ショーシャンクの空に
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ショーシャンクの空に (1994)
THE SHAWSHANK REDEMPTION
ショーシャンクの空に
ショーシャンクの空に

【『 ショーシャンクの空に 』の解説】
 映画『 ショーシャンクの空に (1994) THE SHAWSHANK REDEMPTION 』を紹介します。
 映画『 ショーシャンクの空に (1994) THE SHAWSHANK REDEMPTION 』の原作は、かの有名な売れっ子作家スティーヴン・キング。『 グリーンマイル (1999) THE GREEN MILE 』「スタンド・バイ・ミー」「シャイニング」『 シークレット・ウインドウ (2004) SECRET WINDOW 』等、物語作りが本当にうまい。映画『 ショーシャンクの空に 』の監督および脚本はフランク・ダラボンで、やはり「グリーンマイル」「プライベート・ライアン」「インディ・ジョーンズ」等の監督や脚本を手がけ、「ショーシャンクの空に」と「グリーンマイル」でアカデミー脚色賞をノミネートされた。
 父親が俳優・フォークシンガーのギル・ロビンス、弟は音楽担当のデヴィッド・ロビンスという芸能一家のティム・ロビンスが、映画『 ショーシャンクの空に 』の主役で、彼は「さよならゲーム」「ザ・プレイヤー」「ボブ★ロバーツ/陰謀が生んだ英雄」「デッドマン・ウォーキング」等で俳優だけでなく監督業もしている。映画『 ショーシャンクの空に 』の欠かせないもう一人の主役モーガン・フリーマンは「コレクター」「セブン」「ドライビング Miss デイジー」等出演の、なくてはならないアフリカ系アメリカ人俳優の重鎮である。
 こんな実力者たちが揃っているから、この刑務所のお話である『 ショーシャンクの空に 』は信じられないくらい面白く話が進んでいくのです!
■映画 ショーシャンクの空に (1994) THE SHAWSHANK REDEMPTION 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)ご注意: ショーシャンクの空に (1994) THE SHAWSHANK REDEMPTION 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。
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●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
■『 ショーシャンクの空に 』のデータ
 上映時間 143分
 製作国 アメリカ
 公開情報 松竹富士
 初公開年月 1995/05
 ジャンル ドラマ
 《米国コピーTagline》Fear can hold you prisoner. Hope can set you free.
【『 ショーシャンクの空に 』スタッフとキャスト】

監督: フランク・ダラボン Frank Darabont
製作: ニキ・マーヴィン Niki Marvin
原作: スティーヴン・キング Stephen King
脚本: フランク・ダラボン Frank Darabont
撮影: ロジャー・ディーキンス Roger Deakins
美術: テレンス・マーシュ Terence Marsh
音楽: トーマス・ニューマン Thomas Newman

出演: ティム・ロビンス Tim Robbins アンディ・デュフレーン
    モーガン・フリーマン Morgan Freeman エリス・ボイド
    ウィリアム・サドラー William Sadler ヘイウッド
    ボブ・ガントン Bob Gunton ウォーデン・サミュエル・ノートン
    ジェームズ・ホイットモア James Whitmore ブルックス・ヘイトレン
    クランシー・ブラウン Clancy Brown バイロン・ハドリー
    ギル・ベロウズ Gil Bellows トミー・ウィリアムズ
    マーク・ロルストン Mark Rolston ボッグス・ダイアモンド
    ジェフリー・デマン Jeffrey DeMunn
    ラリー・ブランデンバーグ Larry Brandenburg
    ニール・ジュントーリ Neil Giuntoli
    ブライアン・リビー Brian Libby
    デヴィッド・プローヴァル David Proval
     ジョセフ・ラグノ Joseph Ragno
    ジュード・チコレッラ Jude Ciccolella
    ポール・マクレーン Paul McCrane

<もっと詳しく>
ネタばれ御注意!
 このレヴューは「テキストによる映画の再現」を目指して作文しています。よって、ストーリー展開の前知識やネタバレがお好みでない方は、読まないで下さい。
■映画『 ショーシャンクの空に 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー

【ショーシャンクの空に 第01段落】  スティーヴン・キング(
シャイニング (1980) THE SHINING
クリスティーン (1983) CHRISTINE
スタンド・バイ・ミー (1986) STAND BY ME
ペット・セメタリー (1989) PET SEMATARY
ブロス/やつらはときどき帰ってくる (1991) STEPHEN KING'S SOMETIMES THEY COME BACK
ショーシャンクの空に (1994) THE SHAWSHANK REDEMPTION
グリーンマイル (1999) THE GREEN MILE
ドリームキャッチャー (2003) DREAMCATCHER 』、そしてジョニー・デップ主演の
シークレット・ウインドウ (2004) SECRET WINDOW 』等)原作の短編小説「刑務所のリタ・ヘイワース」をフランク・ダラボンが心底気に入って監督と脚本をして映画化したという意味が、この映画を観終わって、初めてわかった。なお、原題についている REDEMPTION とは「救済」とか「償還」「受け戻し」という意味。

【ショーシャンクの空に 第02段落】  主人公アンディ・デュフレーン(ティム・ロビンス:
トップガン (1986) TOP GUN
さよならゲーム (1988) BULL DURHAM 』『 ザ・プレイヤー (1992) THE PLAYER 』
ショーシャンクの空に (1994) THE SHAWSHANK REDEMPTION
オースティン・パワーズ:デラックス (1999) AUSTIN POWERS: THE SPY WHO SHAGGED ME
ミッション・トゥ・マーズ (2000) MISSION TO MARS
ハイ・フィデリティ (2000) HIGH FIDELITY
ミスティック・リバー (2003) MYSTIC RIVER
CODE46 (2003) CODE 46 』等)は真面目で優秀な堅物の銀行員。副頭取まで上り詰めた男だ。そんな満点すぎる夫に不満な妻はプロ・ゴルファーと不倫をしている。アンディは酒に酔った勢いで、拳銃を持って二人の逢引現場に車で乗りつける。・・・そして逮捕され、二人を射殺したかどで終身刑を言い渡される。送られた先はショーシャンク刑務所(私は予備知識が何もなくこの映画を観たので、ショーシャンクって刑務所のある地名のことだったのかぁ…と初めて知った次第です…お恥ずかしながら)。

【ショーシャンクの空に 第03段落】  そこは何十年と務所暮らしの受刑者連中が、新入りたちを好奇と愉しみの対象として、又ある者はいじめやホモの対象として、待ち受けている。今回送られてきた十数人の新入りを受刑者たちは塀の上からからかいながら「品定め」する。デブッチョが今夜絶対泣く、と言う者もいれば、あのノッポが最初に泣くと言う者もいて、お待ちかねの第一夜がやってきた。

【ショーシャンクの空に 第04段落】  レッド(モーガン・フリーマン:
ドライビング Miss デイジー (1989) DRIVING MISS DAISY
許されざる者 (1992) UNFORGIVEN
ショーシャンクの空に (1994) THE SHAWSHANK REDEMPTION
セブン (1995) SEVEN
アウトブレイク (1995) OUTBREAK
アンダー・サスピション (2000) UNDER SUSPICION
ベティ・サイズモア (2000) NURSE BETTY
トータル・フィアーズ (2002) THE SUM OF ALL FEARS
ハイ・クライムズ (2002) HIGH CRIMES
ドリームキャッチャー (2003) DREAMCATCHER
ブルース・オールマイティ (2003) BRUCE ALMIGHTY
ビッグ・バウンス (2004) THE BIG BOUNCE
ミリオンダラー・ベイビー (2004) MILLION DOLLAR BABY
バットマン ビギンズ (2005) BATMAN BEGINS 』
ダニー・ザ・ドッグ (2005) UNLEASHED / DANNY THE DOG 』等)が賭けたのはノッポ、つまりアンディだった。アンディは背がひょろ高く、いかにもいい所育ちのひ弱な坊ちゃんに見えたから。しかし、レッドの予想に反して、その夜、大声で泣いて看守に殴り殺されたのはデブッチョだった。因みにティム・ロビンスは 196 cm 、米国俳優で2番目に背が高いのだ。

【ショーシャンクの空に 第05段落】  アンディは刑務所暮らしがどうにも我慢できない。他の受刑者たちとなかなか打ち解けようとしない。自分は無罪なんだと真剣に言って回るが、ここでは皆「自分は無罪だ」と言うのだと皆に笑われて取り付く島もない。そうしながらもアンディの何となく朴訥で賢くて誠実な様子が受刑者仲間に受け入れられていく。ことにレッドとは仲良くなった。そしてホモ相手としてアンディを狙っている凶悪な連中のことを教えてやったりする。するとアンディは弱々しく見えるが、その凶悪連中が襲って来ると勇敢に立ち向かい、レッドたちに新たな面を見せる。

【ショーシャンクの空に 第06段落】  レッドは本名エリス・ボイド。もう二、三十年間、刑務所にいて、調達係りとして便利がられていた。洗濯物の中に隠して外界と連絡をとってこっそり調達してやり、見返りにタバコなどを受け取る仕組みだ。このレッドにアンディが頼んだのは趣味の鉱物採集に必要なロックハンマーだった。レッドにそれで脱獄するのかとからかわれるが、ほんの10センチほどの小さいロックハンマーを見て、レッドは脱獄するには 600 年かかるよ、と一笑する。アンディは岩石に詳しく、刑務所の庭で拾った石ころで、ロックハンマーでチェスの駒をいくつも削って作るのを毎夜の楽しみにした。

【ショーシャンクの空に 第07段落】  ある日、刑務所内で映画の鑑賞会が開かれ、受刑者達はつかの間の楽しい一時を過ごす。その日の映画はリタ・ヘイワースの映画だった。私は知らないが、1946 年の作品「ギルダ」の踊りながら長い手袋をセクシーに脱ぎ捨てる場面は特に有名だそうだ。「ハリウッドのセックス・シンボル」と呼ばれていたらしい。マリリン・モンローの一時代前のスターかな?この劇中映画を観て、次にアンディがレッドに頼んだのはリタ・ヘイワースの大きなポスター(『 マルホランド・ドライブ (2001) MULHOLLAND DR. / MULHOLLAND DRIVE 』参照)だった。これを独房の壁に貼って、チェスの駒を毎晩削っていった。

【ショーシャンクの空に 第08段落】  また、アンディは看守たちにも特別な存在として認められるようになった。元来銀行マンであるから、税務関係のことは得意中の得意。看守のバイロン・ハドリー(クランシー・ブラウン)に財産分与の節税方法を教えてやったり、看守たちの年末調整の計算をたんたんとこなしていったりしてやる。看守には、これは無償でいいから、代わりに仲間たちに冷たいビールをやってくれ、といいところを見せる。受刑者仲間は完全にアンディを一種の尊敬と優しい目で見るようになっていった。

【ショーシャンクの空に 第09段落】  このように事務的能力に長けていたので、アンディは力仕事ではなく、図書室の係りになって、毎日、本を山と読んでいく。図書室には老人の受刑者ブルックス・ヘイトレン(ジェームズ・ホイットモア)が既に係りでいたので、アンディには比較的楽な仕事だった。ブルックスはもう 50 年近く収容されていて、鳩に餌をやるのが楽しみな好々爺だ。アンディは読み書きのできない受刑者にABCから、そして掛け算の九九から、教えてやるのだった。その上、所長のウォーデン・サミュエル・ノートン(ボブ・ガントン)にも便利がられて、もと銀行マンの経理処理の腕を見込まれて、所長の収賄の裏金の管理を任される。

【ショーシャンクの空に 第10段落】  こうして 10 年、 15 年という途方もない年月が淡々と過ぎていく。(実は私、このままいつまでずーっと刑務所内の話がどうやって進んでいくのかなぁ、とチョット不安だった…)リタ・ヘイワースのポスターは、いつの日かマリリン・モンロー、ラクエル・ウェルチのポスターへと変わっていく。

【ショーシャンクの空に 第11段落】  図書室の係りだった受刑者のブルックス老人は、とうとう、更生したと認められて、仮釈放でシャバに出た。 50 年もの刑務所生活で、彼は刑務所が終の棲家であってほしかったのだが、出されてしまったわけだ。仲間もおらず、周りの環境は未知の事ばかり。更生施設のアパートに入れられて、着いたその日に、老人は首を吊ってしまう。刑務所の人生の裏には、こういうこともあるのだ。

【ショーシャンクの空に 第12段落】  アンディもレッドも、定期的に更生の具合を面接でチェックされる。「もう完全に更生しました」と言う度に、仮釈放のチャンスから落とされる。もう慣れっこになっている。この先、一体、外に出られるのかお先真っ暗ながら、二人はとりとめもなく夢を語る。アンディは故郷の町外れの、妻にプロポーズした場所のことを話す。大きな木があって、そこから何十歩のところまで歩いて、そこの岩盤をめくると…。それを覚えていてよ、とかレッドに言ったと思う。・・・

◆ここからは、結末まで書いていますので、ストーリー全体が分ります。御注意下さい。
 ATTN: This review reveals the movie content. Please don't say that I didn't say !


【ショーシャンクの空に 第13段落】  そして、明るい顔で更に夢を語るのだ。海に臨むメキシコのシワタネホという町で小さなホテルを経営するんだ。そしてセーリングボートで遊ぶ。そしたら、何かと調達係がいるだろ、レッド、君がなってよ。そう語るアンディの顔は少年のようにいじらしい。刑務所は四方が灰色の壁に囲まれているが、外で上を見上げて夢を語れば、青い空が広がっているではないか。あぁ、この映画の邦題「ショーシャンクの空に」はこんなところからつけたのだろう。

【ショーシャンクの空に 第14段落】  ある時、若い新入りトミー・ウィリアムズ(ギル・ベロウズ)が入所してきて、アンディの妻とプロ・ゴルファーを殺した真犯人を知っていると言う。アンディは跳び上がらんばかりに喜んで、所長にすぐに報告して、裁判のやり直しを願い出るが、所長は裏金を知っているアンディを外に出すわけにはいかない。その若者を看守とグルで殺してしまう。またもや証拠をなくしたアンディ…。もう 19 年も経っている。

【ショーシャンクの空に 第15段落】  さて、結末は絶対に自分で見てください。ものすごいハッピーエンドですから!殺伐としている刑務所の風景の中に存在する「夢」を、リタ・ヘイワースのポスターと、ラストの南米の輝くような海岸で表してくれて、今までの「刑務所もの」と一線を画している名作です。必ず観て満足します。私の他の作品レヴューはあらすじを最後まで記していますが、この映画ばかりは、結末は教えない方がいいです。

以上。
<もっと詳しく>からスペースを含まず4542文字/文責:幸田幸

参考資料:IMDb
       allcinema ONLINE
       Nostalgia.com
       CinemaClock.com
(■解説とネタばれ:2002/08/24アップ ◆俳優についてリンク更新:2003/10/03)
■テキスト一部とリンクおよびファイル書式更新:2004/07/11
■リンク追加更新:2005/01/19
2005/03/31更新: ◆データ追加
coda_sati@hotmail.com
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