シャイな幸の独り言 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
外来語の言い換え | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2002年12月27日金曜日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
日本語は音も文字も世界で一番綺麗で優秀な言葉だと、幸は思っています。おまけに外国人にとっては難解で語彙が豊富です。そして今までに聞いたことのある言葉で発音に限って美しい言葉はフランス語だと思って、話せればいいなと憧れて勉強しています。 |
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幸が興味を持った外来語の記事と 国語研究所の所長さんの写真は以下です。 ご覧下さい。 asahi.com [ ひと ] −− 外来語言い換えを提案した国語研・甲斐睦朗所長 |
昨日2002年12月26日(木)の朝日新聞朝刊で外来語の言い換え例の記事を読みました。 へぇー、日本でもアカデミー・フランセーズのようなことをし出したんだ。幸が知らないだけで本当は昔から日本語を監視する団体が文部省(今は文部科学省か)であったのかも知れないけれど、これは初耳でした。記事を読んで興味が湧いてきました。借りてきた映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク (2000)」のヴィデオを観るか、以前カナダで観た「REIGN OF FIRE」のレヴューをまとめるか、夜食を食べてから考えるつもりが、即このエッセイを書くことになりました。 独立行政法人国立国語研究所の「分かりにくい外来語を分かりやすくするための言葉遣いの工夫についての提案(中間発表)―「外来語」言い換え提案―」(最近のTVサスペンス劇場の題名のように長いタイトルだわ)としてネット上で公表されています。楽しく調べましたので、その 63 語を以下リストにして紹介します。(誤字・脱字はご容赦下さい。) |
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※表は朝日新聞と国立研究所の発表とを幸なりに理解して入力したものです。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
フランスには、フランス語のお目付け役で見張り番のフランス学士院「アカデミーフランセーズ」という権威ある公的機関があります。フランス人は自国の文化や伝統に誇り高く、理論と思考の礎になる自国の言語を大切にしています。今はそう感じませんが、聞くところによると数年前まで、できるだけ英語を話さないようにしていたらしいです。世界の公用語としての英語に対抗するために、そうだったのでしょうか? しかし、アカデミーフランセーズがどんなに権威があっても、市井の言葉は生きているものだから、独り歩きします。フランス語で「コンピュータ」という単語は国が薦める単語は<ordinateur オーヂナトゥール「電算機」>ですが、学生や若者は<PC ペーセー「パソコン」>といいます。英語の「homepage」もフランス語では<page d’acceuil パージ・ダァクイユ「もてなしのページ」>となります。また製品の名称から生まれたその物の名前は英語なら仕方ありません。例えばソニーの「WALKMAN=ウォークマン」という製品は大抵のフランス人は知っていて英語のまま使って「ウォークマン」と言います。国が定めた<BALADEUR>(「バラドゥール」と読み、俗語で「ぶらつく人」)を使う人はあまりいないそうです。「K7」は今はCDやMDに取って代られたカセットテープのこと。フランス語で<K>は「カー」、<7>は「セット」の文字遊びです。きれいな言葉ではないですが「くそっ!」と言うのは「糞」だから<merde「メェルド」>です、失敗したり腹が立ったりしたときに「ちぇ!」と感じで使っているのを耳にしますが、意味が180度変わって、フランスの若者は英語の「Good Luck!」の意味で使うことがよくあります。 話はそれましたが、<page d’acceuil パージ・ダァクイユ「ホームページ」>や<BALADEUR バラドゥール「ウォークマン」>などは、なんだか無理やりにフランス語にしたようで違和感を覚えます。言葉は誰かが最初に作り、それが使われていくうちに馴染んでそのものズバリの概念に育っていくのでしょう。言葉というものは人間の営みの流れの中で生まれていくものなのでしょう。 日本では毎年500以上の外来語が生まれるらしいです。仕事でよく使うコンピュータ関連用語を入れると実際一年間ではもっと生まれていると思いますが。先ほどのホームページだって、日本語に言い換えるとどうなるのでしょう?「家頁」なのかしら?マウスは「鼠」、クリックは「カチッ」、キーボードは「鍵板」、カット・アンド・ペーストは「切り取りと貼り付け」、うん。これは上手くイケテルわ。スクロールは何て言い換えようかしら? この言い換え作業はかなり難しいです。こんな難しいお仕事を一体どんな人がするのだろう?と思って調べると甲斐睦朗(かい・むつろう)所長というお方に「ヒット」しました。あつ!いや「検索で見つかり」ました。幸が時々覗かせて頂く朝日新聞社「asahi.com」の「ひと」というコーナーで甲斐睦朗所長様のお写真が見つかりました。冒頭のイメージ下のホットテキストリンクからお顔を拝見できます。お見受けするところ、坂本九さんが(幸は懐かしのヒットソング番組でしか見たことがありませんが)メガネをかけたって感じで似ていると思いませんか?なんだかオチャメな気がします。記事を読むと尊敬できる方のように思います。 幸はテレビっ子として生まれていますので、テキストだけの文字情報では物足りません。最低イラストが欲しいです。できれば写真、本当は音声入りの映像が一番説得力があります。朝日新聞社は世界でも最も進んだメディア会社の一つなのですから、ネット上の「asahi.com」の「ひと」のページこそ、ストリーミングで革新的な技術を投入してもらいたいです。『マルチメディア時代なのですから、甲斐睦朗所長様のインタービューをブロードバンドでストリーミングでオン・エアーしてもらいたいものです。』 ところで先生!甲斐所長様!『マルチ…』内の言葉は外来語ばかりで喋ってしまいました。これは美しい日本語を守る姿勢ではありません。またもや反省。 先生!質問でーす。これって日本語でどう言い換えればいいのでしょうか? 【参考資料】 アサヒ・コム http://www.asahi.com アサヒ・コム:ひと http://www.asahi.com/national/people/K2002122600147.html The National Institute for Japanese Language 国立国語研究所 http://www.kokken.go.jp/ 国立国語研究所 第1回中間発表 本文(PDFファイル 113KB) http://www.kokken.go.jp/public/gairaigo/gai_tyukan001.pdf |
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coda21「映画の森てんこ森」幸田幸。 | |||||||
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