海を飛ぶ夢
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海を飛ぶ夢 (2004)
MAR ADENTRO (西題) / MARE DENTRO (伊題)
THE SEA INSIDE (英題)
 映画『 海を飛ぶ夢 (2004) MAR ADENTRO (西題) / MARE DENTRO (伊題) / THE SEA INSIDE (英題) 』を紹介します。『 海を飛ぶ夢 』は 2004/11/09 の時点で邦題が分からなかったので「ザ・シー・インサイド」としておいたら『 海を飛ぶ夢 』と決まったようだ。

 映画『 海を飛ぶ夢 (2004) THE SEA INSIDE 』を以下に目次的に紹介する。
■映画『 海を飛ぶ夢 (2004) THE SEA INSIDE 』のポスター、予告編および映画データ
■映画『 海を飛ぶ夢 (2004) THE SEA INSIDE 』の解説
 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。
■映画『 海を飛ぶ夢 (2004) THE SEA INSIDE 』の主なスタッフ
■映画『 海を飛ぶ夢 (2004) THE SEA INSIDE 』のメイクや効果
■映画『 海を飛ぶ夢 (2004) THE SEA INSIDE 』のあらすじ
■映画『 海を飛ぶ夢 (2004) THE SEA INSIDE 』の受賞
■映画『 海を飛ぶ夢 (2004) THE SEA INSIDE 』のトリビア
■映画『 海を飛ぶ夢 (2004) THE SEA INSIDE 』のスタッフとキャスト
■映画『 海を飛ぶ夢 (2004) THE SEA INSIDE 』の<もっと詳しく>

 <もっと詳しく>は映画『 海を飛ぶ夢 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)です。※ご注意:映画『 海を飛ぶ夢 (2004) THE SEA INSIDE 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。
■映画『 海を飛ぶ夢 (2004) THE SEA INSIDE 』の更新記録

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幸の観たい度: 8つ星 
■映画『 海を飛ぶ夢 (2004) THE SEA INSIDE 』のポスター、予告編および映画データ
海を飛ぶ夢
海を飛ぶ夢

http://www.cinemovie.info/より
イタリア語ポスター引用させて頂きました。

Links:  Official Web Site
Trailers:
上映時間 Runtime: 2:05
製作国 Country: スペイン/フランス/イタリア
Spain / France / Italy
製作会社
Production Company:
Eyescreen S.r.l. [it]
Himenoptero [es]
Lucky Red [it]
Sociedad General de Cine (SOGECINE) S.A. [es]
UGC Images [fr]
全米配給会社 Distributer: Fine Line Features [us] (2004) (USA) (all media) (subtitled)
全米初公開 Release Date: 2004/12/17 (limited)
日本初公開 R. D. in Japan: 2005/04/16 予定
日本公開情報 : 東宝東和
ジャンル Genre: ドラマ Drama
MPAA Rating 指定: Rated PG-13 for intense depiction of mature thematic material.
日本語公式サイト
http://umi.eigafan.com/
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.
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■映画『 海を飛ぶ夢 (2004) THE SEA INSIDE 』の解説

 『 海を飛ぶ夢 』は『 トーク・トゥ・ハー (2002) HABLE CON ELLA (原題) / TALK TO HER (英題) 』のハヴィエル・アグィレサローベ撮影、『 アザーズ (2001) THE OTHERS 』のアレハンドロ・アメナバールが監督・製作総指揮・脚本・編集・音楽の五役を務め、『 コラテラル (2004) COLLATERAL 』のハビエル・バルデムが主演のドラマ。『 海を飛ぶ夢 』は首から下が麻痺して 30 年近く寝たきりの男性が尊厳死の権利を訴え続けた実話に基づいたスペインの映画である。

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■映画『 海を飛ぶ夢 (2004) THE SEA INSIDE 』の主なスタッフ

○『 海を飛ぶ夢 』監督・製作総指揮・脚本・編集・音楽の五役: アレハンドロ・アメナバール
『 アザーズ (2001) THE OTHERS 』
バニラ・スカイ (2001) VANILLA SKY

○『 海を飛ぶ夢 』の製作総指揮: フェルナンド・ボヴァイラ
キャロルの初恋 (2002) EL VIAJE DE CAROL (原題) / CAROL'S JOURNEY (英題)

○『 海を飛ぶ夢 』の撮影: ハヴィエル・アグィレサローベ
トーク・トゥ・ハー (2002) HABLE CON ELLA (原題) / TALK TO HER (英題)

○『 海を飛ぶ夢 』の美術: ベンジャミン・フェルナンデス
1492・コロンブス (1992) 1492 CONQUEST OF PARADISE
グラディエーター (2000) GLADIATOR
『 マイ・ボディガード (2004) MAN ON FIRE

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■映画『 海を飛ぶ夢 (2004) THE SEA INSIDE 』のメイクや効果

 映画『 海を飛ぶ夢 』は、寝たきり男性の顔が、メイクの巧さと俳優の演技力で最大限に現実的に見えているそうだ。

○『 海を飛ぶ夢 』の特殊メイク: ジョー・アレン Jo Allen
真夏の夜の夢 (1999) WILLIAM SHAKESPEARE'S A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM
グラディエーター (2000) GLADIATOR
サハラに舞う羽根 (2002) THE FOUR FEATHERS
めぐりあう時間たち (2002) THE HOURS

○『 海を飛ぶ夢 』の特殊メイク: ジェームズ・アレン James Allen
ラスト サムライ (2003) THE LAST SAMURAI

○『 海を飛ぶ夢 』のメイク: クリス・フィッツジェラルド Chris Fitzgerald
イングリッシュ・ペイシェント (1996) THE ENGLISH PATIENT
ハリー・ポッターと賢者の石 (2001) HARRY POTTER AND THE SORCERER'S STONE / HARRY POTTER AND THE PHILOSOPHER'S STONE
サラマンダー (2002) REIGN OF FIRE
ハリー・ポッターと秘密の部屋 (2002) HARRY POTTER AND THE CHAMBER OF SECRETS
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (2004) HARRY POTTER AND THE PRISONER OF AZKABAN
ブラザーズ・グリム (2005) THE BROTHERS GRIMM

○『 海を飛ぶ夢 』の視覚効果: ティム・メンドラー Tim Mendler
パトリオット (2000) THE PATRIOT
五線譜のラブレター (2004) DE-LOVELY

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■映画『 海を飛ぶ夢 (2004) THE SEA INSIDE 』のあらすじ
※本作『 海を飛ぶ夢 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
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 さて、映画『 海を飛ぶ夢 』のストーリー。
 映画『 海を飛ぶ夢 』は実話に基づいている。

 1996 年のスペイン。五十代の中年男性ラモン・サムペドロ(ハビエル・バルデム:
コラテラル (2004) COLLATERAL 』)は、首から下、四肢麻痺患者としてベッドに寝たままの状態が 28 年間続いている。クリフ・ダイビング(絶壁からのダイビング)の事故で脊柱を損傷したのだった。

 ラモンは兄(或いは弟)ホセ(セルソ・ブハッロ)の家で、その妻マヌエラ( Mabel Rivera )の介護を受けて暮らしている。兄夫婦の息子の文法の誤りをがみがみ言ったり、訪問客をじっと我慢したりしながら、温厚な愛すべき人物としてベッドに横たわった毎日だ。動くのは顔だけだから、コンピュータやTVや電話などは、寝たまま口に棒を突っ込んで操作している(
ボーン・コレクター (1999) THE BONE COLLECTOR 』参照)。また、常に微笑んで悲嘆さと憤慨を表すラモン。「逃れることが出来なくて他人に物凄く頼っていると、微笑むことで泣くことが出来るようになるんだ」という。

 ラモンは、自殺する権利を容認してくれるようにスペイン政府に請願してきている。しかし、お役所はそういう要請は却下だ。そこで、彼の自殺権を支援する組織ができた。活発な女性ヘネ( Clara Segura )がその代表者。彼女はラモンの件を担当する弁護士を連れてきた。女性の弁護士で、フリア( Belen Rueda )という優雅で美しい女性である。フリアはラモンの訴訟を法廷に取り上げることに同意した。ラモンの望みは簡単である。死にたいのである。もう死につつあるからでも、身体的な苦痛があるからでもなく、真に生きるということなしに十分に長く生きたと感じているからなのだ。

 「生きることは権利であって、義務ではない」というのがラモンの主張である。しかし、スペインの法律では自殺幇助(ほうじょ)は罰となる。ラモンの希望する尊厳ある死は認められないのだ。こういうラモンの苦境を支持してくれる者もいれば、支持してくれない者もいる。兄も後者の方だ。そして神父( Jose Maria Pou :
ゴヤ (1999) GOYA / GOYA IN BORDEAUX 』)も後者の考えで、「神が生かしてくれる限り、彼は生きなければならない」という。

 ラモンは弁護士フリアが既婚であるにも拘わらず、彼女に恋に落ちる。そして、ラモンが体験を綴って若い頃に書いた「 Letters From Hell (直訳:地獄からの手紙)」という詩の本をラモンとフリアの二人で出版する。けれども、フリアにも脳の絶望的な疾患が見つかり、二人は運命共同体のように感じ、二人一緒に自殺したいとも考えるようだ。そんなにフリアに夢中なのに、別の女性にも心を乱されるラモン。

 その女性とはローザ( Lola Duenas :
トーク・トゥ・ハー (2002) HABLE CON ELLA (原題) / TALK TO HER (英題)
靴に恋して (2002) PIEDRAS (原題) / STONES (英題) 』)という、二人の子持ちのバツ一である。ローザはテレビでラモンのことを見て、一目惚れして訪問してきたのだ。彼女は製缶工場に勤め、決して裕福でない。彼女が来たのは、彼女自身の暮らしがよりよく感じられるようにだとラモンは思う。でも、人生は生きる価値があるのだとラモンが悟る手助けをしたくて来たのだとローザは主張する。二人は間もなくお互いに依存し合う仲になって、絆も深まり、ラモンを兄一家から引き裂くことになる。

  1998 年 1 月 12 日、遂にラモン・サムペドロは死ぬことができた。これには 11 人が彼の自殺幇助(ほうじょ)の複雑な計画に加担していた。その計画は細かい段階に分けられて、一つ一つの過程で一人ずつが行なうことは非常に単純で無意味なものなので、法律の殺人という罪には該当しないですむようになっていたのだ。そのうちの一人はビデオ撮影の係で全てを撮ったので、全過程に加担したことになるが。こうして、ラモン・サムペドロは 29 年間の四肢麻痺の暮らしに、尊厳死の権利を訴える運動を繰り返した後、ピリオドを打った。

 因みに、そのビデオはマドリード Madrid のテレビ局に持ち込まれ、大部分が放映された。(それを観たラモンの親戚は怒ったそうである。) ハビエル・バルデムは、首から下を動かすことの出来ない演技で、内面からの苦渋に満ちた表現を顔だけでするのに成功したと高く評価されている。

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■映画『 海を飛ぶ夢 (2004) THE SEA INSIDE 』の受賞

 映画『 海を飛ぶ夢 』は 2004 年 ベネチア(ヴェネチア)国際映画祭 Venice Film Festival で複数の賞に輝いた。監督・製作総指揮・脚本・編集・音楽の五役を務めたアレハンドロ・アメナバールは、審査員大賞 Grand Special Jury Prize と若き映画賞(?) Young Cinema Award を獲得し、金獅子賞 Golden Lion にもノミネートされた。ハビエル・バルデムは主演男優賞 Volpi Cup Best Actor を受賞している。

 この時の金獅子賞ノミネートは他にも、
ふたりの5つの分かれ路 (2004) 5X2
バース (2004) BIRTH
ハウルの動く城 (2004) HOWL'S MOVING CASTLE
悪女 (2004) VANITY FAIR 』等がある。

 また、『 海を飛ぶ夢 』は 2004 年アカデミー賞 Academy Awards の外国語映画部門スペインの代表作品にノミネートされた。

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■映画『 海を飛ぶ夢 (2004) THE SEA INSIDE 』のトリビア

 映画『 海を飛ぶ夢 』はスペイン・フランス・イタリアの合作なので、タイトル表示は色々ある。
MAR ADENTRO (スペイン語の題) = OUT TO SEA (英語訳)
MARE DENTRO (イタリア語の題) = SEA WITHIN (英語訳)
THE SEA INSIDE (英語の題) 等。邦題は海外の諸タイトルの「海」をもらって『 海を飛ぶ夢 』。
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【『 海を飛ぶ夢 』のスタッフとキャスト】
監督: アレハンドロ・アメナバール Alejandro Amenabar (Directed by)
製作: エミリアーノ・オテギ Emiliano Otegui (line producer)
製作総指揮: アレハンドロ・アメナバール Alejandro Amenabar (executive producer)
    フェルナンド・ボヴァイラ Fernando Bovaira (executive producer)
脚本: アレハンドロ・アメナバール Alejandro Amenabar (Writing credits)
    マテオ・ヒル Mateo Gil (Writing credits)
撮影: ハヴィエル・アグィレサローベ Javier Aguirresarobe (Cinematography by)
編集: アレハンドロ・アメナバール Alejandro Amenabar (Film Editing by)
音楽: アレハンドロ・アメナバール Alejandro Amenabar (Original Music by)
美術: ベンジャミン・フェルナンデス Benjamin Fernandez (Production Design by)

出演: ハビエル・バルデム Javier Bardem as Ramon Sampedro
    Belen Rueda as Julia
    Lola Duenas as Rosa
    Mabel Rivera as Manuela
    セルソ・ブハッロ Celso Bugallo as Jose
    Clara Segura as Gene
    Joan Dalmau as Joaquin
    Jose Maria Pou as Padre Francisco

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<もっと詳しく>

ストーリー展開の前知識やネタバレがお好みでない方は、読まないで下さい。

 映画『 海を飛ぶ夢 (2004) MAR ADENTRO (西題) / MARE DENTRO (伊題) / THE SEA INSIDE (英題) 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
      IMDb
      allcinema ONLINE
      Nostalgia.com
      CinemaClock.com
■映画『 海を飛ぶ夢 』の更新記録
2004/11/09新規: ファイル作成
2004/12/05更新: ◆一部テキスト追記と書式変更
2005/01/05更新: ◆タイトル変更
2005/09/05更新: ◆データ追加
2005/10/13更新: ◆追記
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幸田 幸
coda_sati@hotmail.com
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