★シャイな幸の独り言
ジズーとバティ
2002年6月13日木曜日
私はスポーツ観戦が上手くありません。それは、応援するチームが負けることが多いからです。だから応援するチームが敗退するということは観戦が下手っぴという事になるでしょう。サッカーのワールド・カップも、テレビ観戦はしませんでしたが、やっぱり負けてしまいました。日本のことではないです。
幸の描いたカッコいいジダン選手					心の片隅で応援していたのに…、 　フランスとアルゼンチン。２国とも優勝候補だっただけに、残念！こうなると、一体どこの国が優勝すんねん？父曰く、「今の日本の気候は最悪やから、暑さに強いアフリカ勢がくるやろ」との予想。それにしても、あぁあー。 　フランスを応援していたのは、やっぱりジダン選手がいるから。超ミーハーな私は、超人気選手が好きです。友達と「ハゲでも許せるっていうのは、すごい！」といつも話しています。 1972 年６月 23 日生まれ（かに座）の Zizou は、今年で 30 歳。ワールド・カップはこの大会で最後だろうな。足のケガのせいで、思いっきり滑ってこけていたのをニュースで見て、心が痛みました。 　多民族国家フランスの象徴的な存在である、 “レ・ブルー”（フランス代表の愛称）には、多様な人種が含まれています。ジダンもアルジェリア移民の息子です。また、経済界でも、日産自動車の社長カルロス・ゴーン氏はブラジル出身で、ブラジルとフランスの二重国籍を持っています。移民国家と言えば、アメリカ合衆国を一番に思い浮かべますが、フランスも移民にチャンスがある国なのです。
しかし、冷戦が終わってから、世界各地で民族紛争が勃発し、ヨーロッパでも極右の動きが見られます。フランスも例外ではありません。今年５月５日に行われたフランス大統領選の決選投票で、共和国連合（ＲＰＲ）のジャック・シラク大統領と極右政党、国民戦線（ＦＮ）のジャンマリ・ルペン党首が得票を争いました。極右候補が決選投票に進むのは、 1958 年、大統領権限の大幅な強化を図った第５共和制が発足して以来初めてだそうです。結局、大差でシラク大統領が再選され、フランス国旗が示す「自由」「平等」「博愛」の精神は守られましたが、なんだかちょっぴり不安なところでもあります。 　サッカーのフランス代表チームの頑張りは、同じように移民としてフランスで暮らす人々を元気付けていたはず。また、彼らがフランスの名誉となることは、移民の権利の向上に対しても何らかの圧力になると思います。 　近い将来フランスで生活することを夢見る私としては、2002年も優勝して欲しかったなぁと、日本人なのに思っています。なぜって日本はまだまだ優勝する実力じゃないから、どこか強いチームを応援するのかな。
							アルゼンチンを応援していたのは、やっぱりバティストゥータ選手がいるから。スウェーデンとの試合で涙していたバティ。私も心で泣きました。 　バティの名前はガブリエル・オマール・バティストゥータで背番号は９番です。子供の頃お医者さんになりたかったそうです。 1969 年２月１日生まれ（みずがめ座）で 33 歳の Batigol も、ジダンと同じように、この大会が最後のワールド・カップだと思います。世界屈指のストライカーであるバティには、一度はＷ杯の優勝を味わって欲しかった…。
「母をたずねて三千里」（フジテレビ「世界名作劇場」アニメシリーズ・ 1976 年１月４日〜同年 12 月 26 日）の少年マルコがイタリアのジェノバから母を求めて目指した国は、目下経済危機です。まさに♪はるか草原を　ひとつかみの雲が　当てもなくさまよい　飛んでゆく　山もなく　谷もなく　何も見えはしない…♪（「草原のマルコ」作詞：深沢一夫 作曲：坂田晃一）といった状態でしょうか。日本も現在長引く不景気に苦しんでいますが、もっと強烈な不況（アルゼンチンの 2001 年の失業率は 17.4 ％）でサポーターの数も少ないというアルゼンチン。南米予選を勢いよく突破してきただけに、アルゼンチンの方々の失望感も大きいはずです。何とかこのワールド・カップで優勝して、国民の皆さんに希望を与えて欲しかったです。♪…さあ出発だ！　今　陽が昇る　希望の光　両手につかみ…♪（「草原のマルコ」）というように。 　日本も頑張って、日本国民に明るい話題を提供してもらいたいものです。そのためには、テレビ観戦しないようにしよーっと！ 【参考資料】 ※Mainichi INTERACTIVE ※ぶらじる▼経済＆ビジネスニュース特集 ※アルゼンチン在日大使館 ※BANDAIVISUAL　びじゅあるキッズ

coda21「映画の森てんこ森」幸田幸。
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