱擁してキスをして、それを二階の欄干から家政婦のフェアファックス夫人が慄然として当惑を隠さずに見下ろす。氏は「お休み」と言って、ジェーンも家政婦さんに微笑んで立ち去る。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第38段落】
フェアファックス夫人はジェーンの婚約のことを知ると、用心してロチェスター氏から遠ざかりなさいと忠告する。それにもかかわらず、ロチェスター氏とジェーンは結婚式が近付くまでますます親密になって、一緒に過ごす時も増えていく。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第39段落】
さて結婚式の当日になった。ロチェスター氏はジェーンを急いで教会まで連れて行く。挙式の間、氏はせっかちで動揺が見られる。そこに、この二人の結婚には障害があると宣言する男が出現する。ロチェスター氏は無視しようとするが、ロチェスター氏は既婚だという証拠があるのだとその男は表明する。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第40段落】
それにリチャード・メイスンも出現して、ロチェスター氏はメイスンを襲う。離された後、ロチェスター氏はジェーンは何も知らなかったのだと男たちに伝える。氏は彼ら全員をソーンフィールド館まで連れ戻し、召使たちにその場を離れさせ、敷物の壁の向こうにある部屋に彼らを案内する。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第41段落】
その部屋には、バーサ・メイスン(ヴァレンティナ・チェルヴィ)という美しくて野生的だが明らかに狂気の女性がいる。ロチェスター氏の妻だ。バーサはロチェスター氏に頭をもたれさせ、ジェーンにつばを吐く。突然、バーサはロチェスター氏に食って掛かる。皆がバーサを押さえ込もうとしている間にジェーンは部屋から駆け出し、ウェディングドレスを引き裂いて悶え苦しむ。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第42段落】
遂にジェーンは自室から出て、ひどく取り乱して悔恨の情を表わしたロチェスター氏に遭遇する。氏は彼女が目まいがするのを見て、部屋に運ぶ。そして説明するのだ。若くて経験の浅い時に、見合い結婚でバーサと結婚させられたこと。バーサが気が狂って暴力を振るうようになり、生涯何年間もずっと地獄の暮らしをしてきたことを。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第43段落】
ロチェスター氏は、僕たちは一緒になれる、誰のお構いもないから、僕のもとにいてくれとジェーンに嘆願する。ジェーンは「できればそうするのですが」と言う。氏はジェーンを抱擁して、ずっとそばにいてくれと懇願し続ける。ジェーンは泣き濡れて、このまま一緒に彼といようという気持ちと戦いながら、遂に、不意に身をかわして去っていく。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第44段落】
その次が、映画冒頭のシーンだ。ジェーンはソーンフィールド館から逃走して遠くまで進み、ロチェスター氏は彼女が去ってしまったのだと発見する。現代に戻る。ジェーンはセント・ジョン・リバースの世話で村の学校で教師の職を得ている。セント・ジョンが様子を見にやって来て話しかける。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第45段落】
夜、家で椅子でうとうとしていると、ドアがドンドン叩かれて目覚める。ドアを開けると、荒々しい顔つきのロチェスター氏だ。二人は抱擁しキスし合うが、ジェーンが意識を急に現実に戻すと、そこにいるのはロチェスター氏ではなくてセント・ジョンであった。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第46段落】
セント・ジョンは座って、名前は本当はジェーン・エリオットでなくてジェーン・エアなのだと分かっていると話す(彼女の描いた絵に本名が書いてあったので)。ブリグズ氏(ベン・ロバーツ)という法律家がジェーン・エアを見つけられるかもと、僕に連絡してきたのだとも話す。その伝言とは、消息不明の叔父が死亡して全遺産をジェーンに遺しジェーンを大金持ちにするということ。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第47段落】
ジェーンは茫然とする。考え抜き、遂にセント・ジョンにこう発表する。遺産を自分自身と、私を救って身を寄せさせてくれたお礼でセント・ジョンと彼の姉妹二人に分けたいと。その代わり私を代理妹にしてくださいと。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第48段落】
彼の姉妹ダイアナとメアリーが住み込み家庭教師としての身分から戻ってきて、ジェーンとセント・ジョンの間にぎごちなさが見られる。ある夜、数週間後にインドに宣教師として赴くつもりなので、妻になって一緒に来てほしいとセント・ジョンが言う。神の御心なのだと。ジェーンは沈黙して思案する。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第49段落】
翌日のジェーンの返答は、お仕事の助手としてはインドに行けますが、自己を抹殺することになるあなたとの結婚はできないと。彼は他には方法は無い、「女性的でなくて虚偽だ」として彼女の言葉を軽蔑する。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第50段落】
ジェーンが誰か他の男性への不道徳な情熱にいまだに執着していることを分かっていると彼は言い、その男の名を言えと迫る。突然、風に乗って「ジェーン」と呼ぶかすかな声が聞こえたジェーンは、返事をしてその方向へ闇雲に歩き始める。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第51段落】
ジェーンはソーンフィールド館まで旅をして、館への小道を必死に駆けていくと、ショックで立ち止まる。館が半焼しているのだ。残骸を縫って歩みを進めると背景にもう一人の人物が見える。家政婦のフェアファックス夫人だ。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第52段落】
ロチェスター氏の妻は館を火事で燃やすのに遂に成功して、屋根から飛び降り自殺したのだとフェアファックス夫人が教えてくれる。ロチェスター氏も重傷を負ったそうだ。フェアファックス夫人はジェーンに助けを求めて行こうと思ったくらいだともらして泣く。二人は抱き合い、ジェーンはロチェスター氏の居所を尋ねる。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第53段落】
ジェーンは遠くまで歩き、木々の下のベンチに近付く。そこには髭が長くなって様変わりしたロチェスター氏が・・・。杖をついている、つまり火災で盲目になってしまったのだ。彼はそこにいるのは誰か尋ねるので、ジェーンは静かに歩み寄り、手に触れる。氏はゆっくりと手を、顔を触って、とうとうジェーンだと気付いた。
【ジェーン・エアのネタバレ/あらすじ結末までネタバレ満開 第54段落】
ジェーンは戻ったのよと言い、氏は立ち上がる。ジェーンは彼にもたれかかって優しくキスする。ロチェスター氏が夢に違いないと囁くと、「じゃ、目を覚まして」とジェーンが言って、氏は彼女を抱き締める。ジェーンは再び彼の胸に顔を埋めて目を閉じ、二人はこうして再び結ばれた。スクリーンが暗転して映画は終わる。
以上。
※本ファイル<ジェーン・エアのネタバレ>には間違いがある場合がありますので、お読みになる方は、どうかご了承くださいませ。
テキスト:幸田幸
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