【映画『SAYURI』のスティーブン・スピルバーグとチャン・ツィイーのビデオメッセージ訳】
※以下の映画『SAYURI』のデータは、配給元ブエナビスタインターナショナルジャパンから得たスティーブン・スピルバーグとチャン・ツィイーのビデオメッセージ訳です。許諾のもと掲載しています。映画『SAYURI』についてもっと詳しくは、幸の映画解説『 SAYURI (2005) MEMOIRS OF A GEISHA 』をご覧ください。【ファイル編集:映画の森てんこ森幸田幸


ビデオメッセージ訳

■スティーブン・スピルバーグ

私はルーシー・フィッシャーとダグ・ウィックが、始めてこの映画の原作である「メモワール・オブ・ゲイシャ」を送ってくれた時、本作品は最も文化的な魅惑に溢れた物語の一つだと思いました。そして私はさゆり、豆葉、会長のラブストーリーや、初桃とのライバル関係、会長と延の友人関係に起きる試練などにとても感動しました。 この物語は世界中の人々に魅了されるであろう、なぜなら日本のある時期の伝説や歴史の一部として文化的に意味深いだけでなく、この物語が世界中の人に何かしら訴えるものがあると思ったからです。 確かに私は日本人ではありませんし、日本で生まれた訳でもありませんが、この物語の魅力に通じる何かを感じることができます。 それと同時に私は日本や芸者の文化、第二次世界大戦前の祇園などに多大なる尊敬の念をもっております。

結局、私がこの作品の監督をすることはできませんでしたが、今回、私たちは最高の監督を『 SAYURI』の為に選んだと思っております。 多分私が監督するよりも彼は良くやってくれたのではないでしょうか?その監督の名はロブ・マーシャルです。 彼の舞台での経験、そしてアカデミー賞を獲得した映画「シカゴ」での経歴は、私を初めとする製作チームの全員が、是非、ロブ・マーシャルに参加して欲しいと願うものでした。 ロブ・マーシャル監督は本作品の映画化に成功し、まるで自分の子供のように、この世に贈り出しました。 私たちは彼にとても感謝していますし、この本の著者であるアーサー・ゴールデン氏にも、このような素晴らしい作品を書いてくれたことをうれしく思っています。

私は皆さんが『 SAYURI』に対してどのような反応をしていただけるか、とても楽しみにしております。

■チャン・ツィイー

皆さんこんにちは、チャン・ツィイーです。

今日、本来ならば皆さんと一緒に記者会見の場にいたかったのですが、私は今、仕事でルーマニアに来ており参加することができません。 

私は《SAYURI》を演じることができて大変光栄に思っています。また、ロブ・マーシャルのような素晴らしい監督や、ケン、コン・リー、ミッシェル、コウジ、カオリ、 ユウキ、そして忘れてはならない私たちの妹、スズカなどと一緒に仕事ができたことを大変うれしく思っています。 映画の撮影はとても楽しいものでした。 私たちがこの映画「SAYURI」を大好きなように、皆さんが「SAYURI」を大好きになってくれたらうれしく思います。

どうもありがとう。

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