愛をつづる詩
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愛をつづる詩 (2004)
YES
 映画『 愛をつづる詩 (2004) YES 』を紹介します。

 映画『 愛をつづる詩 (2004) YES 』を以下に目次的に紹介する。
■映画『 愛をつづる詩 (2004) YES 』のポスター、予告編および映画データ
■映画『 愛をつづる詩 (2004) YES 』の解説
 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。
■映画『 愛をつづる詩 (2004) YES 』の主なスタッフ
■映画『 愛をつづる詩 (2004) YES 』の主なキャスト
■映画『 愛をつづる詩 (2004) YES 』のあらすじ
■映画『 愛をつづる詩 (2004) YES 』の受賞
■映画『 愛をつづる詩 (2004) YES 』のトリビア
■映画『 愛をつづる詩 (2004) YES 』のスタッフとキャスト
■映画『 愛をつづる詩 (2004) YES 』の<もっと詳しく>
 <もっと詳しく>は映画『 愛をつづる詩 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)です。※ご注意:映画『 愛をつづる詩 (2004) YES 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。
■映画『 愛をつづる詩 (2004) YES 』の更新記録

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■映画『 愛をつづる詩 (2004) YES 』のポスター、予告編および映画データ
愛をつづる詩
愛をつづる詩
ポスターはwww.cinemaclock.com
より用させて頂きました。

Links:  Official Web Site
Trailers:

Quick Time:
56k
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Windows Media:
56k  300k

上映時間 Runtime: 1:40
製作国 Country: イギリス/アメリカ
UK / USA
製作会社
Production Company:
Adventure Pictures
GreeneStreet Films Inc.
The Film Council
全米配給会社 Distributer: Sony Pictures Classics (2005) (USA)
全米初公開 Release Date: 2005/06/24 (New York City, New York)
日本初公開 R. D. in Japan: 2005/10/15 予定
日本公開情報 : ギャガ・コミニュケーションズ
ジャンル Genre: ドラマ
Drama
MPAA Rating 指定: Rated R for language and some sexual content.
日本語公式サイト
http://www.gaga.ne.jp/yes/
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.
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■映画『 愛をつづる詩 (2004) YES 』の解説

 映画『 愛をつづる詩 』はロンドンを舞台に、アイルランド系アメリカ人の人妻と、ベイルートからの亡命者の男の恋愛と性と階級と宗教の絡んだドラマ。『 愛をつづる詩 』はサリー・ポッターが監督・脚本・音楽の三役を務める。
 邦題は『 愛をつづる詩 』だけど、原題は極度にシンプルな一語「 Yes 」である。これは、『 愛をつづる詩 』で主人公の男女が出会った時、男性が女性に電話番号を教えてくれとアタックし、女性が「 Yes 」と承諾したことから。不倫へ走るのも「 Yes 」で、情熱的な関係が始まるのだ。しかし文化と宗教の違いが二人を困惑させる・・・。

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■映画『 愛をつづる詩 (2004) YES 』の主なスタッフ

○『 愛をつづる詩 』の監督・脚本・音楽: サリー・ポッター
耳に残るは君の歌声 (2000) THE MAN WHO CRIED
『 タンゴ・レッスン (1997) THE TANGO LESSON 』
『 オルランド (1992) ORLANDO 』

○『 愛をつづる詩 』の製作総指揮: セドリック・ジャンソン
プール (2002) SWIMFAN / SWIMF@N
やさしくキスをして (2004) AE FOND KISS... (原題) / JUST A KISS (英題)

○『 愛をつづる詩 』の製作総指揮: ジョン・ペノッティ
アップタウン・ガールズ (2003) UPTOWN GIRLS
イン・ザ・ベッドルーム (2001) IN THE BEDROOM

○『 愛をつづる詩 』の製作総指揮: フィッシャー・スティーヴンス
僕のニューヨークライフ (2003) ANYTHING ELSE
デッドロック (2002) UNDISPUTED

○『 愛をつづる詩 』の製作総指揮: ポール・トリビッツ
運命を分けたザイル (2003) TOUCHING THE VOID
キス・オブ・ライフ (2003) KISS OF LIFE

○『 愛をつづる詩 』の音楽: フィリップ・グラス
テイキング・ライブス (2004) TAKING LIVES
シークレット・ウインドウ (2004) SECRET WINDOW
フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白 (2003) THE FOG OF WAR: ELEVEN LESSONS FROM THE LIFE OF ROBERT S. MCNAMARA
MY FATHER マイ・ファーザー (2003) MY FATHER, RUA ALGUEM 5555
めぐりあう時間たち (2002) THE HOURS
トゥルーマン・ショー (1998) THE TRUMAN SHOW

○『 愛をつづる詩 』の音楽: トム・ウェイツ
ロボッツ (2005) ROBOTS
シュレック2 (2004) SHREK 2
ヘルボーイ (2004) HELLBOY
コーヒー&シガレッツ (2003) COFFEE AND CIGARETTES
16歳の合衆国 (2003) THE UNITED STATES OF LELAND
ラスト・キャッスル (2001) THE LAST CASTLE
ポロック・2人だけのアトリエ (2000) POLLOCK

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■映画『 愛をつづる詩 (2004) YES 』の主なキャスト

●ジョーン・アレン as ‘彼女’@愛をつづる詩
ママが泣いた日 (2005) THE UPSIDE OF ANGER
ボーン・スプレマシー (2004) THE BOURNE SUPREMACY
きみに読む物語 (2004) THE NOTEBOOK

●サイモン・アブカリアン as ‘彼’@愛をつづる詩
アララトの聖母 (2002) ARARAT

●サム・ニール as アンソニー@愛をつづる詩
ウィンブルドン (2004) WIMBLEDON
ピアノ・レッスン (1993) THE PIANO

●シャーリー・ヘンダーソン as 掃除婦@愛をつづる詩
ハリー・ポッターと炎のゴブレット (2005) HARRY POTTER AND THE GOBLET OF FIRE
ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12カ月 (2004) BRIDGET JONES: THE EDGE OF REASON
ダブリン上等! (2003) INTERMISSION
ハリー・ポッターと秘密の部屋 (2002) HARRY POTTER AND THE CHAMBER OF SECRETS
家族のかたち (2002) ONCE UPON A TIME IN THE MIDLANDS
ブリジット・ジョーンズの日記 (2001) BRIDGET JONES'S DIARY

●サマンサ・ボンド as ケイト@愛をつづる詩
007/ダイ・アナザー・デイ (2002) DIE ANOTHER DAY
007/ワールド・イズ・ノット・イナフ (1999) THE WORLD IS NOT ENOUGH

●ゲイリー・ルイス as ビリー@愛をつづる詩
やさしくキスをして (2004) AE FOND KISS... (原題) / JUST A KISS (英題)
ギャング・オブ・ニューヨーク (2001) GANGS OF NEW YORK
リトル・ダンサー (2000) BILLY ELLIOT

●レイモンド・ウォリング as ウィザー@愛をつづる詩
ネバーランド (2004) FINDING NEVERLAND

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■映画『 愛をつづる詩 (2004) YES 』のあらすじ
※本作『 愛をつづる詩 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
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 映画『 愛をつづる詩 』の舞台はロンドン London 。ある裕福な夫婦のメイドさん(シャーリー・ヘンダーソン)は掃除婦で、そこの主人アンソニー(サム・ニール)のふしだらな女性関係を把握している。シーツやら避妊具やら、浮気の始末をいつもしていて、こういう夫だから奥さんも同じことをすればいいのに、という想いだ。アンソニーは政治家で、妻(ジョーン・アレン)を抑圧し、形式だけの冷たい結婚生活である。

 アイルランド系アメリカ人の妻は科学者、詳しく言うと微生物学者である。北アイルランドの首都ベルファスト Belfast, Northern Ireland 生まれで、米国育ち、宗教はキリスト教でもカトリックの信者だ。『 愛をつづる詩 』でジョーン・アレンの配役名はなくて、‘She’つまり‘彼女’となっているだけ。‘彼女’は夫との愛のない結婚生活に息詰まっていた。

 ある日、外交官の晩餐会があり、アンソニーは妻‘彼女’をエスコートしてパーティ会場に赴いた。夫婦というのはこういう場で必要だから形は結婚しているわけだ。ここで、中近東はレバノン Lebanon 出身のコック兼ウェイター(サイモン・アブカリアン)と‘彼女’は目が合ってお互いに微笑み合う。このレバノン人も『 愛をつづる詩 』で配役名はなくて‘He’つまり‘彼’となっている変わった映画だ。‘彼’は‘彼女’に"a beauty" and "a queen" (美人で女王さま)だと褒め上げ、積極的に出て電話番号を尋ねる。つまりお会いしましょう、ベッドインしましょう、という暗黙のサイン。すると‘彼女’は‘Yes’と答え、ここから二人の熱い秘密のロマンスが始まる。

 ‘彼’は今でこそレストランのコックをしているが、レバノンの首都ベイルート Beirut では外科医をしていた。医師をしていたある時、男性の命を救ったら、即座にその男は射殺されてしまった。政府に賛同する者だけの治療をせよということを拒否した‘彼’は祖国レバノンに幻滅して去り、英国に亡命してきたのである。心臓移植等、外科医のメスから、ビフテキをスライスする料理の包丁に持ち替えている。

‘彼’と‘彼女’は愛し合い、情熱的なエロティズムが進展していく。でも、‘彼’はイスラム教徒だから、女性は外界では身体を隠すのだという考えで、例えば‘彼女’がプールサイドで体を露にしていると機嫌を悪くする。‘彼女’の名付け娘グレース(ステファニー・レオニダス)が思い過ごしなのだけど体重過多の問題を苦にし、‘彼女’が一緒にプールにいる時だった。

 これは仕事場でも同じで、‘彼’は同僚のビリー(ゲイリー・ルイス)やウィザー(レイモンド・ウォリング)と口論になったりもしている。西洋の男性は、妻が肌を露にした服装でよその男達に体を見られても平気なのか、とか。アラブの氏名を正しく発音できないのを憤慨したり。‘彼’は人種のことで侮辱される。こうしているうちに‘彼’は立腹するし職も失う。

 『 愛をつづる詩 』で、9.11 米国同時多発テロ以降のアラブ系の人達への偏見・抑圧にも触れ、
やさしくキスをして (2004) AE FOND KISS... (原題) / JUST A KISS (英題) 』や
ランド・オブ・プレンティ (2004) LAND OF PLENTY 』と同様だと感じた。白人でキリスト教である‘彼女’は、 9.11 後にアラブ系の人達、つまり‘彼’も白い目で観られて抑圧されているという事実を実感できない。

 風習や文化の些細なことから宗教まで、次第に‘彼’と‘彼女’の違いがくっきりとしてくる。歴史も文化も宗教も異なる二人は上手く一緒に暮らすことは出来ないのではないかと感じ始めたとき、‘彼女’は死の床の叔母(シーラ・ハンコック)を故郷ベルファストまで見舞いに行った。叔母はマルクス主義者だった人。叔母さんは死期が迫っており、殆ど昏睡状態だ。でも、独り言のように遺言を言う。そして叔母さんは姪の‘彼女’にキューバ Cuba (『 永遠のハバナ (2003) SUITE HABANA 』参照)を訪れるように約束させる。

 叔母の思想として、キューバはアイルランド系アメリカ人の‘彼女’にもレバノン人の‘彼’にも共通して異国であるから、その点で平等だからと言っているのだ。『 愛をつづる詩 』はだから、舞台はロンドンに、ベイルートに、ベルファストに、ニューヨークに、キューバのハバナ Havana にと、展開していく。果たして‘彼’は祖国へ戻ってしまうのだろうか、‘彼’と‘彼女’の文化と宗教の溝は埋まるのだろうか。

 映画冒頭で二人は出会って、二人の目は「セックスは‘Yes’」と物語った。そしてラストでは、二人はこれまでの自分たちの人生の大胆な打倒に対して‘Yes’を、更に、何か希望に満ちた未知なるものの始まりに対して‘Yes’と言う準備がありそうだ・・・。『 愛をつづる詩 』原題の「 YES 」は奥深い含蓄があるという。

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■映画『 愛をつづる詩 (2004) YES 』の受賞

 『 愛をつづる詩 』は、ヒロインを演じたジョーン・アレンが、シアトル国際映画祭 2005 Seattle International Film Festival で、最優秀作品賞 Golden Space Needle Award の最優秀女優賞 Best Actress を獲得した。

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■映画『 愛をつづる詩 (2004) YES 』のトリビア

【愛をつづる詩のトリビア その1】  『 愛をつづる詩 』では、韻を踏んだシェイクスピア Shakespeare の戯曲のような台詞が使われる。主に、掃除婦役のシャーリー・ヘンダーソンが語る時だ。

【愛をつづる詩のトリビア その2】  『 愛をつづる詩 』原題の「 YES 」について、サリー・ポッター監督は "I think yes is the most beautiful and necessary word in the English language. (直訳:‘Yes’という語は英語で最も美しく最も必要な語だと思います。)"と言っている。
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【『 愛をつづる詩 』のスタッフとキャスト】
監督: サリー・ポッター Sally Potter (Directed by)
製作: アンドリュー・ファイアーバーグ Andrew Fierberg (producer)
    クリストファー・シェパード Christopher Sheppard (producer)
製作総指揮: セドリック・ジャンソン Cedric Jeanson (executive producer)
    ジョン・ペノッティ John Penotti (executive producer)
    フィッシャー・スティーヴンス Fisher Stevens (executive producer)
    ポール・トリビッツ Paul Trijbits (executive producer)
脚本: サリー・ポッター Sally Potter (written by)
撮影: アレクセイ・ロジオーノフ Aleksei Rodionov (Cinematography by)
編集: ダニエル・ゴダード Daniel Goddard (Film Editing by)
音楽: サリー・ポッター Sally Potter (Original Music by)
    フィリップ・グラス Philip Glass (song "Paru River" from "Aguas de Amazonia")
    トム・ウェイツ Tom Waits (song)

出演: ジョーン・アレン Joan Allen as She
    サイモン・アブカリアン Simon Abkarian as He
    サム・ニール Sam Neill as Anthony
    シャーリー・ヘンダーソン Shirley Henderson as Cleaner
    シーラ・ハンコック Sheila Hancock as Aunt
    サマンサ・ボンド Samantha Bond as Kate
    ステファニー・レオニダス Stephanie Leonidas as Grace
    ゲイリー・ルイス Gary Lewis as Billy
    ウィル・ジョンソン Wil Johnson as Virgil
    レイモンド・ウォリング Raymond Waring as Whizzer

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<もっと詳しく>

ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。

 映画『 愛をつづる詩 (2004) YES 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
      IMDb
      allcinema ONLINE
      Nostalgia.com
      CinemaClock.com
      公式サイト(英語版)
       http://www.yesthemovie.com/index.jsp
■映画『 愛をつづる詩 』の更新記録
2005/08/04新規: ファイル作成
2005/09/25更新: ◆データ追加
2005/10/13更新: ◆追記
2006/03/28更新: ◆データ追加
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幸田 幸
coda_sati@hotmail.com
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